ファン・ミス・ノーウッド

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06 父親 〈後編〉

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 父の人生は最後まで闘技場の選手だった。その背中を追うように俺は闘技場の選手になった。誰もが俺に期待を寄せた。俺はそれに応えるように次々と目の前の敵を倒し成果をあげた。誰もが歓声をあげ俺の名を呼んだ。だが、そこに父の姿はない。俺にとっての父とは聞いた話しの中で想像する、名を轟かせていた闘技場の父だ。それを父の背中として追いかけ、気づけば俺は最年少記録でチャンピオンになった。
 そして、その時点で世間が俺を見る目は父の子としてではなく闘技場の英雄ジョンに変わっていった。
 ドロシーも最初は選手になることを反対していたが、チャンピオンになってからは応援してくれるようになった。
 そのドロシーも今はいない。
 いつかは訪れる別れ。それはいつだって突然だった。神は別れの挨拶すら与えてはくれなかった。俺に残るのは後悔だけ。ドロシーの時が特にそうだった。
 だが、今は前を見て生きることに専念している。
 たまに、定期的に墓参りに行って現状報告するくらいだ。
 俺は自分の家系について深く考えたことはなかった。俺が何者で、家族は誰かを知るのにそんな過去を遡ってまで古い家族を知らなくても俺には今の家族で十分だった。
 俺の家系が、血筋がなんであれ、俺はジョン・ノーウッド。それだけで十分だ。皆、それで理解出来る。皆は俺を知っている。誰かの子とかじゃなくだ。それは自分で築いた証だ。




「それじゃ断るつもりなの? どうして?」
 いつものパブのカウンターで隣に座る女性が俺にそう質問した。いつもならそこにはウォルターが座る筈だった。だが、ウォルターは他の事件捜査で忙しい。かわりというわけではないが、その席に数年前裸の付き合いをしたジェシカが何故か俺の手に触れている。彼女の美貌は確かで、周りからは羨ましがられる程のルックスを持つ。だが、彼女の噂は今も他の男との付き合いを聞かない。
 結い上げた金髪に白人、そして富豪の娘。俺が娘と寝たのがバレた時はその父親から一発食らった。多分、それが広まってか男達は中々彼女に踏み込んだことまでは出来ないでいるのだろう。
 闘技場の英雄を殴った父親。
 ジェシカは迷惑がっていたが。過保護だって言って、早くあの家から自由になりたがっている。
 彼女は自分を小鳥と比喩し、家は鳥籠で父親に飼われている。そんな人生は嫌だと言って、俺にその籠から自由にして欲しいと願っている。その願いは俺では叶えさせてはやれないが。それでもジェシカは俺が来るのを待っている。たまに、今日みたいに突撃することもあるが。
「また、こんなところを見られたら父親に外出禁止を言い渡されるぞ」
「私を幾つだと思っているのかしらね。もうそんな年齢じゃないっていうのに。それなのにお母さんは何も言わないのよ。まるで、お父さんが正しいと思ってるのよ」
「単に娘の心配をしているだけだろ」
「だからそんな年齢じゃないわよ。あなたは知らないようだから言うけど、あの人は独裁者よ。母はその独裁者に騙され心酔してるんだわ」
「なら、ジェシカは独裁国家から国外逃亡したいわけだな。なら、その行き先は自由だろ」
「冷たいこと言うのね。でも、分かってるんだから。わざとそうやって私を遠くへ追いやろうってわけでしょ?」
「流石は名推理だ」
「冗談じゃないわ! ジョン、私は本気なのよ」
「君のご両親は反対している」
「私の両親は闘技場への理解が遠いのよ」
「なら、説得は無理そうだな」
「あら、その気はあるってこと?」
「いや」
