4 / 8
うさぎになるだけの話
しおりを挟む
うさぎはかわいい
ふわふわの毛と愛らしい顔。
私はうさぎが大好きだ。
自慢ではないが、私はもともと耳が長く、うさぎちゃんと呼ばれていた。
しかし、それは小学生まで。
中学に入る頃にはこの耳のせいでいじめが始まった。
耳がおかしいだけで、妖怪呼ばわり。
ならば…
うさぎになればいいんだ。
うさぎの毛を移植し、耳をさらに長くして位置を変えた。
鼻をピンクに3角にし、目はまんまる、口はばつの形。
私はうさぎになれた。
そんな私は社会から冷たい目で見られた。
こんなにかわいらしいうさぎなのに。
辛さから逃げるためなのに…
さらに辛くなった…
真っ白でつややかな毛。
長く上に伸びたかわいらしい耳。
小さい鼻。
ずっと泣き続けた彼女の目は
うさぎのように真っ赤だったとさ。
ふわふわの毛と愛らしい顔。
私はうさぎが大好きだ。
自慢ではないが、私はもともと耳が長く、うさぎちゃんと呼ばれていた。
しかし、それは小学生まで。
中学に入る頃にはこの耳のせいでいじめが始まった。
耳がおかしいだけで、妖怪呼ばわり。
ならば…
うさぎになればいいんだ。
うさぎの毛を移植し、耳をさらに長くして位置を変えた。
鼻をピンクに3角にし、目はまんまる、口はばつの形。
私はうさぎになれた。
そんな私は社会から冷たい目で見られた。
こんなにかわいらしいうさぎなのに。
辛さから逃げるためなのに…
さらに辛くなった…
真っ白でつややかな毛。
長く上に伸びたかわいらしい耳。
小さい鼻。
ずっと泣き続けた彼女の目は
うさぎのように真っ赤だったとさ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる