若さの森

アズ

文字の大きさ
6 / 12

06 あつあつ

しおりを挟む
 高橋の一件の後、三年生が後輩にちょっかいを出すことは無くなった。ようやく受験生としての自覚を持ち集中したかと思ったが、理由はそうではなかった。どうやら、俺の知らないところで変な噂が広がっていた。それに気づいたのは一ヶ月後のことで、高田が教えてくれなければ俺は気づかないままだった。
 どうも学校では俺を絶対に怒らせてはならない危険人物指定されているようで、三年も後輩もおとなしくしておこうとなったようだ。どうして俺が危険人物扱いされなきゃならないのか、凄く納得がいかなかったが、どうも刃物を持った男に素手で向かったという噂が(それは本当)広がり、こいつヤバいと思われたらしい。それを聞いたら納得してしまうが、あれは現場に居合わせたら絶対分かるが、刃物を持ったからと言って必ずしも本人が強くなるわけではない、まさに典型例だったのだ。だから、あれはたいしたことがない……と言ったところで時は既に遅し、俺はヤバい奴レッテルを貼られてしまった。
 だが、良いこともある。それで何事もない平和が続くならその方が断然良いに決まっている。



 最近、外を歩いているとショルダーバックのようにスマホをぶら下げる人を見かけるようになった。スマホショルダーと言うらしい。確かに、スマホによってはポケットに入らなかったり、うっかり置き忘れたりするから、これは便利だと思う。スマホ文化が定着した光景だろう。
 学校の方では橘桜は今年度の前期生徒会長に立候補し話題となった。対立候補は三年生の生徒2名。三年にとっては最後のチャンスだった。この選挙戦では姉の応援がない。姉は卒業してしまったから、今度はいかに後輩から票を獲得出来るかという問題だったのだが、三年の悪行は既に新入生には周知で、去年の後期の活躍も含め後輩からの票は集められた。三年は去年と同じく票が割れた。三年が一人に絞れたらもしかしたら可能性はあったかもしれないが、野党連合のように三年連合は出来ない。椅子は一つしかないのだから、奪い合うしかない。二年も橘以外に立候補者が出れば、選挙戦は予想のつかないものになっていただろう。だが、三年から生徒会長を奪おうなんて度胸あるのは橘だけだった。忖度すらなく、橘は当選した。前列のない二期目に突入し、政治的に言えば橘の長期政権が成立した。
 実のところこの裏には橘や佐藤、高田から生徒会長に立候補しないのかと言われていた。生徒会長なんて柄じゃないと俺は断った。佐藤はそんなことないと言い、高田は立候補するなら全力で応援すると言って、橘は凄くがっかりしていた。橘は俺が出ないと分かると立候補したというのが経緯にある。だが、俺なんかよりずっと橘の方が向いている。三年にとっては不満だろうが。三年は完全に勢いを無くし、最後のチャンスも逃し、後は残る部活で爪痕を残すのみとなっていた。夏の大会まではまだ期間はある。
 日本の夏はじめっとした暑さがあり、俺はそれが苦手だった。昔より気温も高くなり、その度に地球温暖化が話題となる。だいたいこの時期からだ。異常気象は世界各地で起き、中国などは干ばつが起き水不足の問題がニュースになった。日本はそれに比べたら水が豊かな方なのかもしれない。実際はよく分からない。地球でいったい何が起こっているのか。大人達でも言っていることは様々で大人達ですら分かっていないように見える。因みに北海道は梅雨がないらしい。
 地球温暖化を考えるも、日本の電力の問題に解決の糸口が見当たらない。原子力発電反対派は再生可能エネルギーで太陽光パネルを訴える政治家がいたり、再生可能エネルギーでは日本の必要な電力はそもそも補えきれないとし原子力の必要性を訴えたり、しかし、原発の事故や、未だふるさとに戻れない人達のこと、処理水の問題を考えると何が正しいのか分からない。きっと、大人達も同じなのだろう。日本は舵取りに混迷している。
 物価上昇と中々上がらない賃金の問題は俺達の将来にも影響する話し。きっと、俺達は更に暗い未来を歩くことになるだろう。かつての明るい日本を歩くことは難しそうだ。かといって解決策も分からない。俺達は沈みゆく泥舟で一緒に沈むしかないのだろうか。なら、いっそ教科書を放り投げ、ついでに人生も放り出すか? 高校生の自殺がニュースに度々報道が流れるが、それも短く、高齢者の事故と同じくらいの短さだ。高齢者ドライバーの事故も珍しくなく、その度に免許に年齢制限をもうけるべきだとネットでは騒がれた。遂には老害という言葉が出てくるくらいに。
 こんな心がすり減ることを考えるくらいなら、政治なんて考えないで俺達は俺達の人生だけを考えた方がまだマシだ。どうせ考えたところで社会はマシにはなってくれない。
 若者の政治に対する無関心にいかに関心を持ってもらうかという話題が出るが、そもそも少なくとも俺は政治に期待なんかしていない。どうせ連中は金と権利にしか目がいっていない。国の為、国民の為は政治家の常套句だ。本当の、本物の政治家はいたとしても俺はその人を知らない。
 悲観的と言われるかもしれないが、そうさせているのは間違いなく大人達だ。



 だが、どうせ俺もそんな嫌いな大人にいずれなってしまうんだ。絶望だ。子どものままでいたい。だが、社会はそれを許してはくれない。俺は大人の社会に年齢を達すると放り出されるのだ。そこでは自己責任と自由がある。俺は海外に行くにも英語が得意ではない。勉強すればいいだけの話しだが、日本を飛び出しても状況は変わらなそうだ。
 海外に行って成功した奴、失敗した奴がいるように、結局良いことばかりではないし、全員がうまくいくわけじゃない。そんな当たり前を考えたら、日本でとりあえず何をやるかを考える。俺はどんな大人になりたいんだ。スーツを着て働いている自分の想像をするが、それは果たして幸せか? いや、不安でしかない。俺は、自分の将来の夢を中学生になってからちゃんと考えてこなかったことに今更気づいた。
 将来の夢を最初に考えたのは幼稚園にいた頃か。その時の夢は思い出せない。次が小学生の頃。小学生では確か学校の先生だったか。今では考えられないな。俺はなりたい自分がなかった。それは無だ。なりたい自分があるのは羨ましい。目標があればそこに向かって頑張れるから。目標がある奴の努力は凄い。甲子園を目指し厳しい練習をやり遂げる高校野球のように。
 俺がなんで将来の夢を考えているのか。それは自分が二年生だからだ。来年は受験生。その時には既に進学先、進路は決めておかなきゃならない。そう、来年だ。皆は教室ではその話しをしない。どうでもいい雑談ばかりだ。だが、きっと考えてる。俺もうかうかしてられない。なにせ、中学生はあっという間だ。3分半の音楽と同じように。



