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42. 捨てられた花嫁の幸せ
「え、えっと?」
「……」
「これって……」
「……」
(そういうこと、よね?)
私の胸がドキドキしすぎて破裂しそう!
それに、き、気のせい?
この真っ赤な薔薇を差し出しているジョエル様の顔も薔薇に負けないくらい真っ赤…………に見える。
そして、それは私も。
「ジョエル様……」
「お……俺たちはもう、既に婚約を結んでいる」
「はい」
だからこそ、今さら“これ”は予想していなかった。
「だ! だが、改めて……言っておきたい!」
「!」
ジョエル様は少し強ばった真剣な表情を私に向ける。
改めて言っておきたいこと───
でも、ジョエル様の口からはすぐに“その言葉”は出て来ない。
「……」
「……」
しばし、私たちは無言で見つめ合う。
無理に急かす必要なんかない。
だって、ジョエル様は必ず言葉にしてくれるから。
「……結婚してくれ」
「!」
その言葉は、飾らないとってもシンプルな一言。
でも、それがジョエル様らしい。
「必ず、幸せにする」
「ジョエル様……」
優しいのに不器用で口下手で、ちょっとポンコツなジョエル様。
でも、真っ直ぐなあなたのその言葉なら信じられる。
私は手を伸ばして差し出してくれている薔薇の花束を受け取る。
そして、その中から私は一輪だけ取り出してジョエル様の上着の胸ポケットにそっと挿した。
「私も……あなたを幸せにしたいです」
「セアラ……」
「二人で……幸せになりましょう?」
「……」
そのまま目を大きく見開いて固まるジョエル様。
何か言葉が飛び出すかなと思って待ってみるけど全く動かない。
(うーん? 息はしている……わよね?)
あまりにもカッチコチなのでさすがに心配になってくる。
なので、指を伸ばしてツンッとジョエル様の頬を突っついてみた。
「……!」
クワッと目を大きく見開いて覚醒したジョエル様。
そして───
「……セアラ!」
「あ!」
(わ、笑った……!)
ジョエル様の顔が誰の目にも明らかに綻んでフニャッて……
(やっと見れた!)
嬉しくて嬉しくて、目にジワッと涙が浮かんでしまう。
「……ん? 涙……どうした!? どこか痛いのか!?」
「……」
しかし、そのせいでジョエル様の顔は一気に険しい顔に戻ってしまった。
それでも、ほんの一瞬だけでもジョエル様の笑顔が見れた……
(……幸せ、とっても幸せ)
『え~、セアラったらそんなベッタベタなプロポーズされたいの~? つまらなくなーい?』
────つまらない? ううん、違うわ。お姉様……
私は今、最高に幸せよ!
「いいえ、痛いわけでは……」
「そ、そうか!」
ジョエル様が分かりやすくホッとしていた。
珍しいその分かりやすさに、ふふっと笑ってしまう。
「……大好きです。ジョエル様」
「セ───セア、ラ!?」
(あ!)
ジョエル様の顔がボンッと音が聞こえそうなくらいに赤くなる。
無口無表情が当たり前の人が、私のことでこんなにも乱れてくれる───
(これ…………癖になりそう)
口にはしなかったけど、そんなことを思って私は、えへへと笑った。
……ちなみに、この一連のやり取りがまだ花屋の中だったと気付いた私たちは、帰りの馬車の中で盛大に悶えることになった。
「……す、すまない」
「え? 何がですか?」
帰りの馬車の中、私の隣に腰を下ろしたジョエル様が唐突に謝ってくる。
その目はじっと私が貰った薔薇の花束に向けられている。
「もっと、ロマンチックな場所で……が抜け落ちた」
「ロマンチック?」
聞き返すとジョエル様はコクリと頷く。
「出来上がった花束を見たらすぐにセアラに渡したくなってしまった……」
「……」
(……これは毎度毎度の誰かの入れ知恵が入っているわね?)
私にはピンッと来た。
「───エドゥアルトにあれだけ言われたのに!」
(エドゥアルト様だった!!)
