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「え?あれ?」
グレンの顔の向こうに青空が見える。グレンの黒髪もそよそよと風に揺れていて、どう考えてもここは外だ。
「戻ったのか?」
私に伸し掛かっていたグレンが身体を起こすと、左隣を見て動きを止めた。
「あー、うまくいったみたいだね。良かったねー」
どこか疲れたようなフィルの声に横を向くと、フィルも私と同じように地面に仰向けで寝転んでいた。
「気持ちよかった?」
死んだ魚のような目をした全裸のフィルに見つめられて、私もグレンも全裸な事を思い出した。
「ふわー!」
驚きすぎて奇声を発してしまった。
グレンがフィルと私の間に身を置き、私をフィルから隠そうとしてくれたので、私も起き上がりグレンの背中に隠れた。
「あー、大丈夫。今はラナの裸を見てもなんにも反応しないから」
「……何があった?」
グレンの問いかけに、フィルは寝転んだまま虚空を見つめて語りだした。
「魔女のお姉さんがさー。二人がかりで上から下から同時に攻め立てて、ラナに性の喜びを教えてあげなさいって言うんだよ。だから、それもいいけど、そこに拗らせた童貞がいるから、お姉さんの力で脱童貞させてやってとお願いしたんだ」
「拗らせた童貞って、お前……」
グレンは何か言いたげだったけど、フィルはお構いなしに続ける。
「まずはラナにディルドをつけさせて、グレンの処女から奪わせようとする魔女のお姉さんを止めるのは大変だったよ」
フィルの言葉に私もグレンも無言になる。ちょっと何を言っているのか分からない。
「なんとか順を追って進めさせようとしたけど、グレンがラナのおっぱいをしゃぶって我慢できなくなった辺りで、魔女のお姉さんも我慢できなくなったみたいで、最後の一滴まで搾り取られたよ……」
ははっと乾いた笑いを漏らすフィルに、私もグレンも言葉を失った。
「え、待って。フィル……見てたの?」
ハッと気が付きグレンの背中越しに聞くと、フィルは世界の真理に辿り着いた賢者のような顔を私達に向けた。
「最後までは見てないから安心して。それどころじゃなかったから」
どこからどこまで見ていたのか聞きたかったけど、煩悩まみれのフィルから煩悩が消えていて、それ以上何も聞けなかった。
「最高だったけど、もうホント最後の一滴まで搾り取られて腰が立たない……どっちでもいいから回復魔法かけて」
「……とりあえず、服を着てからな」
「当分勃つ気がしない……」
天を仰いでポツリと呟くフィルの身に何が起きたのか、ついさっき初体験を終えたばかりの私には想像もつかなかった。
「ラナ、飲みすぎだ。それぐらいにしておけ」
「えー、まだまだ夜はこれからなのに?」
魔女との遭遇から一週間経ち、私とグレンは定宿の食堂兼酒場で晩ごはんをいただいていた。
フィルは昨日までは、公園のベンチで日向ぼっこをするおじいちゃんみたいな顔をして一緒にご飯を食べていたけど、今朝には「今日はいけそうな気がする」と言い出して、夜になると一人でどこかに行ってしまった。
明日には完全にいつものフィルに戻っている事だろう。
「まだまだこれからだからだろ」
私からグラスを奪ったグレンの顔は少し赤くなっていた。
「え、それってつまりは……どう言う事?」
フィルとグレンは同室で、夜出歩かなくなったフィルを気にして、グレンが私の部屋に来る事はなかった。
フィルは気にせずどうぞと言っていたけど、次の日どんな顔で会えばいいか分からないし、部屋は隣同士だから声とか気になるし、とにかく何もなく一週間が過ぎていた。
フィルのいない今、顔を赤くするグレンの想いなんて分かりきっているけど、どうせならグレンの口から直接聞きたかった。
