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27.隊長の眉間にそれはそれは深いシワが刻まれた
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病室で眠る隊長の顔はだいぶ血色が良くなっていた。と言うより、熱があるからか少し赤みがかっている。
ロベルト先生は熱が引けばもう大丈夫だろうと言っていたけど、目を覚ますまでは気が気ではなかった。
「ユイは……この男が好きなのか?」
なぜか一緒にベッド脇に座っているラドが聞いてきた。
腫れた顔は時間が経つに連れて赤黒くなってきていて、見ているだけで痛そうだった。今すぐにでも治してしまいたいけど、団長から止められているから我慢するしかない。
「好きだよ。大好き」
じっと隊長の顔を見つめながら私は答えた。好きと言う言葉は、どうせなら隊長に聞いて欲しかった。
「僕の事も、好きだと言って求めてくれたよね?」
「それは……」
「ユイだって、気持ち良かったはずだ」
「うん、凄く気持ち良かった。でも、それと同じぐらい……怖かった」
「そんな……ユイ……」
「あっ、ちょっと……嫌っ!」
ラドに肩を掴まれて、思わず大声を出してしまった。次の瞬間には私は隊長の腕の中にいて、もう隊長の事しか考えられなくなっていた。
ずっと隊長の側に付いていたかったけど、それだといつまで経っても眠れないようなので、女子寮に戻る事にした。
「ではこれより、ユイの元カレ対策会議を始めます」
「えー、私は断然元カレのラドフォードくん派なんだけどー」
「確かに顔はいい。肩書きもいい。おそらく収入もいい」
「でもラドフォードを選ぶとユイは王都に帰っちゃうのよ?」
「それはいやー」
「それは困るね」
食堂で遅い夕食を食べていると、リリーさん他二名が私の向かいに座り、何か変な会議が始まった。
リリーさんを真ん中に、両脇に座ったのは娼婦のシーラさんと下女頭のティルダさんだ。
「まずはユイの気持ちを確認しましょう。ユイはセオが好きなのよね?」
「え?何が始まったんです?これ」
「セオが好きなのよね?」
「す、好きです」
有無を言わせぬリリーさんの迫力に、思わず肯定してしまった。
「本当に、ユイがここに来てくれて良かったわ……セオったら十年も仕事一筋で、ずっと心配してたの」
「相手がユイなら安心だね。アリスもきっと喜んでいるよ」
「もー、今はラドフォードくんの話でしょー」
涙ぐむリリーさんとティルダさんに、シーラさんが不満を漏らした。
「ラドフォードくんはユイの元カレでー、ユイとよりを戻すためにわざわざ王都から来たんでしょー?凄くなーい?」
「確かに、別れた恋人のために一月近くの長旅なんて、そうそうできる事じゃないわ」
「一体どんな別れ方をしたんだい?」
「その前に、これは何なんですか?」
口々に色んな事を言われたけど、そもそもの疑問に答えて貰えていない。
「元カレがユイを連れ戻しに来たって言うから、追い返すための対策会議よ」
「私はラドフォードくん応援派なんだけどー」
「だからシーラは呼んでないってば」
「なんかー、相当捻れた性格してるそうじゃなーい?私そう言う子を、身体一つで言う事聞かせるの大好きー」
「シーラの好みは聞いてない」
「それで、どんな別れ方をしたんだい?」
ティルダさんの一言で、言い争っていた二人も黙って私を見つめてきた。
「……何も言わずにこっそりここに来ました」
沈黙に耐えかねてそれだけ言うと、三人ともあちゃーと言う顔をした。
「かわいそう……」
「ユイってば鬼畜ー」
「ちゃんと別れないからこう言う事になるんだよ」
「まさか、追いかけて来るとは思わなかったので……」
ドロドログチョグチョで血みどろの毎日を送る私を見かねて、ベラファームさんが砦行きの話を持ってきてくれた。
館の皆と離れるのは心細かったけど、誰かの役に立ちたかったし、何よりラドから逃げ出したかった。
「じゃあ、キッパリハッキリ振ってしまえばいいんじゃない?」
「子供達の前でしたようにー、裸で隊長とチュッチュして見せつければー?」
「黙っていなくなった事、ちゃんと謝るんだね」
別にラドとは付き合っていた訳ではないので、元カレとか別れるとかそう言う感じでもないんだけど、皆が心配してくれている事は単純に嬉しかった。
「ご心配かけてすみません。私、ちゃんと断って、ちゃんと謝ります」
「チュッチュが抜けてるー」
「振っても聞き入れられない時のとっておきを教えてあげる」
「あんまり変な事を教えるんじゃないよ」
リリーさんの耳打ちを最後に、何だかよく分からない会議は終わった。
「ユイが本当は僕を嫌っていたのは知っていた」
隊長に連れられてきたラドと二人きりになり、私が話し出そうとするより前に、ラドが話しだした。
「血まみれのラドは怖かったけど、そうなる前のラドの事は好きだったよ。そうでなければ、もっと早くにラドから逃げてた」
年下過ぎるのはどうかと思ったけど、闘うラドの姿はかっこよかった。
好きだったから、だんだんおかしくなっていくラドにどうしたらいいのか分からなくて、そのまま血みどろの日々を送ってしまった。
「僕も、ユイが好きだ」
「それは……初耳だよ」
ラドの口からそんな言葉が出た事はなく、ラドはただ肉欲に溺れているだけだと思っていた。
「ただユイを連れ戻したくてここに来た。でも、ユイの業務隊長への態度を見て分かったんだ。僕もあんな風に、想われたい」
ラドに真っ直ぐ見つめられて、私は言葉に詰まってしまう。
当時の私は自分の事で手一杯で、しっかりとラドと向き合う事もしないで逃げ出してしまった。
「王都に戻ってやり直そう。今度は、大事にするから」
ラドの言葉に私はゆっくりと首を振った。
「私はここにいたい。ラド、今までありがとう。黙っていなくなって、ごめんなさい」
精一杯心を込めてそれだけ伝えると、ラドは窓の外に目を向けた。
心配そうにこちらを窺う隊長の姿が見える。大きな身体でウロウロと行ったり来たりして、動物園の熊みたいだった。
「ユイは、ここに来て変わった」
「そうかな?」
「前は頭突きなんてしなかった……」
「ああ、うん、そうだね」
そもそも、元の世界でも頭突きなんてそうそうした事がない。いつから私の得意技みたいになったんだ。
「でもさ、ユイ」
最初の頭突きがいつだったか思い出していると、ラドに腕を掴まれて抱き寄せられてしまった。
「変わってない所も、きっとあるよね。ユイの気持ちいいところ、僕は全部知ってる」
耳元で囁かれるラドの言葉は、物凄い勢いでこちらに向かって走りだした隊長の姿のせいで、全然頭に入って来なかった。
バンッと壊れそうな大きな音をたててドアが開き、鬼の形相の隊長が部屋に入ってきた。
それと同時に、ラドはよろりと立ち上がり、そのまま何も言わず隊長の横を素通りして部屋を後にした。
「大丈夫、でしたか?」
立ち去るラドの背を不思議そうな顔で見送った後で、隊長が聞いてきた。
「それは私も聞きたいです。大丈夫なんでしょうか」
「何をしたんですか?」
「リリーさんのアドバイスを実行したんですが……」
「リリー?」
「セックスのダメ出しをされて、食い下がれる男はいないって」
「……」
「血みどろ以外は特に思い付かなくて、ちょっと団長の言葉を参考にしてみたんですけど」
「団長?」
「隊長の、凄く大きいの。もうラドのじゃ満足できないって」
「……」
眉間にシワを寄せる隊長を見ると、やはり大丈夫じゃないんだろうか。
「あの、私、ちょっと訂正してきます」
ラドを追いかけようとすると引き止められた。
「いや、大丈夫です。いずれそうなる。そうでしょう?」
抱きしめられ、耳元で囁かれて恥ずかしさに身体が熱くなる。
「隊長……私、隊長に言っておかないといけない事があるんです」
「何ですか?」
抱きしめられたまま優しい笑顔を向けられて、何だか言い辛くなってしまった。
「その、やる気みなぎっているところ申し訳ないんですが……」
「やる気みなぎる?」
「あの、どうやら私も無事、そうなったみたいで」
「どうなったんですか?」
「これでもう、私も一人前と言うか」
