魔王の宝珠

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魔界に連れ込まれ

片付け

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緋の魔王であるルカリオンと、白の魔王アルフレッド。

ルカリオンは妻子が人間界にいるからと、よく行き来していたはずだ。
この世界から逃げた者達が向こうからの世界で悪さをしないように、家族にちょっかいを出ささないようにしていたはず。

アルフレッドは兄と二人で国を納めていたが。アルフレッドの方が魔力が上で、魔王として君臨するものと思っていたが、兄をたてたらしい。兄は自分では力不足だからとアルフレッドを説き伏せていたが、結局二人で統治し、兄が亡くなってアルフレッドが魔王となった。きっかけは…確か愛しいものができたから…とか言ってたなぁ。

で、以前から時々過去の大きな争いのなか、逃げ出した者達が私たち魔王の護るもの、いわゆる弱点が出来たからと活発に活動し始めた。

ルカリオンが妻を娶ったときも、弱点だとちょっかいをかけてこてんぱんに殺られたのに、もう忘れてるのか。護るものができて、さらに強くなってるのがわからないようだ。

私の方も、ユキを娶ったからと、ゴタゴタが起きている。まぁ、丁度いい掃除になるから良いのだが。
ユキの体調を考えると、ユキにわからないように片付けた方が良いだろう。

黒のは今は何も言ってなかったから、落ち着いてるのか?黒の魔王イオニシス。

今度は落ち着いたら4人で飲もうと話している。そう遠くはないと思うが…

さてと、ユキとのお楽しみを邪魔したおバカさんを片付けましょうか。
部下数名に指示を出す。

「狩の時間です。さっさと片付けますよ。」

魔力を展開して、部下が敷いた包囲陣にさらに強い包囲陣をしく。逃がすと面倒ですからね…

「頑張って抵抗してくださいね。でないと面白くない」
思わず黒い笑みが溺れる。舌で唇をなめてみる。

合図を送り、一気に畳み掛ける。
あちこちで、爆音と爆風が巻き起こる。
数時間、地面が揺れ、大気が乱れるのだった。



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