「本当に分からないと言うなら、サルファー理論における詠唱時供給魔力の最大効率と最適負荷について夜通し語ってもいいんだぞ」
「隣で語ってくれるならそれでもいいけど、多分寝ちゃうよ?」
照れ隠しなのかどこか怒った口調のグレンに、素知らぬ顔でそう言うと、グレンは至極真面目な顔を私に向けた。
「は?寝かす訳ないだろ」
その顔はうふふな意味での寝かせないではなくて、サルファー理論がうんたらを一晩聞かせるつもりの顔なんだろうか。
「あの、どう言う事か分かってるから、そう言う意味での寝かせないでお願いしたいんだけど……」
慌てて言うと、グレンは意地悪そうな笑みを浮かべた。
「そう言う意味って、どう言う意味だよ」
グレンからの甘い囁きを期待したのに、なぜか攻守交替していた。
「どう言うって……」
仕方ないので私は隣に座るグレンの耳元に口を寄せた。
「グレンといっぱいエッチしたい。いっぱい、しよ?」
囁いた後で誘うようにグレンの顔を見ると、なんだか難しい顔をしていた。
「もうちょっと恥じらいも欲しいと言うか、こなれた感じがどうもと言うか。じゃあ正解はなんだと言われたら、これはこれで有りな気もしてくるし……」
「ねえ、しないの?」
ブツブツなんか言っているグレンに声をかけると、グレンはグラスに残ったお酒を一気に飲み干した。
「するに決まってる」
グレンはテーブルにお金を置きながら立ち上がると、私の手を引き二階にある私の部屋へと向かった。
部屋に入るとグレンは私を押し倒すようにしてベッドに雪崩込んだ。
「グレン、好き」
「俺だって」
抱きついて想いを告げれば、グレンも抱きしめ返してくれた。
どちらからと言うことなくキスが始まり、それはすぐに舌を絡ませ合う激しいものになった。
「ふっ、うんっ……ん、ちゅっ……ふ、あっ……」
やっぱりグレンはキスが上手なんだろう。あっと言う間に私を、とろとろに蕩けさせてしまう。
「んうっ……はあっ……気持ち、いい……」
「ああ……」
グレンの声が低く掠れていて、その声にもどうしようもなくドキドキした。
「グレン……もっと、気持ちよくして」
「寝かせない約束だからな」
グレンは意地悪な笑顔を浮かべながら、私の着てるものを脱がせていった。時折肌に落とされるキスがくすぐったくて気持ちいい。
「あっ、んうっ……ああっ……」
グレンに触れられるところ全てが気持ちよくて、私を見下ろすグレンをもっととねだるように見つめてしまう。
「なんだ、もう欲しいのか?」
「う、んっ……もう、入れて……」
私の言葉に、ゆっくりと割れ目をなぞっていたグレンの指の動きが止まった。
「夜は長いんだ。もうちょっと楽しんでからな」
そう言うとグレンは私の膝に手をかけて、持ち上げるようにして引き寄せた。
「あっ、だめっ、まっ……ひあっ……だ、めぇっ……」
私の足はグレンの肩に乗せられて、自ずと局部がグレンの顔のすぐ近くにきてしまう。
臭いの事が気になって止めようとしたけど、グレンは慌てる私を薄い笑みを浮かべてちらりと見てから、舌を伸ばしてきた。
「あのっ、やっ……ああっ……やだっ、あっ……んううっ……」
グレンは嫌がる私に見せつけるように、舌での愛撫を続ける。
嫌なのに、もうどうしようもなく気持ちよくて腰が揺れてしまう。
「凄いな、トロットロ……」
私の足の間で笑うグレンの口周りが濡れて光っていて、恥ずかしさに一気に体温が上がった。
「やだ、いや……」
「こんな濡れてるのに、嫌なわけないだろ」
舌先で割れ目を突きながら楽しげに笑うグレンを恨みがましく見つめる。
「だって……臭いから、ダメ……」
「なんだ、それ」
私の言葉にグレンは舌を引っ込めた。そのまま顔も離して欲しい。
「グレンが魔女に犬にされた時、臭くてスカートの中で気絶してたでしょ」
「はあ?」
