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異世界から来た華
胸を借りて
その日の晩はなかなか寝付けません。
ベットの上でゴロゴロしたり、窓辺に近ず居て外の景色を眺めます。
街灯みたな松明が所々で見受けられます。
月明かりと、星空。
松明の明かりでほのかに中庭が見えます。
私の家からも星空が見えていたなぁ………
兄様とサチと、母と父と……
歩いた夜道を思い出す。
お祭り帰りや、蛍も見に出かけた事もある。
今はもう無い。
空襲で燃えて無くなった。
兄様だけでも助かってたら良いのに……
特攻隊で出陣したとの知らせ。
無事なはずが無いのに、実際に兄の亡骸を見たわけでは無いから実感が湧かない。
あの戦場下で、あの場所で、あのままで私が助かっていたかは判らない。
何故か私はこの世界にいる。
大切にしてくれるひと………
守ってくれるひとがいる。
このまま、流されても良いのだろうか……
何時迄もお世話になる訳にはいかないよね。
母が良く言っていた。
「働かざる者食うべからず……」
そう言われながら、お手伝いしていた。
母ほどは出来ないけどね………
ここを出て、頑張らないと……
ボーッと眺めて、涙が滲んできた。
コンコンコン
ドアのノック。そして、そっと入ってくる。
「アキコ………」
涙を袖口で急いで拭う。
「泣いていたの………」
私を壊れ物を扱うように、そっと抱きしめる。
「ディ…………」
様が言えなかった。
涙がまたこぼれ出す。
「君が悲しんでいる気がしたから……どうしたの……」
私の涙を唇で拭い取る。
恥ずかしい………そう思った。
逃げ出そうとも………
でも出来なかった。
ディの温もりを感じて……しばらく泣いた。
彼の胸を借りて………
何も言わず抱きしめてくれる。
時折頭を撫でたり、背中をさすったりと…あやしてくれる。
「大丈夫だよ……私が側にいる……側にいて……」
そう呟きながら。
ベットの上でゴロゴロしたり、窓辺に近ず居て外の景色を眺めます。
街灯みたな松明が所々で見受けられます。
月明かりと、星空。
松明の明かりでほのかに中庭が見えます。
私の家からも星空が見えていたなぁ………
兄様とサチと、母と父と……
歩いた夜道を思い出す。
お祭り帰りや、蛍も見に出かけた事もある。
今はもう無い。
空襲で燃えて無くなった。
兄様だけでも助かってたら良いのに……
特攻隊で出陣したとの知らせ。
無事なはずが無いのに、実際に兄の亡骸を見たわけでは無いから実感が湧かない。
あの戦場下で、あの場所で、あのままで私が助かっていたかは判らない。
何故か私はこの世界にいる。
大切にしてくれるひと………
守ってくれるひとがいる。
このまま、流されても良いのだろうか……
何時迄もお世話になる訳にはいかないよね。
母が良く言っていた。
「働かざる者食うべからず……」
そう言われながら、お手伝いしていた。
母ほどは出来ないけどね………
ここを出て、頑張らないと……
ボーッと眺めて、涙が滲んできた。
コンコンコン
ドアのノック。そして、そっと入ってくる。
「アキコ………」
涙を袖口で急いで拭う。
「泣いていたの………」
私を壊れ物を扱うように、そっと抱きしめる。
「ディ…………」
様が言えなかった。
涙がまたこぼれ出す。
「君が悲しんでいる気がしたから……どうしたの……」
私の涙を唇で拭い取る。
恥ずかしい………そう思った。
逃げ出そうとも………
でも出来なかった。
ディの温もりを感じて……しばらく泣いた。
彼の胸を借りて………
何も言わず抱きしめてくれる。
時折頭を撫でたり、背中をさすったりと…あやしてくれる。
「大丈夫だよ……私が側にいる……側にいて……」
そう呟きながら。
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