魔王の宝珠

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魔界に連れ込まれ

愛おし過ぎる

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のぼせたユキを介抱する。
布団に横たわらせ、時折口移しで水を飲ませた。
荒くなっていた息もだんだん落ち着き、ほっとする。

少しやり過ぎたか………でも、可愛らしいし、愛しいし
疲れを癒して貰いたかったからなぁ………

ユキの腹の中の子供達が文句を言っている。

「もう!やり過ぎです!」
「これだから……困ったもんだ」
「何事も程々ですよ!」

まぁ、内容的にはこんな感じだ。
魔力で微風を起こして、ユキの身体を冷やす。

この近くでの予定は済んだから、明日城に帰ろう。
帰ったら、子供達の準備もしないと……

魔王としての仕事は今回ので落ち着くはずだ。
よって、ユキと相談しながら、乳母の件や子供部屋。
衣服も揃えてやらないといけないし
最初のプレゼントである名前も考える必要がある。

考えるだけで頬が緩むのがわかる。
ユキのお腹を摩りながら、我が子に声かける。

元気で育って欲しい。
ユキを支えて欲しい。
家族で幸せを築いて行こう……

そう呟きながら……
「ん…………」
「ユキ?大丈夫か?」
「毎回思うが、やり過ぎなんだ。少しは加減しろよ……」
「そうしようとは毎回思うのだが、ユキには無理だ。愛おし過ぎる。魔族だから、仕方ないよ」
「………………」
「ユキ……諦めて……」

そう言って、ユキの唇を貪ってしまった。
身体がユキを求めるが……そこは少し我慢しよう……

ユキを抱きしめて、再度幸せを噛みしめた。
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