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学校では既に教職員一名の自殺が保護者に一斉メールで知らされ、学校は急遽臨時休校となった。
だが、教職員にはまだ此方に協力いただく為に帰すわけにはいかなかった。
職員室では、警察に名前が呼ばれない限りは、いつから学校が再開するかも分からない授業の準備をして、なんとか手を動かして落ち着こうとしていた。
校長室では校長が頭を抱えた状態で長く座り込んでいる。
この後の保護者説明会も考えなければならなかった。
小林の遺体は既に運ばれ、これから検死が行われる。
まだ、事件性より自殺の可能性は高いが、落合の中ではまだ自殺と決めつけてはいなかった。あくまでも検死の結果が出るまでは両方の可能性を視野に入れて捜査する。初動捜査が重要なのは基本だ。証言も日を跨ぐと記憶が曖昧になったりするので、具体的に詳しく聞いていかなければならない。
今、第一発見者である男子児童については、まず保護者を呼んでから、相応しい人物をつけ聞き取りを行う予定だが、その保護者は仕事中なのか、まだ連絡が取れていなかった。
仕事でも昼頃には休憩が入るだろうから、そこで連絡がとれるかもしれない。その間は保健室で保健の先生と婦警が対応してもらっている。
その間に落合は自殺の線で小林が自殺した理由を聞く為にこれから学年主任から話しを伺おうとしていた。
学年主任は低身長で高齢の女性だった。綺麗な白髪頭に理科を担当していた。
「ご協力ありがとうございます。これから先生には幾つか質問させていただきます」
「はい」
姿勢がよく、見ると浅く椅子に座っている。児童の椅子にも背もたれはあるが、全くそれに触れることもない。きちっとされた方かもしれない。そんな雰囲気をこの方から感じとれる。
「まず、小林先生についてですが、普段どのような先生だったのか教えて下さい」
「若い先生ですが、児童のことをよく見て面倒見のいい素晴らしい先生でした。ですので、自殺については本当に残念です」
「トラブルとかはどうでしょう」
「クラスでトラブルはなかったと思います。クラスからも人気のある先生でした」
「あまり、亡くなられた先生を悪く言いたくないとかそういったことでしたら、ここでの会話は絶対に外部には漏らしませんので本当のことがあったら言って下さい」
「本当のことです。むしろ、面白い先生と人気があり、クラスからも笑いが出る程でした」
「そうでしたか。失礼なことを聞いて申し訳ありません」
「構いません。刑事さんのお仕事ではそれで責めるのは違いますから」
「ご理解感謝します。それでは先生から見て小林先生が自殺をした理由は思いあたることはない?」
「はい。私から見てトラブルといったトラブルは見ていません。ただ」
「ただ?」
「若いからというのもあるのでしょうが、先生との間では孤立した感じはしました。トラブルではありませんが、あまり他の先生と仲良くしていたとかはあまり見受けられませんでした」
「なる程。因みに、他の先生から小林先生に話しかけるとかはなかったのですか?」
「なかったと思います。他の先生方もどう接してきたらいいかと悩んでいる雰囲気でした。私は学年主任という立場で小林先生と話をするぐらいでしたので」
「ありがとうございます」
「参考になれましたか」
「はい」
だが、教職員にはまだ此方に協力いただく為に帰すわけにはいかなかった。
職員室では、警察に名前が呼ばれない限りは、いつから学校が再開するかも分からない授業の準備をして、なんとか手を動かして落ち着こうとしていた。
校長室では校長が頭を抱えた状態で長く座り込んでいる。
この後の保護者説明会も考えなければならなかった。
小林の遺体は既に運ばれ、これから検死が行われる。
まだ、事件性より自殺の可能性は高いが、落合の中ではまだ自殺と決めつけてはいなかった。あくまでも検死の結果が出るまでは両方の可能性を視野に入れて捜査する。初動捜査が重要なのは基本だ。証言も日を跨ぐと記憶が曖昧になったりするので、具体的に詳しく聞いていかなければならない。
今、第一発見者である男子児童については、まず保護者を呼んでから、相応しい人物をつけ聞き取りを行う予定だが、その保護者は仕事中なのか、まだ連絡が取れていなかった。
仕事でも昼頃には休憩が入るだろうから、そこで連絡がとれるかもしれない。その間は保健室で保健の先生と婦警が対応してもらっている。
その間に落合は自殺の線で小林が自殺した理由を聞く為にこれから学年主任から話しを伺おうとしていた。
学年主任は低身長で高齢の女性だった。綺麗な白髪頭に理科を担当していた。
「ご協力ありがとうございます。これから先生には幾つか質問させていただきます」
「はい」
姿勢がよく、見ると浅く椅子に座っている。児童の椅子にも背もたれはあるが、全くそれに触れることもない。きちっとされた方かもしれない。そんな雰囲気をこの方から感じとれる。
「まず、小林先生についてですが、普段どのような先生だったのか教えて下さい」
「若い先生ですが、児童のことをよく見て面倒見のいい素晴らしい先生でした。ですので、自殺については本当に残念です」
「トラブルとかはどうでしょう」
「クラスでトラブルはなかったと思います。クラスからも人気のある先生でした」
「あまり、亡くなられた先生を悪く言いたくないとかそういったことでしたら、ここでの会話は絶対に外部には漏らしませんので本当のことがあったら言って下さい」
「本当のことです。むしろ、面白い先生と人気があり、クラスからも笑いが出る程でした」
「そうでしたか。失礼なことを聞いて申し訳ありません」
「構いません。刑事さんのお仕事ではそれで責めるのは違いますから」
「ご理解感謝します。それでは先生から見て小林先生が自殺をした理由は思いあたることはない?」
「はい。私から見てトラブルといったトラブルは見ていません。ただ」
「ただ?」
「若いからというのもあるのでしょうが、先生との間では孤立した感じはしました。トラブルではありませんが、あまり他の先生と仲良くしていたとかはあまり見受けられませんでした」
「なる程。因みに、他の先生から小林先生に話しかけるとかはなかったのですか?」
「なかったと思います。他の先生方もどう接してきたらいいかと悩んでいる雰囲気でした。私は学年主任という立場で小林先生と話をするぐらいでしたので」
「ありがとうございます」
「参考になれましたか」
「はい」
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