ニゲロ

黒タコ

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曲を聞くだけの話

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鳥という曲があった。
朝の清々しい空気が表現されているような澄み切った曲で私は大好きだった。

ただ、最後は不協和音で終わる。
ここが気に入らなかった。
ピアノの鍵盤を赤ちゃんが手で押して出すような。
考えられていないような音。
ぶつかりまくっている。
澄んだメロディで終わっていればもっと良かったと思う。



鳥という曲を作った。
土曜日の清々しい空気を表現していた。
澄み切ったメロディを並べた。

日曜日になった。
月曜日が来るのが気に入らなかった。
明日からまた社畜になるのだ。
仕事が嫌だった。死ぬほど嫌だった。



僕は月曜日から逃げた。
ピアノのキーボードのコードで首を吊った。
苦しかった。







足で鍵盤を蹴っていた。










僕は


曲になった
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