おかしな学校

アズ

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 教頭との話が終わると、婦警が落合の元に現れた。
「落合さん、聞き取りを終えてきました」
「どうだった」
「まず、落合さんが言っていたネクタイの色ですが、本人はあまり覚えていなかったそうです。それと、クラスの中での先生の印象を伺ったら、先生は宮脇という同じクラスメイトのいわば中心人物から先生をからかうジョークで先生を困らせていたそうです。それで、皆は笑っていたみたいです」
「先生からの話とは違う内容だな」
 どの先生も教室からは笑い声が聞こえたという。だが、実際は宮脇が先生をいじり、それを皆が笑っていたということか。
「あと、他の先生がいつも煩いと授業中に小林先生に文句を言いに来ていた先生もいて、小林先生は頭を下げて謝っていて、ペコペコする小林先生を宮脇はまたからかって笑いにしていたそうです」
「なる程な。つまり、小林先生には悩みがあったわけか。しかも、周りの先生にまで迷惑をかけ、更に小林先生は教職員の中で孤立していた。自殺という線で考えれば、原因はあったわけか」
 と、そこに慌てて教室に入ってきた若い刑事が落合を呼んだ。
「落合さん、急いで署に戻って下さい」
「どうした?」
「検死の結果が出たんです! それによると、ロープで一度絞殺した後で自殺に見せかけ吊るした可能性が高いと出ました」
「なんだって!? じゃあ、殺人ってことか」
「そうなります」
 落合は急いで若い刑事と一緒に学校を出て車に乗り込んだ。
 既に、校門前には騒ぎを嗅ぎ付けた記者達が集まっていた。
 学校には沢山の電話がきていた。勿論、答えないよう此方から指示を出していた。
「まさか、学校で殺人とはな」
 車内で落合はそう呟いた。
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