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トラブル発生
これは?
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フリードの手にはパチパチと火花が散っているような物が見えた。
さっき飛んできた稲妻か?
稲妻は俺とみゆきさんの間に落ちた。
落ちる瞬間、みゆきさんは僕から飛び退いたから、2人の間には距離がある。
「俺に当たったら、どうすんだよ!!」
思わず叫んでしまった。
場違いなことを叫んでしまった。
場違いなことをはわかるが、動揺してるから仕方ない。
クスクス笑いながら、フリードが答える。
「大丈夫。ユキには髪の毛一筋も傷つけませんから。」
そう言って、又稲妻を落とす。
みゆきさんに向けて…
「オノケリス!彼に触れないでください。汚れます。」
「あ……貴方様が……なぜ?!」
「なぜお前がこの世界に来たのかは知らないけど、悪戯は許さないよ。しかも、私の宝に手を出すことも!」
オノケリスと呼ばれているみゆきさん。
オノケリスって何だ??
「ユキ、危ないから、少しじっとしててくださいね。」
そう言って、もう片方の手で何かを描いている。
すると、その描かれた物が足元に浮かぶ。
それはやがて、ドーム状になり、その中に閉じ込められた。
「これで安心して遊べます。」
にや~っと黒い笑みがこぼれている。
こえ~っ…
フリードは笑いながら、稲妻やら、炎やらをぶつけている。
周りに一瞬火の粉が飛び散ったりしているが、それは直ぐに消えていた。
ただ、オノケリスと呼ばれた異形の姿…
みゆきさんの姿が無惨になっていく。
血を吹き出し、手足をもがれ、焼かれ……
やがてそれは動かない塊となって塵と消えた。
あまりの衝撃に頭が真っ白になった。
信じられない光景だったから…
何かの特撮??どっかで撮影でも??
なんて現実逃避してしまうのも、仕方ないと思う。
つまらなかった……そんな表情をして近づいてくるフリードに畏怖の念を覚える。
いつしかドーム状の物は消えていた。
フリードが手を伸ばしてくる。
俺は思考がいっぱいいっぱいになったためか、意識がとんだ。
倒れこむ俺をフリードが抱きしめたまでは覚えているが、後はわからない。
気がつけば寝室だった。
さっき飛んできた稲妻か?
稲妻は俺とみゆきさんの間に落ちた。
落ちる瞬間、みゆきさんは僕から飛び退いたから、2人の間には距離がある。
「俺に当たったら、どうすんだよ!!」
思わず叫んでしまった。
場違いなことを叫んでしまった。
場違いなことをはわかるが、動揺してるから仕方ない。
クスクス笑いながら、フリードが答える。
「大丈夫。ユキには髪の毛一筋も傷つけませんから。」
そう言って、又稲妻を落とす。
みゆきさんに向けて…
「オノケリス!彼に触れないでください。汚れます。」
「あ……貴方様が……なぜ?!」
「なぜお前がこの世界に来たのかは知らないけど、悪戯は許さないよ。しかも、私の宝に手を出すことも!」
オノケリスと呼ばれているみゆきさん。
オノケリスって何だ??
「ユキ、危ないから、少しじっとしててくださいね。」
そう言って、もう片方の手で何かを描いている。
すると、その描かれた物が足元に浮かぶ。
それはやがて、ドーム状になり、その中に閉じ込められた。
「これで安心して遊べます。」
にや~っと黒い笑みがこぼれている。
こえ~っ…
フリードは笑いながら、稲妻やら、炎やらをぶつけている。
周りに一瞬火の粉が飛び散ったりしているが、それは直ぐに消えていた。
ただ、オノケリスと呼ばれた異形の姿…
みゆきさんの姿が無惨になっていく。
血を吹き出し、手足をもがれ、焼かれ……
やがてそれは動かない塊となって塵と消えた。
あまりの衝撃に頭が真っ白になった。
信じられない光景だったから…
何かの特撮??どっかで撮影でも??
なんて現実逃避してしまうのも、仕方ないと思う。
つまらなかった……そんな表情をして近づいてくるフリードに畏怖の念を覚える。
いつしかドーム状の物は消えていた。
フリードが手を伸ばしてくる。
俺は思考がいっぱいいっぱいになったためか、意識がとんだ。
倒れこむ俺をフリードが抱きしめたまでは覚えているが、後はわからない。
気がつけば寝室だった。
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