恥を忍んで事実をつげると、グレンは間の抜けた声を出した。
「いや、グレンとそうなる可能性を考えて、ちゃんとお手入れはしてたつもりだけ、どっ……ああっ……」
まだ話している途中なのに、グレンに吸い付かれてそれどころではなくなる。
「気がついたら、好きな子のスカートの中でパンツに鼻を突っ込んでたんだ。固まるに決まってる」
「ふっ、んんっ……やっ……ああっ……」
喋りながら指を抜き差しするグレンにもう何も言えなくなった。
「それに、甘くていやらしい匂いだって、言っただろ?」
「ひっ、ああっ……」
舌を差し込む勢いで舐められて、私はもう臭いの事を気にするのを止めた。気持ちよすぎて、もうどうでもいい。
「あっ、あああっ……グ、レンッ……ああっ……」
更なる快感を求めてビクビクと腰が揺れてしまう私に、グレンは舌と指を駆使して応えてくれる。
時折聞こえるグレンの興奮したような息遣いや呻き声に、堪らなくドキドキした。
「グレンッ……もっ、ああっ……いいっ……」
「そうか、気持ちいいか」
執拗に口と指で私を攻め立てるグレンに、もう入れてとお願いしようとしたけど言葉にならなかった。
ついでに言うと、いいは気持ちいいのいいではなくて、もういいのいいなんだけど全く伝わっていない。
「ちがっ、うっ、あっ……ああっ……」
「なんだ、もっと欲しいのか」
そう言うとグレンは指で中を擦りながら、クリトリスに吸い付いて舌で突いた。目の奥で星が瞬くような激しい快感に、腰がガクガク揺れてしまう。
「あ、ああっ……あああっ!」
なんか、前も言いたい事も言わせてもらえず、イカせまくられたなとちらりと思ったけど、快感に身を任せる内にそんな思考はどこかに行ってしまった。
「まだまだ夜はこれからだからな」
私の足の間で意地悪そうに笑うグレンにときめきながら、これは本当に寝かせて貰えないかもしれないと思った。
グレンの顔の向こうに青空が見える。グレンの黒髪もそよそよと風に揺れていて、どう考えてもここは外だ。
「戻ったのか?」
私に伸し掛かっていたグレンが身体を起こすと、左隣を見て動きを止めた。
「あー、うまくいったみたいだね。良かったねー」
どこか疲れたようなフィルの声に横を向くと、フィルも私と同じように地面に仰向けで寝転んでいた。
「気持ちよかった?」
死んだ魚のような目をした全裸のフィルに見つめられて、私もグレンも全裸な事を思い出した。
「ふわー!」
驚きすぎて奇声を発してしまった。
グレンがフィルと私の間に身を置き、私をフィルから隠そうとしてくれたので、私も起き上がりグレンの背中に隠れた。
「あー、大丈夫。今はラナの裸を見てもなんにも反応しないから」
「……何があった?」
グレンの問いかけに、フィルは寝転んだまま虚空を見つめて語りだした。
「魔女のお姉さんがさー。二人がかりで上から下から同時に攻め立てて、ラナに性の喜びを教えてあげなさいって言うんだよ。だから、それもいいけど、そこに拗らせた童貞がいるから、お姉さんの力で脱童貞させてやってとお願いしたんだ」
「拗らせた童貞って、お前……」
グレンは何か言いたげだったけど、フィルはお構いなしに続ける。
「まずはラナにディルドをつけさせて、グレンの処女から奪わせようとする魔女のお姉さんを止めるのは大変だったよ」
フィルの言葉に私もグレンも無言になる。ちょっと何を言っているのか分からない。
「なんとか順を追って進めさせようとしたけど、グレンがラナのおっぱいをしゃぶって我慢できなくなった辺りで、魔女のお姉さんも我慢できなくなったみたいで、最後の一滴まで搾り取られたよ……」
ははっと乾いた笑いを漏らすフィルに、私もグレンも言葉を失った。
「え、待って。フィル……見てたの?」
