初恋の王子様が奪われてしまったので、庭付き風呂付き怪異つき古びた館に引っ越しました

束原ミヤコ

文字の大きさ
25 / 46

リュミエル、処女を奪われる 1

しおりを挟む


 何度目かわからないほどに、唇が重なる。
 唇が腫れてしまうのではないかというぐらいに重ねられて、舐られる。
 
 くちゅくちゅと水音が鼓膜を犯し、まるで食べられてしまうのではないかというぐらいに、奥まで、舌の付け根や口蓋を弄られると、頭の奥がじんじん痺れた。

「ん、ぁ……っ、ん、んぅ…っ」

 服の上からきゅっと乳首を摘まれて、しごかれる。
 痛みまでいかないぎりぎりの快楽に、触られてもいないお腹の奥が物足りないとじくじく疼く。

「あ、ぁああっ、ゃ、ああっ、るふ、さ……ぃく、また、いっちゃ……っ」
「ん……リュミ、可愛らしいな。まだ処女だというのに、こんなに、濡らして」
「ゃ、あああっ、ん、んン、ん……っ」

 じゅっと、強く舌を吸われて、目の前が白く濁る。
 愛液が太腿の内側を流れ落ちて、腰が揺れる。
 軽く達したのに、まだ足りなくて、もどかしい。

 ルーファスさんの唇が首筋に落ちる。
 グイッと服の襟首を引っ張られると、前に並んだボタンが簡単に千切れて、胸がまろびでた。
 
 服の上から扱かれて、ぷっくりと膨らんで色づいている胸の頂を、見せつけるようにしながらゆっくりと舐られる。
 舌先でちろちろと弾くようにされると、甘く達したばかりの体にはその刺激ですら拷問のように辛かった。

「ゃだ、やだぁ……っ、胸、ゃ……っ」
「怖がる必要ない。快楽に、身を委ねればいい。ここには誰も来ない。音も遮断している。二人きりだ、リュミ」
「ルーファスさん……っ」

 両胸を持ち上げるようにされて、胸の付け根を揺らされる。
 柔らかい肉の感触を楽しむように、ルーファスさんの指が私の胸に埋まっている。

 先端を優しく舐られて、私は首を大きく振った。
 体が、切ない。
 さざなみのような優しい快楽は、敏感な体には苦しい。

 私を拘束している手の感触さえ、体に甘い痺れを走らせる。
 もうやめて欲しいのか、もっとして欲しいのかもわからない。

「ん、っ、あ、あぅう……っ」
「声を、我慢するな。拒絶の必要はない。快楽を受け入れろ、リュミ。そうすれば、もっと、快くなれる」
「……っ、でも、だめ」
「駄目ではない。お前は俺のものだ、リュミ。その体も、心も、全て」

 ルーファスさんは、ずっと昔に悪いことをしたルシファウス様で。
 私は、その悪霊みたいな人の封印を解いてしまったということになるのだろうかと、ふと思う。

 身を委ねてはいけない人なのではないだろうか。
 でも、こんなふうに求めてもらえると、嬉しい。
 その言葉に、嘘はないのだとしたら。
 長年の孤独が、悪辣だったルシファウス様を改心させて、ただの寂しがり屋の男性にしてしまっているのだとしたら。
 それは、少し、可愛らしく感じる。

 私も、一人ぼっちだったから。その気持ちは、少しわかる。

 指が、つぷりと私の中に埋められていく。
 僅かな圧迫感と異物感を感じる。けれどそれはすぐに消えてしまった。
 ルーファスさんは私の前にひざまづくようにすると、私の秘部に顔を埋めた。
 ぐちゅぐちゅと中を撫でて開きながら、膨れた肉芽を吸われる。
 
 熱い舌に包まれるようにされると、背筋から脳髄までを快楽が走り抜ける。
 はしたない蜜がこぼれて、指が二本に増やされた。
 浅いところをくちくちと撫でられて押し上げられる。そうしながら、花芯を押しつぶすように舌で圧迫されると、どうしようもない排泄感に襲われた。

「やだ、ああっ、も、やぁっ、でちゃ……っ、る、ふぁ……きちゃう、やあああっ」

 ぷしゅっと、透明な液体がほとばしる。
 ルーファスさんが低く笑いながら、さらに私の中を二本の指をばらばらと動かして、ぐちゃぐちゃにかき回した。
 痙攣している膣壁を撫でて、押し上げる。
 
 違和感が、快楽へと変わっていく。
 深いところに落ちていくような、長く強い快楽に、足先を跳ねさせた。

「あ、あっ、ルーファスさん、なか、いや……っ」
「リュミ。気持ちいいだろう。ここが好きか。俺の指を締め付けて、中が震えている」
「ん、ん……っ」
「処女はこちらでは感じにくいものだが、お前は才能があるな、リュミ。いい子だ」
「ぁ、は……っ、あ、あ」

 ずるりと指が引き抜かれた。
 物足りなさを感じて、私は眉を寄せる。
 せっかく、満たされていたのに。いい子だと褒めてもらったのに。
 もっと、褒めて欲しかったのに。

「ふ、……そう、可愛い顔をするな。もっといいものをやろうな」
「いいもの……」
「あぁ。石像のものよりも立派だろう。お前もきっと、気にいる」

 ルーファスさんは、脱ぎにくそうな服を脱いだ。
 さすがはお化けさんというべきか。それとも、不思議な力を使えるルシファウス様だからなのか。
 服は一瞬で、消えてしまったように見えた。

 石像のアレスぐらい、いえ、もっと立派な体躯を持っているルーファスさんの中心には、とても直視できそうにない立派なものがそそり立っている。

 グロテスクな形をした太く長いそれには、所々血管が浮き出ている。
 それは二本の指よりもずっと長くて、太くて。
 私の奥に届いてしまうのだと思うと、どういうわけか胸が高鳴った。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。

黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」 豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。 しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。

〈完結〉【書籍化&コミカライズ】悪妃は余暇を楽しむ

ごろごろみかん。
恋愛
「こちら、離縁届です。私と、離縁してくださいませ、陛下」 ある日、悪妃と名高いクレメンティーナが夫に渡したのは、離縁届だった。彼女はにっこりと笑って言う。 「先日、あなた方の真実の愛を拝見させていただきまして……有難いことに目が覚めましたわ。ですので、王妃、やめさせていただこうかと」 何せ、あれだけ見せつけてくれたのである。ショックついでに前世の記憶を取り戻して、千年の恋も瞬間冷凍された。 都合のいい女は本日で卒業。 今後は、余暇を楽しむとしましょう。 吹っ切れた悪妃は身辺整理を終えると早々に城を出て行ってしまった。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!

花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」 婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。 追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。 しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。 夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。 けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。 「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」 フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。 しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!? 「離縁する気か?  許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」 凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。 孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス! ※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。 【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】

《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。

ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」 その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。

【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。

扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋 伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。 それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。 途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。 その真意が、テレジアにはわからなくて……。 *hotランキング 最高68位ありがとうございます♡ ▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス

実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~

空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」 氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。 「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」 ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。 成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。

処理中です...