「嘘ね。私と寝た時、あなたは私に本気だったもの。でも、それは月が出ている時間だけ。朝になれば魔法が解けてあなたは戦士の顔になる。あの時のあなたは闘技場のことで頭がいっぱいだった。当然よね、チャンピオンになる人はきっと皆そう。でも、今は引退したでしょ。私にはあなたから闘技場を奪えなかったからあの時はしょうがなかったけど、今は違う。あなたはもう闘技場以外の自分を見つめるべきよ。なのになんで! 弟子をとって闘技場を出入り。今度は弟子の仇の為に真犯人を追っている。ようやくあなたと近づけられると思ったのに」
「俺は」
「やめて。何も言わないで。ねぇ、ジョン。あなた一人で生きていくつもり?」
「俺は一人じゃない」
 ジェシカは呆れてため息をもらす。
「本気じゃないわよね?」
 その時、ジョンの携帯が鳴った。
「あなたっていつも誰かに邪魔されてない?」
「かもしれないな」
 ジョンは電話に出ると、主はマクシェラだった。
「こんな時間に電話か?」
「あら、英雄ジョンには遅い時間だったかしら?」
「……用件は何だ?」
「闘技場の地下の神殿みたいな地下、あそこから伸びている地下道はやはり都市の各地の地上へ繋がる階段が発見されたわ。で、その神殿みたいなところにあった英雄達を全て調べてみたんだけど、一人だけ当てはまらない彫像があったわ。見当つくかしら?」
「俺の親父にそっくりな彫像だろ」
「その通り。単に史料が全く残っていないというのは少し考えられないわね。英雄については必ず記録が残る程、あの時代にとっては重要な人物ですもの」
「だとしたら他の英雄と並んで彫像があることに説明がつかないだろ」
「そうなのよね。正直、私が出来ることはここまでって感じなの。あなたの家族とあの彫像を結ぶものもこれでは見つけられそうにないわ」
「そうか」
「あら、がっかりしないのね」
「まぁな。知ったところで俺の血筋で世間が好き放題騒ぐぐらいだ」
「血筋は関係ないと?」
「遺伝子とか正直科学者じゃないんでね。いちいち気にしたこともない。だが」
「世間はそうじゃない。有名人も困りものね」
「俺は俺だ。今じゃ父の名を出す必要もない」
「そうだったわね……また、分かり次第連絡するわ」
「期待しないでおく」
 マクシェラは笑った。
 電話を終えるとジョンは「朗報だ」とジェシカにさっきの内容を説明した。
「悲報じゃない。どこが朗報よ」
「俺にとってはいいんだ」
「でも、変な話しよね。名も無い英雄だなんて」
「確かにな」
「ねぇ、知ってる? 魔王ノアの話し」
「作者不明の昔の読み物だろ」
「かつては英雄と呼ばれていた。もしかしたら実在していて、その英雄からこの物語を発想したんじゃないかしら」
「まさか。あれは物語だろ?」
「ノアは実在した」
 ジョンは笑った。
「酔ったのか?」
「物語のノアじゃなくてモデルのノアのことよ」
「マクシェラに確認すれば分かることだ」
 ジェシカは本気になって携帯で調べ始めた。ジョンは呆れて目の前の酒を飲み始める。
 すると、ジェシカは携帯で作者不明の物語を見せた。




 選択によって能力が顕現する世界。俺、ノアは3度の自殺をして全て失敗した。
 最初の自殺は飛び降り自殺だった。天の、神の世界を覗こうと人間が企み国王の命令で建てた建築途中の巨大な塔。何度かの落雷を受け、神の怒りだと恐れて逃げ出され放置された状態。国王の命令を背くことはこの国の法では大罪だ。だが、裁かれるよりも連中にとっては神の怒りの方がずっと恐ろしいことなんだろう。だが、これから死のうというノアにとってはどうでもよいことだった。労働者が逃げ出した塔の何層かには行く宛のない襤褸か垢まみれの裸の何人かが住み着いていた。その最上階となる場所には建築資材がそのまま放置された状態で、本来なら更に塔はもっと高くなっていた筈だった。空を見上げればまだ雲は遠く、天に近づくにはまだまだ足りていない。だが、この高さなら自殺するのに十分過ぎた。むしろ、自殺の場所としては贅沢だろう。屋上からは少し強い風と都市が見下ろせる。人間はもっと小さく米粒のようだ。瞼を閉じ、世界とお別れを告げると俺はその屋上から飛び降りた。全身は地上へと勢いよく重力に引っ張られ落下していく。地面に激突すれば骨は砕け、脳みそは血と一緒に飛び散るだろう。だが、そうはならなかった。飛び降りたという決断が世界の理に従ってノアの中にある能力が目覚め顕現する。どんな能力が顕現するかは人それぞれでその時になるまで自分にも分からない。トリガーもまたそうである。故にノアもまた分かっていなかった。だが、起きたのだ。顕現が。そして、その能力は肉体を痩せ細った体から強靭なものへと変化させ、世界一高い塔から飛び降りても傷がつかない程に進化した。