「先生?」
「すみません。私、不感症になったんです」
私の言葉に、隊長の眉間にそれはそれは深いシワが刻まれた。
ロベルト先生は熱が引けばもう大丈夫だろうと言っていたけど、目を覚ますまでは気が気ではなかった。
「ユイは……この男が好きなのか?」
なぜか一緒にベッド脇に座っているラドが聞いてきた。
腫れた顔は時間が経つに連れて赤黒くなってきていて、見ているだけで痛そうだった。今すぐにでも治してしまいたいけど、団長から止められているから我慢するしかない。
「好きだよ。大好き」
じっと隊長の顔を見つめながら私は答えた。好きと言う言葉は、どうせなら隊長に聞いて欲しかった。
「僕の事も、好きだと言って求めてくれたよね?」
「それは……」
「ユイだって、気持ち良かったはずだ」
「うん、凄く気持ち良かった。でも、それと同じぐらい……怖かった」
「そんな……ユイ……」
「あっ、ちょっと……嫌っ!」
ラドに肩を掴まれて、思わず大声を出してしまった。次の瞬間には私は隊長の腕の中にいて、もう隊長の事しか考えられなくなっていた。
ずっと隊長の側に付いていたかったけど、それだといつまで経っても眠れないようなので、女子寮に戻る事にした。
「ではこれより、ユイの元カレ対策会議を始めます」
「えー、私は断然元カレのラドフォードくん派なんだけどー」
「確かに顔はいい。肩書きもいい。おそらく収入もいい」
「でもラドフォードを選ぶとユイは王都に帰っちゃうのよ?」
「それはいやー」
「それは困るね」
食堂で遅い夕食を食べていると、リリーさん他二名が私の向かいに座り、何か変な会議が始まった。
リリーさんを真ん中に、両脇に座ったのは娼婦のシーラさんと下女頭のティルダさんだ。
「まずはユイの気持ちを確認しましょう。ユイはセオが好きなのよね?」
「え?何が始まったんです?これ」
「セオが好きなのよね?」
「す、好きです」
有無を言わせぬリリーさんの迫力に、思わず肯定してしまった。
「本当に、ユイがここに来てくれて良かったわ……セオったら十年も仕事一筋で、ずっと心配してたの」
「相手がユイなら安心だね。アリスもきっと喜んでいるよ」
「もー、今はラドフォードくんの話でしょー」
涙ぐむリリーさんとティルダさんに、シーラさんが不満を漏らした。
「ラドフォードくんはユイの元カレでー、ユイとよりを戻すためにわざわざ王都から来たんでしょー?凄くなーい?」
「確かに、別れた恋人のために一月近くの長旅なんて、そうそうできる事じゃないわ」
「一体どんな別れ方をしたんだい?」
「その前に、これは何なんですか?」
口々に色んな事を言われたけど、そもそもの疑問に答えて貰えていない。
「元カレがユイを連れ戻しに来たって言うから、追い返すための対策会議よ」
「私はラドフォードくん応援派なんだけどー」
「だからシーラは呼んでないってば」
「なんかー、相当捻れた性格してるそうじゃなーい?私そう言う子を、身体一つで言う事聞かせるの大好きー」
「シーラの好みは聞いてない」
「それで、どんな別れ方をしたんだい?」
ティルダさんの一言で、言い争っていた二人も黙って私を見つめてきた。
「……何も言わずにこっそりここに来ました」
沈黙に耐えかねてそれだけ言うと、三人ともあちゃーと言う顔をした。
「かわいそう……」
「ユイってば鬼畜ー」
「ちゃんと別れないからこう言う事になるんだよ」
「まさか、追いかけて来るとは思わなかったので……」
ドロドログチョグチョで血みどろの毎日を送る私を見かねて、ベラファームさんが砦行きの話を持ってきてくれた。
館の皆と離れるのは心細かったけど、誰かの役に立ちたかったし、何よりラドから逃げ出したかった。
「じゃあ、キッパリハッキリ振ってしまえばいいんじゃない?」
「子供達の前でしたようにー、裸で隊長とチュッチュして見せつければー?」
「黙っていなくなった事、ちゃんと謝るんだね」
別にラドとは付き合っていた訳ではないので、元カレとか別れるとかそう言う感じでもないんだけど、皆が心配してくれている事は単純に嬉しかった。
