オメガ転生。

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学園生活

一掃せよ!

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「さて、報告書は…あぁ、流石仕事が早いな…」

机の上に山積みにされたものを、パラパラとめくり確認する。そして…
少し気になるものを見つけた。
これは…

「その件は、私が処理したいと思います。自分の部隊が適任かとおもいますので」
「そうだなぁ…まぁ、やりすぎるなよ」

側に控える上月にそう指示を出す。
思わず口角が上がるのは許してもらおう。
コイツも今回の件で、徹底的にやりたいんだろうからな…

あの時の…

「失礼します」

ノックの後、そう言って入ってきたのは、今呼びに行かせた者だ。
スッと入ってきた見た目は…なかなかなんだけどよ…

「閣下、今、僕に対して余計な事を考えていませんでしたか?」
「あっ…それは気のせいだ。はははっ…」

コイツもなかなかの者だから、取り扱い注意だ。
騎士団には色んな者達がいるが…
容姿や個性もそうだが…
そんな事はどうでも良いか…

「如月。お前に特殊任務を言い渡す」
「はっ!」

ピシッと姿勢を正し、指令を待つあたりは、さすが軍人という感じか。
まぁ、そう訓練しているからな…

特殊用紙に書いた指令書を渡す。
如月がザッと目を通した後、それは燃えて消えた。

極秘指令であるから、他に漏れるわけにはいかない。
今回の件で重要な仕事だからな…コイツにしか…そう、コイツの部隊のものにしか任せられないものだ…

「了解いたしました。お任せください」

コイツもニヤリと笑う…
その顔でそれは…怖いかもなぁ

「まぁ、無理はするな。危険やその他で、無理と判断したら引け。判断は任せる」
「了解しました。では、すぐさま…」
「あぁ…」

本当、見た目は天使のように可愛らしいのになぁ…
軍人特有の…とは違う感じなんだが…
この件はコイツが適任なんだが…心配だ…
相手が…まぁ、そんな事は言ってはおれないが…
これは俺の中に閉まっておくべきだな…

部屋から出ていくのを確認して、大きなため息が出たのは許してもらおう…
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