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7.隊長は凄い勢いで去っていった
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上半身裸に剥いた隊長は、素晴らしい身体をしていた。
でもそれよりも、傷の多さの方が気になった。あちこちに大小様々な傷があって、長年鬼神の如く戦ってきたんだろう。
引き攣れた大きな傷に触れてみても、癒やしの力は発動しない。何だか無力さを感じてしまう。
隊長の肉体美を堪能するために裸に剥いた訳ではないので、私は隊長の腰回りを確認した。
昨日酒瓶でゴスっといってしまった所が、ずっと気になっていたのだ。
痣になっていたりしたら、治療したいと思って見てみるけど、特に変わった所はなかった。
分厚い筋肉に阻まれて、攻撃が効かなかったのかもしれない。隊長を倒すためには、鈍器では不足なのだろう。
「先生……」
腰回りをさすっていたら、隊長に腕を掴まれた。何だか苦しげな顔をしている。
「痛かったですか?」
「何が……」
「昨日、酒瓶で殴ってしまったから、怪我をしていたら治療しようと思ったんですが」
私の言葉に、隊長は手で顔を覆った。
「あの、大丈夫ですか?やっぱり痛いんですか?」
「いえ、あれぐらいでは、何ともなりません」
隊長は顔を隠したまま返事をした。
「え、でも、何だか苦しそうでしたよ?」
私が覗き込むように隊長の顔を見ると、指の間からギロリと睨まれた。
「先生、診察ならもっと明るいところで、事前申告のうえ行ってください」
「見せてくださいって言いませんでしたっけ?」
「脱いでとしか言われていません」
「似たようなものなので、セーフ……」
「セーフな訳無いでしょう」
隊長は私を抱き寄せるとそのまま立ち上がり、抱えるようにして私の部屋に向かった。
「あの、隊長?」
隊長は何も言わず、あっという間に私の部屋に入ると、投げるようにしてベッドに寝かせた。
ちょっと扱いが雑じゃないだろうか。
「酔っ払いはもう寝なさい」
それだけ言うと、隊長は部屋を出ていってしまった。
ちょっとだけ、いやかなり、その後の桃色展開を想像してしまっていた私は、肩透かしを食らった気分だった。
押し倒されて最後までいってしまったら、妊娠してしまうかもしれないと言うのに、安易に快楽に流されそうになっていた。
まあでも、お父さんのような隊長がそんな事をする訳ないか。
私は子守りで疲れていた事もあり、そのまま深い眠りに落ちてしまった。
それからしばらくは平穏な日々が続いた。
ちらほら出る怪我人の治療をして、空いた時間は女子寮で子守りをする。
その日の出来事を業務日誌に書いて隊長に提出すると、赤いインクで返事がくるようになった。
『字を書くのはやはり難しいです。バートに沢山手伝って貰ってしまいました。忙しいのに嫌な顔せず助けてくれるバートは優しい人ですね』
と書けば
『簡単に人を、特に男を信用しないように』
と返ってきた。
『今日は治療をした騎士の方から、お菓子を頂きました。甘さ控えめで、しっかりと焼いた薄焼きクッキーはとても美味しかったです。またお会いしたいです』
と書けば
『知らない人から食べ物を貰わないように』
と言う返事と共に、クッキーと砦の購買で買えると言うメモも添えられていた。
業務日誌と言うより交換日記のようなやり取りが楽しくて、私の毎日の楽しみとなっていた。
「あの部屋の暮らし心地はどうですか?」
仕事を終え、業務隊で業務日誌を書いていると声をかけられた。
顔を上げると、色が白くひょろりとして、神経質そうな顔の副隊長が無表情のまま立っていた。
今まで挨拶をしても会釈しか返された事が無かったので、急な声がけに驚いてしまった。
「あの、部屋を取ってしまってすみません。私……」
