私は元カレの都合のいい女です

鈴ーりんー

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●後悔

3

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頬の痛みに、思わず頬をおさえた。

そして、改めて理解した。



私は水瀬に頬を叩かれたのだと。


私は驚いて、水瀬を見る。

そこには今まで見たことがないくらい、険しい表情をした水瀬がいた。


「由希・・・あんた一体何やってんの?」


低く、怒りを押し殺している声。

水瀬のこんな声も、私は今まで聞いたことがなかった。


「隆也さんの事を忘れたって言ったじゃん!!シュン君と真剣につきあうって言ったじゃん!!」

「・・・・言った・・・」

「なら、何で平気で隆也さんと寝る事ができるのよ!?しかもシュン君がいない間にさ。
最低だよ!」


私は黙ってうつむくことしかできなかった。

私に何が言えるというのか。

水瀬の言う事が100%正しい。



「シュン君はさ、元彼女に受けた傷を忘れてないんだよ!!
癒えていないんだよ!
それなのに何で由希が同じ事をして、またシュン君を傷つけてしまうの?」

「・・・ごめん・・・」

「私にあやまっても意味ないよ!シュン君がかわいそうだよ!」

「・・・・・・」

「シュン君、夏休みに3人で遊んだ時に言ってた。
由希の事が本当に大好きだって。ずっと側にいたいって。
それなのに、何でそこまで想ってくれる人を裏切るの!?」


水瀬は最後は怒鳴るように言葉を吐いた。


そして水瀬はすごく悲しそうな顔でうつむいて、ボソリと言った。



「・・・・何で、シュン君にそんな由希が愛されるの?
私だったら、絶対浮気なんかしない!
シュン君だけを見てるのに」


私は水瀬の言葉に驚いて、思わず目をみはる。


「水瀬・・・まさか・・・シュンの事・・・」


私の一人言のような問いに、水瀬は自嘲気味に笑った。


「そうだよ。私はシュン君の事が好きだよ・・・」


私は驚きで、その場にへたり込みそうになった。


わからなかった。

そして全然気づかなかった。


「・・・・いつから・・・?」

「夏休み前くらいかな。
だから夏休み前に彼氏と別れた」


私は水瀬が元彼と別れたと話してくれた時の事を思い出していた。


私が別れた原因を聞いても、はっきりと教えてくれず、誤魔化していた水瀬。



まさか別れた原因が、シュンだったなんて。


私はショックで、思わず顔を両手で覆った。


叫び出したい気分だった。

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