ある日突然創造主になりました

RENO

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4. 命名しました

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 「それでは、零二様。第77惑星の名付けをお願い致します。名付け後惑星に関する機能を起動させ、惑星干渉を開始いたします」
 「おっ! そうだな! ……なんかドキドキするな」

 惑星に名前をつけるなんて大事をほんとに俺に任せちゃって良いの!? と思わなくもないが、こんな機会もう二度とないと思うので真剣に考える。
 が、俺が真剣に考えたところで容量少ない脳みそが突然名案を出してくれる訳もないので結局簡単に名付ける事にした。

 「そうだな……日本ぽい名前が良いな」

 もう戻れないだろうけど、日本で過ごした事は忘れたくないしな……なんて柄にもなく感傷的になってしまった。

 「よし! 決めた!! 名前はナナホシにしよう!」
 「了解しました。惑星ナナホシ……登録完了しました。これより惑星干渉を開始いたします」

 名付けた途端、目の前の球体が眩く光りだしたので咄嗟に目を閉じた。
 光が収まって来たのを感じて目を開けたら、目の前のオブジェが劇的な変化を遂げていた。

 「え!? 何これ!?」

 俺は目の前の光景に呆然とした。
 いや、だって、目を開けたら目の前のオブジェが惑星っぽくなってたんだょ!? そら驚くわ!
 プロジェクションマッピングも真っ青のリアルさだよ! 海っぽいのとかあって動いてるし!
 俺はつい目の前のオブジェに手を伸ばした。
 俺の指先がオブジェに当たった途端、ステータス画面? が目の前に表示された。

 『現在の設定では直接干渉は出来ません。モードをマニュアルに変更して下さい』

 なるほど、つまりこのオブジェは実際の惑星の様子をリアルタイムで再現してるって事か? まぁ、今の俺はマニュアル操作に切り替えてサクッと操作できるほど技術も経験もないのでミウさんに全てお任せ状態だが。

 「零二様、どのような惑星にいたしますか?」
 「へっ!? え、どのような惑星にいたしますかって……それ、選べるの!?」

 ミウさんからの予期せぬ質問に、つい間抜けな声が出てしまった。

 「はい。制限はもちろんありますが、基本的には零二さんの想像通りに作り上げる事が可能です」
 「マジか……。いや、でも、ほら、俺初心者だし、ミウさんの意見を参考にしたいかなー? と思ったりするんですよ」

 正直こうしたい、ああしたいというのはある! だけど、当たり前だが何せ惑星を1から作り上げるなんて初めての事だし、どうしても腰がひける。
 とりあえず、ここは万能ミウさんに頼っとくのが吉だと判断したのだ。
 ビビりと笑うなら笑えぃ!

 「了解しました。では零二様のイメージを読み込む為に、ただ今より本機能とリンクさせてもよろしいですか?」

 と、ミウさんいきなりとんでもない事言い出しましたよ!

 「いやいや待て待て! リンクって何!? それ、また俺倒れちゃうやつじゃないの?」
 「リンクとは汎用型管理者サポートシステム 全機能搭載型α ver. 個体識別No.α-35の機能と零二様の機能を連結し一本化させる事を指します」
 「うん、リンクの意味は知ってる。いや、そうじゃなくてね」

 機能って、俺は機械か! と思わずツッコミそうになったがぐっと堪える。

 「なお、リンクによる零二様への負担を軽減する為システムを改変し、カテゴライズした分野だけを連結可能に致しました」
 「う、うん、ミウさんがめちゃくちゃ万能なのは分かった。けどね……」
 「改変終了後のリンクでの零二様への負担は一時的な微熱と軽微な頭痛及びごく軽度の倦怠感との演算結果が出ました。リンクは今後の業務にも運用出来ますので、最良の選択だと判断しました。零二様の質問に対する回答は以上です」

 何だろう……ミウさんはサポートシステムのはずなのに、この有無を言わせない感じ。
 まるでここまでお膳立てしてやったんだからまさか嫌とは言わないよなぁ?と言われているかのようだ。
 いや、気の所為だろう多分、きっと……そうであって欲しい。

 「あー、うん……じゃあ、リンク……する?」

 この期に及んで疑問形なのはせめてもの抵抗だ。
 しかしミウさんに感情の機微が通用する訳もなく、すぐさま了承されたがね。

 「了解しました。それではリンクを開始します」

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