 俺は汗だくのシャツを脱いで急いでそれを洗濯機に放り込んだ。
 最近では夏の風物詩と言われる風鈴を飾る家が減ってきて、それは我が家でも同じだった。冷房をつけ、電気代を気にせず温度を下げる。今は親のいない昼間。空は太陽が眩しい。土は道路の為のアスファルトでほとんど覆われ熱がこもっている。歩くだけでしんどい。親は土日祝日関係ないシフト制の仕事で、土曜のこの時間帯は俺だけだった。団地の四階から見える景色はひとんち屋根だ。最近出来た家、古い屋根、様々だ。古い屋根には曲がったアンテナがある。あの家は認知症のお婆さんが住んでいた。毎日、大声で「ドロボー」と叫んでいる。勿論、泥棒が入ったわけではない。近所なら誰でもそのお婆さんのことを知っていて、一番有名だ。でも、皆話しかけたりはしない。最近はそのお婆さんの元気な声も聞かなくなり、この辺も静かになった。老人ホームにでも入ったのだろうか? そんなことを考えながら、冷蔵庫にある麦茶を取り出し、コップにそれを入れると一気に飲み干した。冷蔵庫には親の缶ビールが二本と、つまみに昨日の残り物がタッパにしてある。冷凍庫はパンパンで一番上は枝豆になっている。一番下は基本覗かない。用がないからだ。そろそろ冷凍庫にアイスでも補充したいところだ。
 親が買ってくるアイスは決まって数本入りの棒アイスだ。色んな種類の味がある。
 テレビを付けると、メガソーラー計画のニュースが流れた。森を伐採し、盛り土でその上に太陽光パネルを設置する計画。しかし、熱海の一件で改めてその危険性が疑われ反対運動が活発化され、ようやく市が工事の中止を命令した。
 酷いこの暑さなら電気は生み出せそうだが、環境の為にと自然を破壊する行為は、そもそもその場所の生態系にも影響しそうだ。人への被害だけが問題というわけではないだろう。だが、それに対する反応は薄い。それはネットのコメントを見れば明らかだ。人は基本自分達のことばかりしか考えていない。このメガソーラーにしてもだ。だからこその地球温暖化だろう。
 美術館にある幾つかの名画が狙われ、食べ物が投げつけられ、環境を訴える活動家はその辺をよく理解している。勿論、活動家の行為を全て肯定することは出来ない。しかし、そうでもしなければメディアはとりあげてはくれないし、だからこそ目立つインパクトある行為に走ってしまうのだろう。しかし、それも虚しくインパクトは行為だけに注目がいき、ほとんどは活動家のメッセージをちゃんとは読み取れてはいなかった。
 結局、俺達、そしてこれからの未来人は、この熱せられた世界でゆで卵のようになりながら生きていくわけだ。
 俺の部活動は基本外だから余計熱中症には気をつけなきゃならない。体育祭の練習中や部活動の最中で体調を悪くし救急搬送されるニュースも今や恒例となっている。嫌な恒例だ。しかし、それが事実だ。
 家の電話が鳴った。俺は受話器を取る。電話の主は高田だった。
「もしもし」
「よ、元気にしてるか?」
「高田こそ。それよりどうした?」
「最近佐藤とはどうしてる?」
「佐藤? 佐藤に何かあったのか?」
「違うよ。お前、鈍感だな」
「は?」
「まぁ、いいよ。それより橘から俺に相談があったんだ。勘違いかもしれないが、帰り道なんかつけられている気がするって」
「ストーカー?」
「多分な。でも、勘違いかもしれないからまだ先生には相談してないって。それでお前に相談なんだが、俺じゃ橘の家と逆方向だからよ、方向が近いお前に明後日から一緒に帰ってやって欲しい」
「ああ、分かった」
「それじゃ」
 電話は切れた。あれ? 橘は一人じゃないだろ? 確か佐藤と一緒に帰ってなかったっけ? だが、高田に聞こうにも電話は切れている。
 まぁいいかと俺は冷房のきいたリビングで椅子に座り寛いだ。



 そして、月曜日。俺は正門に向かうと既に橘が立って待っていた。
「待った?」
「ううん」
「あれ、佐藤は?」
「一緒じゃない」
「どうして?」
 だが、橘は答えず「行こ」とだけ言って歩き出したので俺も歩きはじめる。
「佐藤と何かあった?」
「ううん」
「本当に?」
「うん。ねぇ、佐藤さんのことどう思ってるの?」
「またその質問」
「え?」
「高田にも昨日聞かれたんだけどさ、皆なんか勘違いしてない?」
「そっ」
 今度は嬉しそうに声のトーンが若干高くなった。いったい本当に橘と佐藤は何があったのか? でも、橘は答えてくれない。
 それからの俺達は道中当たり障りのない会話をした。橘は去年に比べ、よく喋るようになった。俺は橘から喋る会話に答えるかたちだ。別れ際に橘から「ありがとう」と言った。
「ああ」
 その日は何事もなかった。ストーカーの気配もしない。
 翌日も、橘と帰った。明後日も、明々後日も。それが暫く続き、気づけば俺は橘と一緒に帰るのが日常になっていた。いつもは俺は一人だ。だが、今や隣には女子がいる。しかも、生徒会長だ。不思議な光景だ。まるで、付き合っているカップルのようだ。
 ある日、橘から将来の夢を訊かれた。俺は素直に分からないと答えた。逆に俺は同じ質問を橘に訊いた。橘はあると答えた。だが、教えないとも言ってその日は別れた。
 気のせいだろうか? 最近橘と俺の距離は随分と短くなっている。陸上で例えるなら、長距離走がいきなり短距離になったように。近い! しかも、ストーカーは全く現れていない。俺がいるからか? 最近、教室に入るなり俺を見てはクスクス笑われているのはカップルだと思われているからじゃないのか?
 俺は心配になった。橘はどう思っているのか? いや、橘は俺のことどう思っているのか? 橘は生徒会長で同学年。なんなら小学校も同じだ。ほとんど同じクラスになることはなかったが。橘は確かに尊敬する。学校の為と生徒会で働いている。俺じゃつとまらない。いや、そんなことじゃない。俺が橘のこと考えてどうする。やめよう、そうだ、やめよう。
 考えを停止する。忘れる。忘れたくても無意識で橘の顔が浮かんでくる。
 だが、自分の気持ちに嘘はつけない。感情を押し殺しても、無意識が夢の中で現れる。そんなんじゃない、そんなんじゃない。最初はどうだったっけ? 橘が俺に対する沈黙を思い出す。駄目だ、むしろ橘を考えてる。



