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それが、昨日の話だ。
幸いしっかり慣らしてくれたせいか、痛みはあったけれど俺は歩いて町まで帰ってこれた。
さっさと置いて行かれるかと思ったけど、ガイウスも疲れていたのか妙に歩きが遅くて助かった。
そうして宿に戻り、倒れるように眠った。
泥のように眠り続けて、ようやく目が覚めた頃には日が暮れていた。
俺の体は心とは別物らしく、それなりに精神的に衝撃を受けていたはずなのに、よく眠ったら腹が減っていた。
健康体でなによりなことだとノロノロと宿を出て、だが喧騒に揉まれる酒場に行く気にもならずに、寂れた食品店へ向かった。
適当に食品を買い込んで店を出ようとすると___扉を開けたところでガイウスに出くわした。
なんていう偶然だ。
いつもだったらツイていると自然と笑みが浮かぶが、今日は唇の端が痙攣したように引き攣る。
気まずいのは向こうも同じのようで、常に無表情な男は、珍しく戸惑ったように店の入り口で立ち止まった。
無言で見つめ合う異様な空気に耐えきれずに、俺は掠れた声を無理やり絞り出した。
『……なに、ガイウス。部屋で食うの?珍しいじゃん』
ガイウスは普段ほぼ毎日外食だ。
俺が良く行く酒場や定食屋なんかにも頻繁に顔を出しているのを知っている。
だけど今日に限って違うなんて……俺と鉢合わせるのが嫌だったんだろうか。
薄々そうだろうなと感じつつ、冗談を装って声を掛けると、ガイウスは苦い顔をして顔を逸らす。
あからさまに避けられる視線。
返事すらしない、頑なな横顔。
腫れ物に触る様だとはこのことか。
それはそうだと思いつつ、それでも未練がましく口を開いた。
『なぁガイウス……。マジで昨日のこと、気にしないでよ。俺も気にしないから』
こんなところでする立ち話じゃないって分かっているけど、この胸のわだかまりを取り去りたくて言葉を重ねる。
『別に面倒なことはなしで、今まで通りってわけには、いかないか?』
顔に精一杯の作り笑いを浮かべて、一歩ガイウスの方に近寄る。
するとガイウスは、逸らしていた視線をこちらに向けて、目元を鋭く眇めた。
『……いくわけないだろう』
響いた声に紛れていたのは、明らかな苛立ち。
その言葉を吐き捨てると、こちらを見向きもせずに立ち去るガイウスの背中からは、明確な拒絶が漂っていた。
その後ろ姿を未練がましく見つめながら、俺はがっくりと項垂れた。
無理か。
やっぱり無理だよな。
今まで通りなんてできるわけない。
自分でも分かっていた。
ガイウスは、桁外れに強い人間だけが持ちうる潔癖さがある。
俺なんかを抱いてしまったことは彼にとって汚点で、その汚点がのうのうと近づいてくることを許しなんてしない。
むしろ、下手したら何しやがったと殺されていたかもしれないじゃないか。
命だけでもあってよかったと考えるべきだ。
胸が千切れるように痛いけれど、これでも幸運なほうだ。
だけどもし俺が女だったら、また違ったかもしれない。
俺が娼婦とかだったら、ガイウスもそこまで嫌悪感を感じることなかっただろうし___。
そこまで考えて俺は、間抜けな案を思いついた。
そうか。
冒険者で女を買わない男はいない。
性欲処理は絶対に必要な存在で、みんな買ってる。
そう、『みんな』だ。
今ガイウスは、俺を喰っちまったことがとてつもないゲテモノ食いだって思っているだろう。
まともな男なら誰も手を出さない、汚い男なんかに突っ込んじまったって。
なら適当な男を呼んで、そいつとヤっているところを見せつけよう。
そうすれば……あいつも、男同士でヤることなんて、大したことじゃないって分かるだろう。
射精もセックスもただの排泄行為で、たまたまその相手を不本意に俺にしちまったってだけだ。
俺を使うことを他の男がしているなら、それほど嫌悪することじゃないって勘違いしてくれるかもしれない。
脳みそのあまり詰まっていない頭に浮かんだ考えに、俺はこれだと手を叩いた。
ガイウス以外の男と寝るなんて、想像すらしたことない。
知らない誰かに組み敷かれるなんて嫌だし、偶然でも触れ合ったガイウスの熱が上書きされてしまうなんて悲しい。
___だけどそれでもどうにかして、ガイウスの傍に居たい。
ずっと好きだったとか、愛しているなんて言葉は一生言えない。
言うつもりは欠片もない。
それでも、せめて同じ冒険者として傍に居たい。
そのためだったらどれだけ汚い男に突っ込まれても耐えられる。
あの男のそばに居られるなら、愛のないセックスだって100回でも1000回でもしたっていい。
吐き気がするような相手にだっていくらでも足を開こう。
恨みがましく痛む胸を押さえて、腹をくくると、俺は日の暮れた町に足を進めた。
そうして、街で適当に選んだ男娼を部屋に連れ込んだ。
本当は飲み屋で男を引っかけるつもりだったけれど、残念ながら俺に引っかかる男はいなかった。
規格外にでかくて強いガイウスがいるから忘れがちだけど、そもそも俺もS級の冒険者で、思わず可愛がっちゃいたくなるような美少年じゃないから当然かもしれない。
じゃあしょうがないかと花街で男娼を掴まえた。
男娼ってのは大体が女と見間違えそうな華奢で化粧なんかもしていて、良い匂いのする奴だったけど、そいつは俺に負けないくらい背が高くて、鍛えているのか逞しかった。
顔立ちは綺麗だけれど、とても男娼とは思えない男らしい顔立ちで、ガイウスと同じ闇色の髪をしていた。
『俺みたいなのが好きな男もいるんですよ』と自信ありげに笑った顔が印象的だった。
その男と、部屋に入ってさっさと服を脱ぎ捨てベッドに寝転がったところだった。
あらかじめガイウスに『報酬の件で伝えないといけないことがある』って、嘘の伝言を伝えてもらって。
ガイウスが来てくれるかは五分五分だったけど、律儀に部屋まで来てくれて___そうして見事に鉢合わせたってわけだ。
派手な音を立てて閉められた扉を見て、俺は肩をすくめた。
「あれは……成功したの、かな?」
他人の濡れ場なんて見せられて、ガイウスは確かに怒るだろうと思ってはいた。
それは俺も予想していた。
それでも俺が男と今にもヤりそうな雰囲気だっていうのは分かっただろう。
そのことに安心もするかと思ってたのに。
だけどガイウス、思った以上に怒っていた気がする。
忙しいのに呼び出したせいだろうか。
俺が首を傾げていると、ベッドで俺に圧し掛かっていた男が震える声を上げた。
「ちょ、……さっきの人って……」
「へ?」
ぷるぷると小刻みに震える指で、扉を指さすのは俺が買った男娼だ。
俺を押し倒した時の威勢はどこへやら、さっきまで元気だった彼の下半身もすっかり萎れている。
触れ合う体が気持ち悪くて、できれば続きなんてしたくなくて俺は頭を掻いた。
「あー……、なんかそんな気分にはなれないんだよねぇ……やっぱりナシでいい?お金は返さなくていいから」
「こっちこそ、そんな気分じゃないですよ!あの人S級でこの大陸一の冒険者でしょう!?なんでこんなところにいるんですか!?しかも、なんかめっちゃ怒ってましたよね!?」
男娼の青年は飛び上がるように床に降り立つと、唾を飛ばしてまくし立てた。
「あれ、明らかに俺に対して威嚇してましたよね!?俺、死にたくないんでさっさと逃げますけど、ほんと、これで殺されたらどうしてくれるんですか!」
「ん?よく分かんないけど、ガイウスは町民相手にはめったに暴力振るわないから大丈夫だと思うよ?」
「いやいやいやいや!何言ってんですか!あんだけ殺意満々な目で見てたんですよ!あー、もー、あんた話にならないわ!」
青年は驚くほど素早く服を着ると、扉を蹴破るようにして開いて廊下を走り去っていった。
ばたばたと煩い足音が遠くに響き、俺はこんなに騒いだら宿の亭主に怒られるかも、と頭の片隅で思う。
だけど起き上がっていって謝る気にもなれず、ただぼんやりとベッドに寝転がって天井を見ていると___再び廊下に足音が響いた。
さっき男娼の青年が出て行ったのと同じ、いやそれ以上の速さで近づいてくる。
彼が戻って来たんだろうか。
ちゃんと金は先に渡したはずだし、何か忘れ物でもしたんだろうか。
「なんだ、忘れものでも……」
首だけを扉の方へ向けると。
_____ガツンと派手な音と共に、扉が蹴破られた。
それが、昨日の話だ。
