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●出会い
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「わぁ!!」
思わず歓声をあげてしまう。
平日の夜遅くのせいか、あまり人はいない。
まるで夜景を独り占めしている感じだ。
ライトアップされたビルたちがキラキラ輝いている。
私とシュンはバイクを停めて、海辺の公園をゆっくり歩いた。
「やっぱりこれくらいの時間だと、人はいないんだね」
「そうそう」
シュンはニコニコ笑っている。
私が喜んではしゃいでいるのを見て、心底嬉しそうだ。
優しい人なんだなぁ・・・
隆也と以前来た時は、
「夜景なんて他の女と見飽きた」
なんて、大して夜景なんか見ていなかったっけ・・・
結局誰といても、隆也の事をつい考えてしまう自分にうんざりした。
「お、あそこに座ろう」
シュンが空いているベンチを指差した。
私はうなずくと、2人でベンチに腰掛ける。
隆也以外の男の子と2人で過ごすのなんて、どれくらいぶりだろう・・・
隆也と出会ってから、他の男に絶対目がいかなかったし、会いたいとも思わなかった。
でもシュンは何だか違う感じ。
うまく言えないけど、あまり男っていう感じがしなくて、何だか気楽な女友達という感じ。
すごく一緒にいて楽なんだ。
それはシュンのおだやかな優しい雰囲気のせいなんだろうなぁ・・・
しばらく私たちは黙って海を見ていた。
夜景の光が反射して、キラキラ輝いている。
まるで宝石みたいだ。
「シュン」
「ん?」
シュンがクリクリとした目でこっちを向いた。
まるで犬みたいだ。
「今日はありがとうね。すごく楽しかったよ」
「俺もすげー楽しかったよ。由希ちゃんとは話合うし、本当にずっと話をしてても尽きないんだよなぁ」
「アハハ、そうだね」
確かにすごく話していて楽しかった。
思わず歓声をあげてしまう。
平日の夜遅くのせいか、あまり人はいない。
まるで夜景を独り占めしている感じだ。
ライトアップされたビルたちがキラキラ輝いている。
私とシュンはバイクを停めて、海辺の公園をゆっくり歩いた。
「やっぱりこれくらいの時間だと、人はいないんだね」
「そうそう」
シュンはニコニコ笑っている。
私が喜んではしゃいでいるのを見て、心底嬉しそうだ。
優しい人なんだなぁ・・・
隆也と以前来た時は、
「夜景なんて他の女と見飽きた」
なんて、大して夜景なんか見ていなかったっけ・・・
結局誰といても、隆也の事をつい考えてしまう自分にうんざりした。
「お、あそこに座ろう」
シュンが空いているベンチを指差した。
私はうなずくと、2人でベンチに腰掛ける。
隆也以外の男の子と2人で過ごすのなんて、どれくらいぶりだろう・・・
隆也と出会ってから、他の男に絶対目がいかなかったし、会いたいとも思わなかった。
でもシュンは何だか違う感じ。
うまく言えないけど、あまり男っていう感じがしなくて、何だか気楽な女友達という感じ。
すごく一緒にいて楽なんだ。
それはシュンのおだやかな優しい雰囲気のせいなんだろうなぁ・・・
しばらく私たちは黙って海を見ていた。
夜景の光が反射して、キラキラ輝いている。
まるで宝石みたいだ。
「シュン」
「ん?」
シュンがクリクリとした目でこっちを向いた。
まるで犬みたいだ。
「今日はありがとうね。すごく楽しかったよ」
「俺もすげー楽しかったよ。由希ちゃんとは話合うし、本当にずっと話をしてても尽きないんだよなぁ」
「アハハ、そうだね」
確かにすごく話していて楽しかった。
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