 望んでいたわけではなかった。だから、二度目の自殺は練炭自殺を選んだ。肉体が傷つかないとなれば、それ以外の手段を選ぶしかなかった。だが、その練炭自殺をしたというトリガーがまたノアの能力を目覚めさせた。それは酸素を必要とせず生き続ける能力。ノアは更に生命力を増した。
 3度目は毒を使用した。その行為もまたトリガーとなって能力は出現、毒を無効化させた。
 神が人に生きるすべとして能力をお与えになるという宗教の考えが浸透する世の中で能力を開花させた人間が自殺する行為は大罪であり、自殺未遂をしたノアは軍に連行され裁判を受け有罪、2年の兵役を課された。
 ノアは戦で死ねるのなら構わないとむしろ自ら最前線を志願した。しかし、一度目の自殺で飛んでくる槍や矢は全くノアの肉体を傷つけることが叶わず、敵国の剣士の剣ですら肉体のみでその刃をへし折るだけだった。ノアは死ねないことに絶望し、敵は倒せないノアに絶望し、そこへ敵の将軍が現れ巨大な矛がノアの腸を裂いた。大量の血液がドバっと出るのを見てノアは喜んだ。それが敵の将軍には不気味に見えた。
「何っ!?」
 敵が笑っている。腸を裂かれたというのに。
 将軍の矛はあらゆるものをぶった斬れる、それが将軍の能力だった。あらゆる怪我を防ぐ肉体とぶった斬り能力の矛盾にひとまず結果が出たところで、ノアの大量の血液が止まり、その飛び出た血液が再びノアの肉体へと逆再生するかのように戻っていっては肉体の傷口が塞がり始める。
「再生能力だと! お前の能力は知っていた。あらゆる攻撃をその身で防ぐと……だが、まさか再生能力まであったとは。そうか、あの笑みはそれが理由で」
 将軍は矛を構え直した。
「なら、再生が尽きるまで木っ端微塵にするまで」
 将軍は諦めずバッサバッサとノアを斬り裂いた。だが、ノアの肉体は徐々に将軍の矛に適応し始め、傷口が小さくなっていき、遂にはその矛ですら肉体を通さなくなった。
「まるで龍の皮膚」
 その直後、将軍はいきなりバッサリと肉体が裂かれ細切れになってノアの目の前で死んだ。
 受けた傷が全て将軍に返されたのだ。
 それを目の当たりにした兵士達は悲鳴を上げながら逃亡した。
 味方から歓声があがる。それがきっかけでノアのいる国は戦に勝利した。
 戦から帰還すると国からは英雄と讃えられ、今回の戦の戦果から国王の恩赦を受け罪は帳消しになって大金と家と土地を与えられた。
 だが、ノアは別にこの世に生を求めてはいなかった。だから次の戦を早く求めた。暴君と呼ばれていた国王はノアの積極性を歓迎し、ノアの望み通り更なる領土獲得へ直ぐに戦を始めた。
 前回の戦で十分な休息をもらえなかった兵士にとってまだ疲れがとれていない中での戦となり、参謀本部は大量の死者を覚悟した。
 だが、ノア部隊は最前線を任されながら死者を最小限におさめた。
 無論、全ての攻撃をノアが自ら盾となって防いだからだ。
 野営中に火を放たれても死なず、毒ガスを放たれても死なず、凶暴な虎を放っても死なず、象で踏み潰しても死なず、能力持ち兵士が全員で襲い掛かっても死なず、ノアは敵の王都まで直進し続けた。それはまるで猪のようだと敵に恐れられるようになった。
 こうして各地で戦果をあげては領土拡大に貢献していくうちに国王はいずれノアが裏切るのではないのかと疑いを持つようになった。早めに手を打たなければ、ノアは正真正銘の死なない化け物になってしまうだろう。暗部を送り込み、ノアの暗殺の命を下した。だが、命令通り暗殺を試みるが時は既に遅く、沢山の能力を得たノアを殺害するのは事実上不可能であった。