そこで私は、二人がコソコソと男同士の話をしていた姿を思い出す。
あの時かもしれない。
「……ジョエル様!」
「……?」
私の呼び掛けに嘆いていたジョエル様が顔を上げる。
「た、確かにお店の方には迷惑、だったかもしれません……が」
「……」
「私は嬉しかったです!」
ジョエル様が目を瞬かせた。
私は笑顔で一番伝えたいことを伝える。
「場所より何より…………ジョエル様のその気持ちが! 嬉しかったです」
「セアラ……」
ジョエル様の手がそっと私の顔に触れると、そのまま顔が近付いてくる。
私はそっと目を瞑った。
……チュッ
程なくして唇に降ってきたそれは、とってもとっても幸せの味がした。
───────
───……
「───セアラさん! とってもとっても綺麗よ!」
「あ、ありがとうございます」
侯爵夫人のその言葉に照れながらもにっこり私は微笑む。
「ああ、ジョエルにはもったいない! でも、可愛い義娘は欲しい……なんてこと」
「お義母様……」
相変わらずだった。
「でも……今日からいよいよ“若奥様”となるのよ、セアラさん」
「はい!」
“若奥様”
その響きにトクンッと胸が高鳴る。
あの️、惨めで悲しい思いをした結婚式の日からもう気付けば一年───
(───また、ここに来ることになるなんて)
私は鏡に映る自分の姿を見た。
あの時とは違うウェディングドレスを着て、あの時よりも髪が伸びた私がそこには映っている。
(二度目の結婚式───……)
一年前、ギルモア侯爵家の嫡男ジョエル様の婚約者として迎えられた私は今日、遂に彼の花嫁となる。
結婚式を挙げるか否かについては、正直悩んだ。
今がとっても幸せで一年経ったとはいえ、あの出来事は決して無かったことにはならない。
でも……
───セアラの中の“結婚式”の思い出を全て塗り替えてやりたい。
ジョエル様のその言葉を聞いた時、迷いや不安は全部吹き飛んだ。
ジョエル様の為にウェディングドレスを着て隣に立って皆の前で愛を誓いたい───心からそう思った。
そうして、今日を迎えた。
「……だけど、こんなに早く式を挙げられるなんて思いませんでした」
「あら、そこはギルモア侯爵家の権力とがっぽり入ったお金の使い所よ!」
侯爵夫人はフッフッフと笑いながら言った。
「むしり取ったお金はセアラさんの幸せのために使わなくちゃ!」
「お義母様……」
侯爵夫人は静かに微笑み、私にヴェールを被せながら言った。
「セアラさんが、辛いから式は挙げたくないと言っても、ジョエルの為にウェディングドレスは着て欲しいなと思っていて……それで、せめて肖像画に残せたら……と実は内々で準備を進めていたのよ」
「え!」
それは初耳だ。
だから、ウェディングドレスの手配が早かったのかと納得した。
「ほら、ジョエルって───ああ見えてロマンチストだから」
「……ふ、ふふ、そうですね」
ついつい笑ってしまう。
「ま、そんなロマンチストジョエルは、式本番までに復活できるかしらねぇ?」
「……」
「本当にジョエルらしいわ。今日が楽しみで楽しみで楽しみで仕方なくって昨夜、目が冴えて全然眠れなくて朝を迎えて寝不足で馬車に酔うなんてね……」
夫人は肩を竦めながらそう言った。
「せっかくこの一年、セアラさんとたくさん出掛けるようになって馬車はだいぶ乗れるようになったと思っていたのにこんな日にやらかすなんて、全く!」
「残念ながら、馬車とピーマンとは一生の戦いになるそうですよ」
「ジョエル……」
そう。
私の愛する夫(となる)ジョエル様は式場に向かう馬車に酔ってしまい今、処置を受けている。
そんな、ジョエル様の傍には侯爵様が付き添っている。
(まさか、今回は式場に未来の夫は到着しているのに、本番までに動けないかも……なんて危機にさらされるとは!)
でも、夫人がこうして控え室で私の傍にいてくれるのは、一年前ひとりぼっちで待機していた私の気持ちを配慮してくれたから。
(本当に優しい人たち……)
この一年、すっかり家族として過ごしているけれど、今日からは本当に家族の一員になれる。
そのことが堪らなく嬉しい。
(大丈夫。結婚式なのにあんなに惨めだった私はもういない────)
「まあ、ジョエルのことだから這ってでもセアラさんのこと迎えに来るでしょう」
「お義母様……」
「それはそれで、確実に記憶の上書きにもなるし歴史に残りそうな面白い結婚式になるわね?」
その言葉に笑っていると部屋の扉がコンコンとノックされた。
「!」
胸がドキッとする。
振り返った私はおそるおそる扉に近づく。
一年前、控え室の扉を開けた時、そこに立っていたのは私が信じた人ではなかった。
───大丈夫。
過去とは違う。
今日、この先にいるのは私の大好きな人。
無口で無表情で言葉足らずで不器用だけど優しくて思いやりのあるとってもとっても素敵な人。
(えぇい!)
私は勢いよく扉を開けた。
「セアラ!」
「ジョエル……様」
信じた顔がそこにはあった。
あと、這ってない!
ちゃんとジョエル様は自分の両足で立っていた。
(顔色も戻ってる!)
そんな安堵の気持ちも込めて私は微笑んだ。
「迎えに来た。行くぞ」
「…………はい!」
ヴェールの影で私はこっそり涙ぐむ。
そして、差し出された手を取って一緒に────……
(ん、んん?)
そう思ったのに何故か私の身体がフワリと浮き上がる。
「!?」
抱き上げられた、と気付くのに少し時間がかかった。
「ジョエル様!?」
「なんだ? 花嫁はこうして運ぶのだろう? そう聞いた」
(誰に!?)
そんな入場した新郎新婦、見たことないんですけどーーーー!?
ケラケラとお腹を抱えて笑う侯爵夫人と、息子の奇抜な行動を静かに見守る侯爵様に見守られながら、私たちは入場した。
その、新郎の抱っこという形で入場した幸せな花嫁の話は、冷酷、薄情なんて噂のあった新郎の幸せそうな貴重な笑顔もデレデレ具合も相成って、
その後、社交界でも大きな噂となっていく……
────こうして、かつて結婚式当日、婚約者と姉に裏切られて惨めに捨てられた花嫁は……
一年後、とびっきりの幸せな花嫁となりました─────……
~完~
❋❋❋❋❋❋❋❋
ありがとうございました。
これで完結です。
ここまで、お読み下さり本当にありがとうございます。
色々、言いたいことはあるのですが、
今は最後まで書き切れた……! という思いが一番強いです。
連載開始した時の近況にもチラッと書きましたが、本当に新しい話を書けなくなっていたので……
始めてみたもののちゃんと終われるか実は不安でした。
こうして、最終話までお届け出来てホッとしています。
そんなセアラとジョエル、二人を最後まであたたかく見守ってくださり本当にありがとうございました。
ざまぁ必須のようなタイトルと話の始まりでしたが、この話で私が書きたかったのは、
この二人のポンコツな恋愛模様でした。
楽しんで貰えていたらいいのですが……
妙にキャラの濃い人たちの多い話とはなりましたが、たまにクスッとでも笑ってもらえていたなら嬉しいです。
侯爵夫人の馴れ初めやエドゥアルト辺りは、別に書いてみたい気持ちはありますね。
エドゥアルトに婚約者はいるのか!? とか特に気になっている人はいるかもしれません。
(※決めてない)
たくさんのお気に入り登録、そしてコメントもありがとうございました!
返事は……すみません。力尽きました。
一日二話をやめれば返せる気もするのですが……
なんであれ、ここまでお付き合いありがとうございました!
いつもなら、新作と入れ替え……ですが、
まだ調子が戻らないため次の話は未定です。すみません。
ですが、また何か投稿した時は読んでいただけると嬉しいです!
ありがとうございました!
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