幸いしっかり慣らしてくれたせいか、痛みはあったけれど俺は歩いて町まで帰ってこれた。
さっさと置いて行かれるかと思ったけど、ガイウスも疲れていたのか妙に歩きが遅くて助かった。
そうして宿に戻り、倒れるように眠った。
泥のように眠り続けて、ようやく目が覚めた頃には日が暮れていた。
俺の体は心とは別物らしく、それなりに精神的に衝撃を受けていたはずなのに、よく眠ったら腹が減っていた。
健康体でなによりなことだとノロノロと宿を出て、だが喧騒に揉まれる酒場に行く気にもならずに、寂れた食品店へ向かった。
適当に食品を買い込んで店を出ようとすると___扉を開けたところでガイウスに出くわした。
なんていう偶然だ。
いつもだったらツイていると自然と笑みが浮かぶが、今日は唇の端が痙攣したように引き攣る。
気まずいのは向こうも同じのようで、常に無表情な男は、珍しく戸惑ったように店の入り口で立ち止まった。
無言で見つめ合う異様な空気に耐えきれずに、俺は掠れた声を無理やり絞り出した。
『……なに、ガイウス。部屋で食うの?珍しいじゃん』
ガイウスは普段ほぼ毎日外食だ。
俺が良く行く酒場や定食屋なんかにも頻繁に顔を出しているのを知っている。
だけど今日に限って違うなんて……俺と鉢合わせるのが嫌だったんだろうか。
薄々そうだろうなと感じつつ、冗談を装って声を掛けると、ガイウスは苦い顔をして顔を逸らす。
あからさまに避けられる視線。
返事すらしない、頑なな横顔。
腫れ物に触る様だとはこのことか。
それはそうだと思いつつ、それでも未練がましく口を開いた。
『なぁガイウス……。マジで昨日のこと、気にしないでよ。俺も気にしないから』
こんなところでする立ち話じゃないって分かっているけど、この胸のわだかまりを取り去りたくて言葉を重ねる。
『別に面倒なことはなしで、今まで通りってわけには、いかないか?』
顔に精一杯の作り笑いを浮かべて、一歩ガイウスの方に近寄る。
するとガイウスは、逸らしていた視線をこちらに向けて、目元を鋭く眇めた。
『……いくわけないだろう』
響いた声に紛れていたのは、明らかな苛立ち。
その言葉を吐き捨てると、こちらを見向きもせずに立ち去るガイウスの背中からは、明確な拒絶が漂っていた。
その後ろ姿を未練がましく見つめながら、俺はがっくりと項垂れた。
無理か。
やっぱり無理だよな。
今まで通りなんてできるわけない。
自分でも分かっていた。
ガイウスは、桁外れに強い人間だけが持ちうる潔癖さがある。
俺なんかを抱いてしまったことは彼にとって汚点で、その汚点がのうのうと近づいてくることを許しなんてしない。
むしろ、下手したら何しやがったと殺されていたかもしれないじゃないか。
命だけでもあってよかったと考えるべきだ。
胸が千切れるように痛いけれど、これでも幸運なほうだ。
だけどもし俺が女だったら、また違ったかもしれない。
俺が娼婦とかだったら、ガイウスもそこまで嫌悪感を感じることなかっただろうし___。
そこまで考えて俺は、間抜けな案を思いついた。
そうか。
冒険者で女を買わない男はいない。
性欲処理は絶対に必要な存在で、みんな買ってる。
そう、『みんな』だ。
今ガイウスは、俺を喰っちまったことがとてつもないゲテモノ食いだって思っているだろう。
まともな男なら誰も手を出さない、汚い男なんかに突っ込んじまったって。
なら適当な男を呼んで、そいつとヤっているところを見せつけよう。
そうすれば……あいつも、男同士でヤることなんて、大したことじゃないって分かるだろう。
射精もセックスもただの排泄行為で、たまたまその相手を不本意に俺にしちまったってだけだ。
俺を使うことを他の男がしているなら、それほど嫌悪することじゃないって勘違いしてくれるかもしれない。
脳みそのあまり詰まっていない頭に浮かんだ考えに、俺はこれだと手を叩いた。
ガイウス以外の男と寝るなんて、想像すらしたことない。
知らない誰かに組み敷かれるなんて嫌だし、偶然でも触れ合ったガイウスの熱が上書きされてしまうなんて悲しい。
___だけどそれでもどうにかして、ガイウスの傍に居たい。
ずっと好きだったとか、愛しているなんて言葉は一生言えない。
