鬼の華

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学園で

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学園での生活が、2人の影響か、少し変わった。
大体側にいるか、彼らの目の届くところにいる。

せっかくできた友人を、大切にしたいとお願いした事も、関係していると思う。

渋々だったが、友人との昼食は、彼らの目の届くところならと許可をもらった。
体育は男女別れるが、でも、ほぼ同じ場所だった。
体育館を半分ずつに区切られ、男女分かれているから……

前は、男女完全に別の場所だったと思うんだけどなぁ~~
どうしてなのかは、わかりかねた。
まさか、学校に何かした……って事ないよね……いくらなんでも

きっと考えすぎよ……

そんな事をふと考えながら、ボールを追いかけるから………
ズキっと足首に痛みを感じた。

「うっ」

足捻った。
痛みでしゃがみ込む。

友人達が驚いて振り向いてくれた……

「大丈夫?」

そう言われ、近づいてきてくれてたんだけど、途中で足を止めている。
痛みをこらえながら、友人達の視線の先には……

「大丈夫か?」
「あぁ、足を捻ったのか」

そう言って、ここぞとばかりに抱き上げられる。

「大丈夫だから、離して……」
「暴れるな。直ぐ直してやるから。」

そう言うなり、コートの外に連れ出され、床に座らされて、捻った足をさすられた。
ほのかに温かく感じ、痛みが引いていくのがわかる。

「これで大丈夫だろう。他は……大丈夫そうだな…」
「あっ……ありがとう。もう大丈夫だから、戻って……」
「保健室に連れ込んで、直した方が良かったか……」

そう呟かれ、顔を覗き込まれる。
多分、今私の顔は真っ赤に染まってるだろう……
恥ずかしい……

「大丈夫だから、お願い戻って……」

そう言って、2人から逃げるように友人の方にかけていく。

「仕方ないなぁ。」
「可愛い。」

そう言って、2人は戻ってくれたけど、冷たい視線と、冷やかしの視線で恥ずかしい思いをしながら、授業続行した。

「2人は、まるで騎士みたいだね。」

友人にはそう冷やかされてしまった……
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