魔王の宝珠

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仮契約から本契約へ

昨日のは?

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はて?

起きたは良いが、昨日の記憶がない。
というか、虫食いのようにしか覚えてない。

キッチンからはコーヒーの薫りがしてくる。
着替えて、食卓へ
いつもどおりの朝だ

フリードはニコニコしながら、「おはよう」と声かけてきた。

「ん?おはよう。何か良いことあった?」
「どうしてですか?」
「何か、むちゃくちゃ機嫌良さそう。」
「まぁ、色々と…」

クスクス笑いながら、朝食をすすめてくる。

答えてくれそうにないから、まぁいいか…と流した。

「俺さ、昨日なんか変わったことなかった?」

今朝はサンドイッチとコーヒーだ。
このサンドイッチ、うまっ!!

食べながらフリードに声かける。
キョトンとしたフリード。

「どうしたのですか?体調が??」
「ん~何か疲れてるのか、昨日の記憶が曖昧でさ」

顎に手を添えて考えている動作のフリード。

「仕事疲れで、ゆっくり寝ると言ってませんでしたか?」

そうだっけ?
あっ、なんかそんな気がしてきた。

「寝すぎですかね?」

クスクス笑われた。
笑われると、何か悔しい。

「ユキ、今日も休みですよね?仕事でしたか?」

なんだ?

「ん?休みだけど、有休。なんで?」

「私は少し友人の所に行く約束があるので、出かけてきますが、1人で大丈夫ですか?」

「子供じゃないから、大丈夫だよ。てか、子供扱いし過ぎじゃない?」

「子供扱いしてませんよ。恋人扱いと言ってください。」

「ほへ??」

「だから、恋人ですよ。」

耳元で囁かれた。
顔が真っ赤になる。

クスクス笑うフリード。
絶対からかわれたんだ。

「俺をオモチャにするな!!からかいやがって!」

ソファーに座り、クッションかかえてぷんすか怒る。

「からかったわけではないんですけどね~いい加減自覚してくれてもいいんですけど…この鈍さがまた可愛い…」

小声で呟かれ、聞き取れなかった。

「ユキ、昼食は冷蔵庫に作りおきしてますから、温めて食べてくださいね。」

そう言いながら、側にくる。

「ユキ?」
「なんだよ!」
「行ってきます。」

ソファーの後ろから抱きしめてきた。
つむじにキスされる。
外国人は、やっぱりスキンシップが激しい…

「行ってらっしゃい。友人とゆっくりな。」

振り返り、そう言って送った。

フリードはそのまま出ていった。

さて、俺はどうしようかなぁ。
そうだ、録画してた映画でも見るか。

テレビのリモコンを操作する。
もう、昨日の事は気にしてなかった…


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