ハッと気が付きグレンの背中越しに聞くと、フィルは世界の真理に辿り着いた賢者のような顔を私達に向けた。
「最後までは見てないから安心して。それどころじゃなかったから」
どこからどこまで見ていたのか聞きたかったけど、煩悩まみれのフィルから煩悩が消えていて、それ以上何も聞けなかった。
「最高だったけど、もうホント最後の一滴まで搾り取られて腰が立たない……どっちでもいいから回復魔法かけて」
「……とりあえず、服を着てからな」
「当分勃つ気がしない……」
天を仰いでポツリと呟くフィルの身に何が起きたのか、ついさっき初体験を終えたばかりの私には想像もつかなかった。
「ラナ、飲みすぎだ。それぐらいにしておけ」
「えー、まだまだ夜はこれからなのに?」
魔女との遭遇から一週間経ち、私とグレンは定宿の食堂兼酒場で晩ごはんをいただいていた。
フィルは昨日までは、公園のベンチで日向ぼっこをするおじいちゃんみたいな顔をして一緒にご飯を食べていたけど、今朝には「今日はいけそうな気がする」と言い出して、夜になると一人でどこかに行ってしまった。
明日には完全にいつものフィルに戻っている事だろう。
「まだまだこれからだからだろ」
私からグラスを奪ったグレンの顔は少し赤くなっていた。
「え、それってつまりは……どう言う事?」
フィルとグレンは同室で、夜出歩かなくなったフィルを気にして、グレンが私の部屋に来る事はなかった。
フィルは気にせずどうぞと言っていたけど、次の日どんな顔で会えばいいか分からないし、部屋は隣同士だから声とか気になるし、とにかく何もなく一週間が過ぎていた。
フィルのいない今、顔を赤くするグレンの想いなんて分かりきっているけど、どうせならグレンの口から直接聞きたかった。
「本当に分からないと言うなら、サルファー理論における詠唱時供給魔力の最大効率と最適負荷について夜通し語ってもいいんだぞ」
「隣で語ってくれるならそれでもいいけど、多分寝ちゃうよ?」
照れ隠しなのかどこか怒った口調のグレンに、素知らぬ顔でそう言うと、グレンは至極真面目な顔を私に向けた。
「は?寝かす訳ないだろ」
その顔はうふふな意味での寝かせないではなくて、サルファー理論がうんたらを一晩聞かせるつもりの顔なんだろうか。
「あの、どう言う事か分かってるから、そう言う意味での寝かせないでお願いしたいんだけど……」
慌てて言うと、グレンは意地悪そうな笑みを浮かべた。
「そう言う意味って、どう言う意味だよ」
グレンからの甘い囁きを期待したのに、なぜか攻守交替していた。
「どう言うって……」
仕方ないので私は隣に座るグレンの耳元に口を寄せた。
「グレンといっぱいエッチしたい。いっぱい、しよ?」
囁いた後で誘うようにグレンの顔を見ると、なんだか難しい顔をしていた。
「もうちょっと恥じらいも欲しいと言うか、こなれた感じがどうもと言うか。じゃあ正解はなんだと言われたら、これはこれで有りな気もしてくるし……」
「ねえ、しないの?」
ブツブツなんか言っているグレンに声をかけると、グレンはグラスに残ったお酒を一気に飲み干した。
「するに決まってる」
グレンはテーブルにお金を置きながら立ち上がると、私の手を引き二階にある私の部屋へと向かった。
部屋に入るとグレンは私を押し倒すようにしてベッドに雪崩込んだ。
「グレン、好き」
「俺だって」
抱きついて想いを告げれば、グレンも抱きしめ返してくれた。
どちらからと言うことなくキスが始まり、それはすぐに舌を絡ませ合う激しいものになった。
「ふっ、うんっ……ん、ちゅっ……ふ、あっ……」
やっぱりグレンはキスが上手なんだろう。あっと言う間に私を、とろとろに蕩けさせてしまう。
「んうっ……はあっ……気持ち、いい……」
「ああ……」
グレンの声が低く掠れていて、その声にもどうしようもなくドキドキした。
「グレン……もっと、気持ちよくして」
「寝かせない約束だからな」
グレンは意地悪な笑顔を浮かべながら、私の着てるものを脱がせていった。時折肌に落とされるキスがくすぐったくて気持ちいい。
「あっ、んうっ……ああっ……」
グレンに触れられるところ全てが気持ちよくて、私を見下ろすグレンをもっととねだるように見つめてしまう。
「なんだ、もう欲しいのか?」
「う、んっ……もう、入れて……」
私の言葉に、ゆっくりと割れ目をなぞっていたグレンの指の動きが止まった。
「夜は長いんだ。もうちょっと楽しんでからな」
そう言うとグレンは私の膝に手をかけて、持ち上げるようにして引き寄せた。
「あっ、だめっ、まっ……ひあっ……だ、めぇっ……」
私の足はグレンの肩に乗せられて、自ずと局部がグレンの顔のすぐ近くにきてしまう。
臭いの事が気になって止めようとしたけど、グレンは慌てる私を薄い笑みを浮かべてちらりと見てから、舌を伸ばしてきた。
「あのっ、やっ……ああっ……やだっ、あっ……んううっ……」
グレンは嫌がる私に見せつけるように、舌での愛撫を続ける。
嫌なのに、もうどうしようもなく気持ちよくて腰が揺れてしまう。
「凄いな、トロットロ……」
私の足の間で笑うグレンの口周りが濡れて光っていて、恥ずかしさに一気に体温が上がった。
「やだ、いや……」
「こんな濡れてるのに、嫌なわけないだろ」
舌先で割れ目を突きながら楽しげに笑うグレンを恨みがましく見つめる。
「だって……臭いから、ダメ……」
「なんだ、それ」
私の言葉にグレンは舌を引っ込めた。そのまま顔も離して欲しい。
「グレンが魔女に犬にされた時、臭くてスカートの中で気絶してたでしょ」
「はあ?」
恥を忍んで事実をつげると、グレンは間の抜けた声を出した。
「いや、グレンとそうなる可能性を考えて、ちゃんとお手入れはしてたつもりだけ、どっ……ああっ……」
まだ話している途中なのに、グレンに吸い付かれてそれどころではなくなる。
「気がついたら、好きな子のスカートの中でパンツに鼻を突っ込んでたんだ。固まるに決まってる」
「ふっ、んんっ……やっ……ああっ……」
喋りながら指を抜き差しするグレンにもう何も言えなくなった。
「それに、甘くていやらしい匂いだって、言っただろ?」
「ひっ、ああっ……」
舌を差し込む勢いで舐められて、私はもう臭いの事を気にするのを止めた。気持ちよすぎて、もうどうでもいい。
「あっ、あああっ……グ、レンッ……ああっ……」
更なる快感を求めてビクビクと腰が揺れてしまう私に、グレンは舌と指を駆使して応えてくれる。
時折聞こえるグレンの興奮したような息遣いや呻き声に、堪らなくドキドキした。
「グレンッ……もっ、ああっ……いいっ……」
「そうか、気持ちいいか」
執拗に口と指で私を攻め立てるグレンに、もう入れてとお願いしようとしたけど言葉にならなかった。
ついでに言うと、いいは気持ちいいのいいではなくて、もういいのいいなんだけど全く伝わっていない。
「ちがっ、うっ、あっ……ああっ……」
「なんだ、もっと欲しいのか」
そう言うとグレンは指で中を擦りながら、クリトリスに吸い付いて舌で突いた。目の奥で星が瞬くような激しい快感に、腰がガクガク揺れてしまう。
「あ、ああっ……あああっ!」
なんか、前も言いたい事も言わせてもらえず、イカせまくられたなとちらりと思ったけど、快感に身を任せる内にそんな思考はどこかに行ってしまった。
「まだまだ夜はこれからだからな」
私の足の間で意地悪そうに笑うグレンにときめきながら、これは本当に寝かせて貰えないかもしれないと思った。
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