 その為、ノアを捕獲した後檻に閉じ込め、それを火山のマグマの中へと放り込んだ。こうして国王の不安は払拭されたかのように思われた。だが、火山は大噴火を起こし、天を火山灰が覆い国から太陽を奪うと、大量の火の玉が王都を襲った。
 ノアは生きていた。マグマから鍛え上げられた肉体を持つノアが現れると、貢献した自分を裏切った国に能力が自動的に世界の自然をもって反撃し、一夜にして王都は陥落した。
 そして、瓦礫の残骸をどかしながらノアは、その中で奇跡的に無事だった玉座に座ると、顔をあげた。天井がなくなり空が見え、そこから朝日が眩しく光る。
 魔王の誕生だった。
 能力で死んだ民の遺体を能力によって自分に従順する魔物へと変化させると、再建を急がせた。
 魔王ノアは世界の理を破壊する為、神に挑む企みを練り始めた。この地を本格拠点とする。それは魔王都と呼ばれるようになり、神を殺し理を破壊しようと企む魔王ノアを阻止すべく、計画を知った各国から英雄を派遣した。魔王ノアは暫し英雄の相手をし、使えそうな能力がいるとその英雄を自分の仲間に取り込む為に魔物へと変えさせた。
 最近現れた英雄は珍しく女だった。白人で切りっぱなしボブの金髪、とても若い。直ぐに服を全て奪うと魔王ノアは性欲を覚えた。初めての感情だった。女と直ぐに肉体関係になると、女は妊娠した。女は抵抗していたし、妊娠したと知った時はショックを受け自ら死のうとした。だが、不思議なものだ。お腹に命を宿したまま自殺する行為はお腹にいる子どもの命までも巻き込むというのに、英雄とは名ばかりだ。魔王ノアは女の自殺を許さなかった。すると女はなんとしても子どもをおろしたいのか、あらゆる噂レベルを試そうとして全てを禁じ拘束した。女は中絶を懇願した。だが、不思議なものだ。お前達が愛してやまないその国の法は中絶を禁じていた筈だ。その法を破ってまで何故子どもの命を奪おうというのか? お前にその権限はないだろ? 
 英雄の女は言った。中絶を禁じている法律が間違えていると。男に女の権利を奪う権利はそもそも無いと。だが、あの国には男女に格差があり、女は政治的に弱い立場で女性の権利が守られないのだと。
 だが、司法主義の連中はお前の行為を犯罪者と罵り罰を与えるだろう。連中にとって法律が正しいかどうかより守ることの方が正しいのだから。
 それでも女は「世界が私を批難しようとお前の子だけは生みたくない」と死ぬ覚悟で言った。
 魔王ノアはショックを受けた。
 なら、この女も魔物にしてしまえばいい。元からそのつもりだった。そうなれば女は受け入れるだろう。
「世界の理を変えた暁にはお前の国を滅ぼしてやろう」
 だが、女はその前に自分の舌を噛んで自害した。
 魔王ノアは初めて好きな女性を見つけ、その女性は自分のせいで、自分の目の前で命を絶った。
 魔王は嘆いた。
 だが、それを理由に自殺したくても魔王ノアにはその手段がなかった。そして、そんな体にした神を恨んだ。
 いつかこの手で殺してやる。




「ファンタジーは好きだよ。特に能力系がバトルするやつは特にな。だが、これは途中で終わっている。結末が描かれていない。結局、魔王ノアは神を殺したのか? ノアは死ねたのか? そもそもなんでノアはそんなに死にたがっていた? 俺にはさっぱりだ。それにノアは物語上国の裏切り者だ。まぁ、最初に裏切ったのは国王だが」
「裏切ったから記録が消されたとか。でも、闘技場の地下の彫像は残ったまま。どうかしら?」
「成る程。そのノアは物語のように不死身みたいに強かったんだろう」
「あなたとどっちが強いのかしら」
「不死身じゃ敵わんな」
「比喩でしょ」
「なら、聞くがノアが裏切り者で俺がその血を引き継いでいるとして、それでも俺を好きでいられるか?」
「私が好きなのはノアじゃなくてあなたよ、ジョン」
「ほらな。血筋なんて関係ない」
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