「橘さ、俺と一緒にいて変な誤解とかされないのか? 俺は別に構わないが」
「構わないって……誤解されることが?」
「え?」
 橘の顔は赤い。大胆だ。橘は聞いている。俺を試している。俺は……俺は…… 。
「橘……」
 その時だった。
 空から突然水滴が落ち鼻に当たる。
 雨だ。
 天気予報ではブルーの傘マークはついていなかった。天気予報が外れることはここ最近あった。
 急いで屋根を探し、近くの寺の屋根で雨宿りをした。
 すっかり二人は濡れてしまい、お互いを見る。髪と服が濡れた橘を見て俺はハッと目を逸らす。寺の屋根の下で、お互い気まずくなり、長い沈黙が続いた。



 一方、まだ校舎にいた佐藤は土砂降りの外を見て文句を垂れていた。
「雨なんて聞いてない~」
 そこに高田が現れた。
「お前、まだ学校にいたのか?」
「高田こそ」
「俺は忘れもん」
「そう」
「なぁ、いいのか?」
「何が?」
「このままじゃキシはあの橘にとられるぞ」
 短い沈黙の後、佐藤は言葉を返す。
「何言ってるの? キシ君は橘さんがストーカーから守る為にいるわけで決してそんなんじゃ」
「あれ嘘だから」
「……」
「知ってるだろ? 橘は利口だ。頭を使ってあいつなりに戦ってる。お前はいいのか」
「やだなぁ、勘違いしないで。キシ君とは何もないから」
「後悔してからじゃ遅いぞ」
「何が言いたいわけ」
「後悔するくらいなら動け」
 高田はそう言って教室から去っていった。
 一人取り残された佐藤は窓を見た。
 そこにいないキシを思い出しながら。
 気づけば体が動いていた。



 俺の心臓は跳ねていた。俺も跳ねていた。雨がやんだ空で、アスファルトに水溜りができ、眩しく光るそばを通り過ぎながら。誰もいないことが幸いだ。
 世の中悪いことばかりではない。良いことだってある。
 俺はトップスピードで坂を駆け上り、家へ向かった。
 橘の素直な気持ちが知れ、俺も自分に素直になれた。
 部屋に戻り冷房をつけ冷蔵庫から麦茶をとり、コップに注ぎ一気に飲み干す。心臓が苦しい。これは病か。どうしたらこの病はおさまるのか。いや、治したくない。治さなくていい。このままが一番だ。苦しいままが。心臓が締め付けられる苦しみがずっと続いて欲しい。
 その時、チャイムが鳴った。俺は玄関へ向かいドアを開けた。
 そこには佐藤が立っていた。服はびしょ濡れだった。あの雨を走ってきたのか?
「佐藤? どうし」
 佐藤はいきなり俺に倒れ、俺はとっさに佐藤を支える。次の瞬間、佐藤は俺の唇を奪った。それが初めてのキスだった。
 それはアツく、長かった。
 ようやく唇が離れ、俺は正気を取り戻す。
 あれ、今いったい何が?



 中学二年、それはとても忙しい時期だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

この離婚は契約違反です【一話完結】

鏑木 うりこ
恋愛
突然離婚を言い渡されたディーネは静かに消えるのでした。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

王様の恥かきっ娘

青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。 本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。 孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます 物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります これもショートショートで書く予定です。

英雄の番が名乗るまで

長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。 大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。 ※小説家になろうにも投稿

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...