「いえ、隊長が決めた事ですから、気にしていません」
今からでも出ていきますと言おうとしたら、遮られてしまった。
「この季節、窓を開けると心地良い風が吹き込むんです。それをお伝えしたかっただけなので。失礼」
副隊長は最後まで無表情のまま私の前から立ち去り、そのまま部屋を出ていった。
「副隊長はちょっと気難しい人なんだよねー」
隣の席のバートが心配そうに私を見てくれている。
「でも、素敵な事を教えてくれましたよ」
心地良い風が吹き込むだなんて、何だか風流な話だ。
「珍しい事もあるもんだね」
「そうなんですか?」
それは業務日誌のいいネタになりそうだ。
『副隊長に素敵な事を教えて頂きました。知らぬ間に距離が縮んでいたのでしょうか。これからも業務隊の方達と、友好な関係を築いていきたいです』
隊長からの返事を思うと、自然と頬が緩んだ。
その夜、私は窓を開けて文字を書く練習をしていた。副隊長が言った通り、心地良い風が吹き込んでいる。
元の世界では事務職をしていたから、もっと字が読めたら業務隊の仕事も手伝えるんじゃないかと思うけど、パソコンもコピー機も無いこの世界ではやれる事は少ないだろうか。
そんな事を考えていると、窓の方からカタリと音がした。
振り向くと、窓の前に副隊長が立っていた。
全裸だった。
「え?あの、こんばんは?」
色白でひょろりとした身体の中心で、赤黒いモノが激しく主張している。
副隊長は無表情のまま、何も言わず私に近づく。これは、逃げた方がいいんじゃないだろうか。
私はゆっくりと立ち上がると、走ってドアに向かった。
ドアノブに手をかけ、鍵を開けようとした所で副隊長に捕まってしまう。
後ろから抱きすくめられ、硬いものが押し当てられる。
「た、たいちょ……」
隊長に助けを求めようとしたら、口を塞がれて更に布をかまされてしまった。
モガモガ言っている内に、手も縛られてベッドに括られてしまう。やけに手際がいい。
「んんっ、んーっ!んーっ!」
寝間着と一緒に下着も胸の上まで捲り上げられてしまった。
ちなみにこの世界に女性用のパンツはなく、下着は乳当てと言った方がしっくりくるようなブラジャーと、膝丈のスリップだけだ。
つまり、ブラジャーごとスリップも捲りあげられた今、隠すものは何も無い。
副隊長は無表情のまま、ほぼ裸になった私を見下ろしている。
「やはり、心地良い風ですね」
薄く笑った副隊長を、私はじっと見上げる。
全裸でこの風を感じるのが趣味……と言う訳では無さそうだ。
「先生?どうかしましたか?」
「んーっ!んんーっ!」
ドアの外で隊長の声がして、私は必死に声を出そうとした。
「先生!?」
隊長がドアをガチャガチャする音が聞こえると、副隊長は舌打ちをして私に覆いかぶさってきた。
この状況でまだ続きをしようとするなんて、ある意味凄いな。
「失礼します!」
隊長の叫び声の後でドゴッと大きな音がして、ドアが吹き飛ぶのと同時に隊長が入ってきた。
「……こ、のっ!」
隊長は副隊長の髪を掴んで正面を向けると、素晴らしい右ストレートを繰り出した。
生々しい音がして、あ、これは鼻の骨が折れたなと思った瞬間、副隊長が私の上に倒れ込んできた。
癒やしの力はそこに傷があると認識して、身体に触れれば発動する。私の意思はお構いなしだ。
「あっ、ああっ……やあぁっ……」
私はほぼ裸で、副隊長は全裸。
接触面積が大き過ぎて、一気に力が発動してしまい、快感にイキそうになる。いや、これはもう完全にイってしまっている。
「大丈夫ですか?先生!」
隊長が副隊長を持ち上げながら心配そうに私を見つめ、そして直ぐに目を逸した。
「すみません……副隊長を、懲罰房に入れてきます」
え?あの、ちょっと待って……
そう言いたかったけど、布を噛まされているので何も言えず、隊長は凄い勢いで副隊長を抱えて去っていった。
え?このままなの?
裸に剥かれてベッドに括り付けられた状態で、放置されてしまった。
しかも癒やしの力を最大出力で使って、凄くムラムラしている。
「んんー」
私は無駄と分かっていても隊長を呼ぶ。やっぱりうめき声しか出ない。
隊長……戻ってきたらどうしてくれよう。と言うか、戻ってきてくれるんだろうか。
「んんっ……」
私の切ない呼びかけは、言葉になる事も無ければ、届く事も無かった。
でもそれよりも、傷の多さの方が気になった。あちこちに大小様々な傷があって、長年鬼神の如く戦ってきたんだろう。
引き攣れた大きな傷に触れてみても、癒やしの力は発動しない。何だか無力さを感じてしまう。
隊長の肉体美を堪能するために裸に剥いた訳ではないので、私は隊長の腰回りを確認した。
昨日酒瓶でゴスっといってしまった所が、ずっと気になっていたのだ。
痣になっていたりしたら、治療したいと思って見てみるけど、特に変わった所はなかった。
分厚い筋肉に阻まれて、攻撃が効かなかったのかもしれない。隊長を倒すためには、鈍器では不足なのだろう。
「先生……」
腰回りをさすっていたら、隊長に腕を掴まれた。何だか苦しげな顔をしている。
「痛かったですか?」
「何が……」
「昨日、酒瓶で殴ってしまったから、怪我をしていたら治療しようと思ったんですが」
私の言葉に、隊長は手で顔を覆った。
「あの、大丈夫ですか?やっぱり痛いんですか?」
「いえ、あれぐらいでは、何ともなりません」
隊長は顔を隠したまま返事をした。
「え、でも、何だか苦しそうでしたよ?」
私が覗き込むように隊長の顔を見ると、指の間からギロリと睨まれた。
「先生、診察ならもっと明るいところで、事前申告のうえ行ってください」
「見せてくださいって言いませんでしたっけ?」
「脱いでとしか言われていません」
「似たようなものなので、セーフ……」
「セーフな訳無いでしょう」
隊長は私を抱き寄せるとそのまま立ち上がり、抱えるようにして私の部屋に向かった。
「あの、隊長?」
隊長は何も言わず、あっという間に私の部屋に入ると、投げるようにしてベッドに寝かせた。
ちょっと扱いが雑じゃないだろうか。
「酔っ払いはもう寝なさい」
それだけ言うと、隊長は部屋を出ていってしまった。
ちょっとだけ、いやかなり、その後の桃色展開を想像してしまっていた私は、肩透かしを食らった気分だった。
押し倒されて最後までいってしまったら、妊娠してしまうかもしれないと言うのに、安易に快楽に流されそうになっていた。
まあでも、お父さんのような隊長がそんな事をする訳ないか。
私は子守りで疲れていた事もあり、そのまま深い眠りに落ちてしまった。
それからしばらくは平穏な日々が続いた。
ちらほら出る怪我人の治療をして、空いた時間は女子寮で子守りをする。
その日の出来事を業務日誌に書いて隊長に提出すると、赤いインクで返事がくるようになった。
『字を書くのはやはり難しいです。バートに沢山手伝って貰ってしまいました。忙しいのに嫌な顔せず助けてくれるバートは優しい人ですね』
と書けば
『簡単に人を、特に男を信用しないように』
と返ってきた。
『今日は治療をした騎士の方から、お菓子を頂きました。甘さ控えめで、しっかりと焼いた薄焼きクッキーはとても美味しかったです。またお会いしたいです』
と書けば
『知らない人から食べ物を貰わないように』
と言う返事と共に、クッキーと砦の購買で買えると言うメモも添えられていた。
業務日誌と言うより交換日記のようなやり取りが楽しくて、私の毎日の楽しみとなっていた。
「あの部屋の暮らし心地はどうですか?」
仕事を終え、業務隊で業務日誌を書いていると声をかけられた。
顔を上げると、色が白くひょろりとして、神経質そうな顔の副隊長が無表情のまま立っていた。
今まで挨拶をしても会釈しか返された事が無かったので、急な声がけに驚いてしまった。
「あの、部屋を取ってしまってすみません。私……」
「いえ、隊長が決めた事ですから、気にしていません」
今からでも出ていきますと言おうとしたら、遮られてしまった。
「この季節、窓を開けると心地良い風が吹き込むんです。それをお伝えしたかっただけなので。失礼」