言うつもりは欠片もない。
それでも、せめて同じ冒険者として傍に居たい。
そのためだったらどれだけ汚い男に突っ込まれても耐えられる。
あの男のそばに居られるなら、愛のないセックスだって100回でも1000回でもしたっていい。
吐き気がするような相手にだっていくらでも足を開こう。
恨みがましく痛む胸を押さえて、腹をくくると、俺は日の暮れた町に足を進めた。
そうして、街で適当に選んだ男娼を部屋に連れ込んだ。
本当は飲み屋で男を引っかけるつもりだったけれど、残念ながら俺に引っかかる男はいなかった。
規格外にでかくて強いガイウスがいるから忘れがちだけど、そもそも俺もS級の冒険者で、思わず可愛がっちゃいたくなるような美少年じゃないから当然かもしれない。
じゃあしょうがないかと花街で男娼を掴まえた。
男娼ってのは大体が女と見間違えそうな華奢で化粧なんかもしていて、良い匂いのする奴だったけど、そいつは俺に負けないくらい背が高くて、鍛えているのか逞しかった。
顔立ちは綺麗だけれど、とても男娼とは思えない男らしい顔立ちで、ガイウスと同じ闇色の髪をしていた。
『俺みたいなのが好きな男もいるんですよ』と自信ありげに笑った顔が印象的だった。
その男と、部屋に入ってさっさと服を脱ぎ捨てベッドに寝転がったところだった。
あらかじめガイウスに『報酬の件で伝えないといけないことがある』って、嘘の伝言を伝えてもらって。
ガイウスが来てくれるかは五分五分だったけど、律儀に部屋まで来てくれて___そうして見事に鉢合わせたってわけだ。
派手な音を立てて閉められた扉を見て、俺は肩をすくめた。
「あれは……成功したの、かな?」
他人の濡れ場なんて見せられて、ガイウスは確かに怒るだろうと思ってはいた。
それは俺も予想していた。
それでも俺が男と今にもヤりそうな雰囲気だっていうのは分かっただろう。
そのことに安心もするかと思ってたのに。
だけどガイウス、思った以上に怒っていた気がする。
忙しいのに呼び出したせいだろうか。
俺が首を傾げていると、ベッドで俺に圧し掛かっていた男が震える声を上げた。
「ちょ、……さっきの人って……」
「へ?」
ぷるぷると小刻みに震える指で、扉を指さすのは俺が買った男娼だ。
俺を押し倒した時の威勢はどこへやら、さっきまで元気だった彼の下半身もすっかり萎れている。
触れ合う体が気持ち悪くて、できれば続きなんてしたくなくて俺は頭を掻いた。
「あー……、なんかそんな気分にはなれないんだよねぇ……やっぱりナシでいい?お金は返さなくていいから」
「こっちこそ、そんな気分じゃないですよ!あの人S級でこの大陸一の冒険者でしょう!?なんでこんなところにいるんですか!?しかも、なんかめっちゃ怒ってましたよね!?」
男娼の青年は飛び上がるように床に降り立つと、唾を飛ばしてまくし立てた。
「あれ、明らかに俺に対して威嚇してましたよね!?俺、死にたくないんでさっさと逃げますけど、ほんと、これで殺されたらどうしてくれるんですか!」
「ん?よく分かんないけど、ガイウスは町民相手にはめったに暴力振るわないから大丈夫だと思うよ?」
「いやいやいやいや!何言ってんですか!あんだけ殺意満々な目で見てたんですよ!あー、もー、あんた話にならないわ!」
青年は驚くほど素早く服を着ると、扉を蹴破るようにして開いて廊下を走り去っていった。
ばたばたと煩い足音が遠くに響き、俺はこんなに騒いだら宿の亭主に怒られるかも、と頭の片隅で思う。
だけど起き上がっていって謝る気にもなれず、ただぼんやりとベッドに寝転がって天井を見ていると___再び廊下に足音が響いた。
さっき男娼の青年が出て行ったのと同じ、いやそれ以上の速さで近づいてくる。
彼が戻って来たんだろうか。
ちゃんと金は先に渡したはずだし、何か忘れ物でもしたんだろうか。
「なんだ、忘れものでも……」
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_____ガツンと派手な音と共に、扉が蹴破られた。
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