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遺跡探索と雪解けの春
満たされていくもの 1
最後の苺をやっとの思いで食べ終えると、フィオルド様は「良い子だ、リリィ」と、とろけるような甘い声で私を褒めてくださった。
「もっと何か食べられそうか?」
私の中でフィオルド様のご自身は熱く滾っているのに、その口調も表情も冷静なままだ。
優しく尋ねられて、私はふるふると首を振った。
苺を食べている間、何度も口づけられて、舌を弄られた。
そのたびに軽く達して、何度もフィオルド様を締め付けて、私はひとりだけずっと気持ち良くなってしまっている。
でも、足りない。何かが足りなくて、体がずっと切ない。
「も、むり、です……っ、ふぃお、さまぁ……っ」
甘えるように名前を呼ぶと、フィオルド様は私の涙の零れる目尻にそっと口づけた。
「どうして欲しい、リリィ。その可憐な口で、教えて欲しい」
「……っ、ゃ、あ」
そんなこと、恥ずかしくて、はしたなくて、とても言えない。
はらりと落ちる涙を、フィオルド様は啜った。
「ずっと、こうしていたい。……お前の中は、あたたかくて柔らかい。気が触れるぐらいに気持ち良くて、……お前が私のものだと、感じることができる」
「っ、あ、あぁ……っ」
フィオルド様は私と繋がったまま、私の両足を持ち上げるようにしながら椅子から立ち上がった。
自重のせいでより深くフィオルド様が私の中へ埋め込まれていく。
軽く達し続けているせいで呆れるぐらいに敏感になっている私の体は、それだけでまた達してしまう。
震える内壁がフィオルド様を締め付けて、きゅうきゅうと蠕動運動を繰り返すせいで、よりいっそうフィオルド様を感じて、体の熱があがっていく。
フィオルド様は広いテーブルの空いている場所に、私の体を押し倒した。
私の両足を抱えあげたフィオルド様が、ゆるゆると腰を動かしながら、私の小さな胸を服の上から弄り始める。
「っ、あ、ぁう……っ、ゃああん……っ」
「リリィ、服の上から分かるぐらいに、膨らんでいる。もっと触れて欲しい?」
一枚布を隔てて、フィオルド様の指が私の胸の飾りを摘まむ。
こりこりと指を動かされて、私は眉根を寄せた。
焦れるほどにゆっくりと、フィオルド様の欲望が私の中を行き来している。
もっと激しくしてもらいたいのに、そうすれば、すぐに気持ち良くなることができるのに。
切なくて辛くて、フィオルド様を求めるように、無意識に腰がゆらめいた。
「あ、あ……っ、ぁう、あっ、あぁ……」
「……自ら腰をゆらして、淫らだな、リリィ。気づいているか、私は今、何もしていない」
「ふ、ぁ……っ」
冷静な声音の中に、嬉しそうな響きがある。
薄く目を開いてフィオルド様を見上げた。フィオルド様は私の胸の頂を柔らかく嬲りながら、もう片方の手で私の腰を撫でている。
ただ、それだけだ。フィオルド様は動いていないのに、私がひとりで腰を揺らして、気持ち良くなってしまっている。
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