副隊長は最後まで無表情のまま私の前から立ち去り、そのまま部屋を出ていった。
「副隊長はちょっと気難しい人なんだよねー」
隣の席のバートが心配そうに私を見てくれている。
「でも、素敵な事を教えてくれましたよ」
心地良い風が吹き込むだなんて、何だか風流な話だ。
「珍しい事もあるもんだね」
「そうなんですか?」
それは業務日誌のいいネタになりそうだ。
『副隊長に素敵な事を教えて頂きました。知らぬ間に距離が縮んでいたのでしょうか。これからも業務隊の方達と、友好な関係を築いていきたいです』
隊長からの返事を思うと、自然と頬が緩んだ。
その夜、私は窓を開けて文字を書く練習をしていた。副隊長が言った通り、心地良い風が吹き込んでいる。
元の世界では事務職をしていたから、もっと字が読めたら業務隊の仕事も手伝えるんじゃないかと思うけど、パソコンもコピー機も無いこの世界ではやれる事は少ないだろうか。
そんな事を考えていると、窓の方からカタリと音がした。
振り向くと、窓の前に副隊長が立っていた。
全裸だった。
「え?あの、こんばんは?」
色白でひょろりとした身体の中心で、赤黒いモノが激しく主張している。
副隊長は無表情のまま、何も言わず私に近づく。これは、逃げた方がいいんじゃないだろうか。
私はゆっくりと立ち上がると、走ってドアに向かった。
ドアノブに手をかけ、鍵を開けようとした所で副隊長に捕まってしまう。
後ろから抱きすくめられ、硬いものが押し当てられる。
「た、たいちょ……」
隊長に助けを求めようとしたら、口を塞がれて更に布をかまされてしまった。
モガモガ言っている内に、手も縛られてベッドに括られてしまう。やけに手際がいい。
「んんっ、んーっ!んーっ!」
寝間着と一緒に下着も胸の上まで捲り上げられてしまった。
ちなみにこの世界に女性用のパンツはなく、下着は乳当てと言った方がしっくりくるようなブラジャーと、膝丈のスリップだけだ。
つまり、ブラジャーごとスリップも捲りあげられた今、隠すものは何も無い。
副隊長は無表情のまま、ほぼ裸になった私を見下ろしている。
「やはり、心地良い風ですね」
薄く笑った副隊長を、私はじっと見上げる。
全裸でこの風を感じるのが趣味……と言う訳では無さそうだ。
「先生?どうかしましたか?」
「んーっ!んんーっ!」
ドアの外で隊長の声がして、私は必死に声を出そうとした。
「先生!?」
隊長がドアをガチャガチャする音が聞こえると、副隊長は舌打ちをして私に覆いかぶさってきた。
この状況でまだ続きをしようとするなんて、ある意味凄いな。
「失礼します!」
隊長の叫び声の後でドゴッと大きな音がして、ドアが吹き飛ぶのと同時に隊長が入ってきた。
「……こ、のっ!」
隊長は副隊長の髪を掴んで正面を向けると、素晴らしい右ストレートを繰り出した。
生々しい音がして、あ、これは鼻の骨が折れたなと思った瞬間、副隊長が私の上に倒れ込んできた。
癒やしの力はそこに傷があると認識して、身体に触れれば発動する。私の意思はお構いなしだ。
「あっ、ああっ……やあぁっ……」
私はほぼ裸で、副隊長は全裸。
接触面積が大き過ぎて、一気に力が発動してしまい、快感にイキそうになる。いや、これはもう完全にイってしまっている。
「大丈夫ですか?先生!」
隊長が副隊長を持ち上げながら心配そうに私を見つめ、そして直ぐに目を逸した。
「すみません……副隊長を、懲罰房に入れてきます」
え?あの、ちょっと待って……
そう言いたかったけど、布を噛まされているので何も言えず、隊長は凄い勢いで副隊長を抱えて去っていった。
え?このままなの?
裸に剥かれてベッドに括り付けられた状態で、放置されてしまった。
しかも癒やしの力を最大出力で使って、凄くムラムラしている。
「んんー」
私は無駄と分かっていても隊長を呼ぶ。やっぱりうめき声しか出ない。
隊長……戻ってきたらどうしてくれよう。と言うか、戻ってきてくれるんだろうか。
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