「ご心配かけてすみません。私、ちゃんと断って、ちゃんと謝ります」
「チュッチュが抜けてるー」
「振っても聞き入れられない時のとっておきを教えてあげる」
「あんまり変な事を教えるんじゃないよ」
リリーさんの耳打ちを最後に、何だかよく分からない会議は終わった。
「ユイが本当は僕を嫌っていたのは知っていた」
隊長に連れられてきたラドと二人きりになり、私が話し出そうとするより前に、ラドが話しだした。
「血まみれのラドは怖かったけど、そうなる前のラドの事は好きだったよ。そうでなければ、もっと早くにラドから逃げてた」
年下過ぎるのはどうかと思ったけど、闘うラドの姿はかっこよかった。
好きだったから、だんだんおかしくなっていくラドにどうしたらいいのか分からなくて、そのまま血みどろの日々を送ってしまった。
「僕も、ユイが好きだ」
「それは……初耳だよ」
ラドの口からそんな言葉が出た事はなく、ラドはただ肉欲に溺れているだけだと思っていた。
「ただユイを連れ戻したくてここに来た。でも、ユイの業務隊長への態度を見て分かったんだ。僕もあんな風に、想われたい」
ラドに真っ直ぐ見つめられて、私は言葉に詰まってしまう。
当時の私は自分の事で手一杯で、しっかりとラドと向き合う事もしないで逃げ出してしまった。
「王都に戻ってやり直そう。今度は、大事にするから」
ラドの言葉に私はゆっくりと首を振った。
「私はここにいたい。ラド、今までありがとう。黙っていなくなって、ごめんなさい」
精一杯心を込めてそれだけ伝えると、ラドは窓の外に目を向けた。
心配そうにこちらを窺う隊長の姿が見える。大きな身体でウロウロと行ったり来たりして、動物園の熊みたいだった。
「ユイは、ここに来て変わった」
「そうかな?」
「前は頭突きなんてしなかった……」
「ああ、うん、そうだね」
そもそも、元の世界でも頭突きなんてそうそうした事がない。いつから私の得意技みたいになったんだ。
「でもさ、ユイ」
最初の頭突きがいつだったか思い出していると、ラドに腕を掴まれて抱き寄せられてしまった。
「変わってない所も、きっとあるよね。ユイの気持ちいいところ、僕は全部知ってる」
耳元で囁かれるラドの言葉は、物凄い勢いでこちらに向かって走りだした隊長の姿のせいで、全然頭に入って来なかった。
バンッと壊れそうな大きな音をたててドアが開き、鬼の形相の隊長が部屋に入ってきた。
それと同時に、ラドはよろりと立ち上がり、そのまま何も言わず隊長の横を素通りして部屋を後にした。
「大丈夫、でしたか?」
立ち去るラドの背を不思議そうな顔で見送った後で、隊長が聞いてきた。
「それは私も聞きたいです。大丈夫なんでしょうか」
「何をしたんですか?」
「リリーさんのアドバイスを実行したんですが……」
「リリー?」
「セックスのダメ出しをされて、食い下がれる男はいないって」
「……」
「血みどろ以外は特に思い付かなくて、ちょっと団長の言葉を参考にしてみたんですけど」
「団長?」
「隊長の、凄く大きいの。もうラドのじゃ満足できないって」
「……」
眉間にシワを寄せる隊長を見ると、やはり大丈夫じゃないんだろうか。
「あの、私、ちょっと訂正してきます」
ラドを追いかけようとすると引き止められた。
「いや、大丈夫です。いずれそうなる。そうでしょう?」
抱きしめられ、耳元で囁かれて恥ずかしさに身体が熱くなる。
「隊長……私、隊長に言っておかないといけない事があるんです」
「何ですか?」
抱きしめられたまま優しい笑顔を向けられて、何だか言い辛くなってしまった。
「その、やる気みなぎっているところ申し訳ないんですが……」
「やる気みなぎる?」
「あの、どうやら私も無事、そうなったみたいで」
「どうなったんですか?」
「これでもう、私も一人前と言うか」
「先生?」
「すみません。私、不感症になったんです」
私の言葉に、隊長の眉間にそれはそれは深いシワが刻まれた。
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