79 / 83
●後悔
3
しおりを挟む
頬の痛みに、思わず頬をおさえた。
そして、改めて理解した。
私は水瀬に頬を叩かれたのだと。
私は驚いて、水瀬を見る。
そこには今まで見たことがないくらい、険しい表情をした水瀬がいた。
「由希・・・あんた一体何やってんの?」
低く、怒りを押し殺している声。
水瀬のこんな声も、私は今まで聞いたことがなかった。
「隆也さんの事を忘れたって言ったじゃん!!シュン君と真剣につきあうって言ったじゃん!!」
「・・・・言った・・・」
「なら、何で平気で隆也さんと寝る事ができるのよ!?しかもシュン君がいない間にさ。
最低だよ!」
私は黙ってうつむくことしかできなかった。
私に何が言えるというのか。
水瀬の言う事が100%正しい。
「シュン君はさ、元彼女に受けた傷を忘れてないんだよ!!
癒えていないんだよ!
それなのに何で由希が同じ事をして、またシュン君を傷つけてしまうの?」
「・・・ごめん・・・」
「私にあやまっても意味ないよ!シュン君がかわいそうだよ!」
「・・・・・・」
「シュン君、夏休みに3人で遊んだ時に言ってた。
由希の事が本当に大好きだって。ずっと側にいたいって。
それなのに、何でそこまで想ってくれる人を裏切るの!?」
水瀬は最後は怒鳴るように言葉を吐いた。
そして水瀬はすごく悲しそうな顔でうつむいて、ボソリと言った。
「・・・・何で、シュン君にそんな由希が愛されるの?
私だったら、絶対浮気なんかしない!
シュン君だけを見てるのに」
私は水瀬の言葉に驚いて、思わず目をみはる。
「水瀬・・・まさか・・・シュンの事・・・」
私の一人言のような問いに、水瀬は自嘲気味に笑った。
「そうだよ。私はシュン君の事が好きだよ・・・」
私は驚きで、その場にへたり込みそうになった。
わからなかった。
そして全然気づかなかった。
「・・・・いつから・・・?」
「夏休み前くらいかな。
だから夏休み前に彼氏と別れた」
私は水瀬が元彼と別れたと話してくれた時の事を思い出していた。
私が別れた原因を聞いても、はっきりと教えてくれず、誤魔化していた水瀬。
まさか別れた原因が、シュンだったなんて。
私はショックで、思わず顔を両手で覆った。
叫び出したい気分だった。
そして、改めて理解した。
私は水瀬に頬を叩かれたのだと。
私は驚いて、水瀬を見る。
そこには今まで見たことがないくらい、険しい表情をした水瀬がいた。
「由希・・・あんた一体何やってんの?」
低く、怒りを押し殺している声。
水瀬のこんな声も、私は今まで聞いたことがなかった。
「隆也さんの事を忘れたって言ったじゃん!!シュン君と真剣につきあうって言ったじゃん!!」
「・・・・言った・・・」
「なら、何で平気で隆也さんと寝る事ができるのよ!?しかもシュン君がいない間にさ。
最低だよ!」
私は黙ってうつむくことしかできなかった。
私に何が言えるというのか。
水瀬の言う事が100%正しい。
「シュン君はさ、元彼女に受けた傷を忘れてないんだよ!!
癒えていないんだよ!
それなのに何で由希が同じ事をして、またシュン君を傷つけてしまうの?」
「・・・ごめん・・・」
「私にあやまっても意味ないよ!シュン君がかわいそうだよ!」
「・・・・・・」
「シュン君、夏休みに3人で遊んだ時に言ってた。
由希の事が本当に大好きだって。ずっと側にいたいって。
それなのに、何でそこまで想ってくれる人を裏切るの!?」
水瀬は最後は怒鳴るように言葉を吐いた。
そして水瀬はすごく悲しそうな顔でうつむいて、ボソリと言った。
「・・・・何で、シュン君にそんな由希が愛されるの?
私だったら、絶対浮気なんかしない!
シュン君だけを見てるのに」
私は水瀬の言葉に驚いて、思わず目をみはる。
「水瀬・・・まさか・・・シュンの事・・・」
私の一人言のような問いに、水瀬は自嘲気味に笑った。
「そうだよ。私はシュン君の事が好きだよ・・・」
私は驚きで、その場にへたり込みそうになった。
わからなかった。
そして全然気づかなかった。
「・・・・いつから・・・?」
「夏休み前くらいかな。
だから夏休み前に彼氏と別れた」
私は水瀬が元彼と別れたと話してくれた時の事を思い出していた。
私が別れた原因を聞いても、はっきりと教えてくれず、誤魔化していた水瀬。
まさか別れた原因が、シュンだったなんて。
私はショックで、思わず顔を両手で覆った。
叫び出したい気分だった。
0
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
忘れ去られた婚約者
かべうち右近
恋愛
『僕はレベッカしか選ばない』
甘い声音でそう話したはずの王太子サイラスは、レベッカを忘れてしまった。
レベッカは、王太子サイラスと付き合っていることを、ある事情により隠していた。舞踏会で関係を公表し、婚約者に指名される予定だったのに、舞踊会の夜にサイラスは薬を盛られて倒れ、記憶喪失になってしまう。
恋人が誰なのかわからないのをいいことに、偽の恋人が次々と名乗りをあげ王太子の婚約者の座を狙ってくる。おかげで不信に陥ったサイラスに、レベッカは自分が恋人だと名乗り出せなくなってしまった。
サイラスの記憶喪失を解消するため、薬師兼魔女であるレベッカは恋人であることを隠しながら、事件調査を協力することになった。そうして記憶が戻らないまま二人の距離は再び近づいていく。だが、そんなおりにサイラスの偽の恋人を名乗りでた令嬢たちが、次々と襲われる事件も起き始めて……!?
※他のサイトにも掲載しています。
毎日更新です。
戦いの終わりに
トモ
恋愛
マーガレットは6人家族の長女13歳。長く続いた戦乱がもうすぐ終わる。そんなある日、複数のヒガサ人、敵兵士が家に押し入る。
父、兄は戦いに出ているが、もうすぐ帰還の連絡があったところなのに。
家には、母と幼い2人の妹達。
もうすぐ帰ってくるのに。なぜこのタイミングで…
そしてマーガレットの心には深い傷が残る
マーガレットは幸せになれるのか
(国名は創作です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる