異世界でパクリと食べられちゃう小話集

能登原あめ

文字の大きさ
10 / 56

不妊治療中に夫に浮気され、失意のまま異世界へ。いきなり子ども嫌いの男に結婚を迫られるなんて!(あなたのトラウマに〜別vr.)[改稿版]※☆


* 『あなたのトラウマになればいい』の元ネタです。始まりが少し一緒のため、パラレルとでも思っていただければ幸いです。

* 当初クズヒーローを書きたかったのですが……こちらは口の悪い男です。

* 無理矢理というか流された感じのR表現があります。

* サブタイトルにあるようにセンシティブな内容を含みますので、不安を感じた方はバックしてください。ささやかに改稿しました。








******


 こんなことってない。
 あんなに長いこと不妊治療に耐えてきたのは二人の子どもが欲しかったから。
 いつか会えると思って仕事までやめて痛くて苦しくてつらい思いをしてきたのに。

「どうして?」

 だからってこれはない。
 
「…………お前といると息が詰まる」

 夫婦のベッドに社内で見たことのある女。
 私とは嫌々してるって態度を隠さなくなっていたのは気づいていたけど、こんなことをするなんて。

 夫に体を預けていた女が、見下すように笑う。

「子ども、欲しい? 私の子、一人あげようか? 言うこと聞かないし、大変なのよ。三人もいると」
「…………最低」

 怒りと悲しみと、訳のわからない感情がわき上がり泣きたくなった。
 けれど、二人の前では嫌だ。
 背を向けて扉へ向かう私に女の笑い声が届く。

「こんな、男別れちゃいなよ」

 言われなくても、そのつもり。
 
「……慰謝料、もらうから」

 絞り出すように呟いて扉を開けた。

「おいっ……別れるつもりねーぞ!」

 私は振り返らなかった。
 家を出て黙々と歩き、一つ目の角を曲がったところで深呼吸してから、父親に電話をかける。

「……聞いた通りだった。……離婚に向けて、準備したい……今からそっちに行くね」

 父の会社で働く夫が、社内不倫していると密告があった。
 信じたくなかった。
 だけど、ぽろぽろとこぼれ落ちる夫の嘘に、私はそれを確かめるために友人と旅行に出たことにして実家に身を寄せた。
 もしかしたら、どこかで逢引するか自宅に連れ込むかもしれない、と聞いて。

「……弁護士に相談済みだ。……あの男の世界を生き地獄に変えてやる」

 父はすでに探偵を雇って証拠を集めている。
 覚悟していなかったわけじゃない。
 見て見ぬふりをしていただけで。
 
 好きだと思っていたから。
 子どもが欲しかったから。

 今はもう好きでもなんでもない。
 あの人の子どもなんていらない。

 
 






 私は実家に戻るところだった。
 自宅からは歩いて十分ほど、途中にこんな森があるわけもなく。
 
 悶々と考えながら歩いていたから、いつもの曲がり角を通り過ぎたのかもしれない。
 くるりと振り向いて、歩いてきたはずの道がないことに気づいた。

「何、これ……」

 辺りを見回しても暗い森が広がっているだけ。
 スマホは圏外。

 戻ろう。
 引き返せば元の道に戻るはず。
 スマホの明かりを頼りにただひたすら歩く。
 バッテリーが気になるけど、そうも言っていられない。

 泣きっ面に蜂。
 踏んだり蹴ったり。
 一難去ってまた一難。

 それから……。
 虎口を逃れて龍穴に入る?

 山小屋といった雰囲気の簡素な小屋に明かりがついている。
 こんなところに建っているのは森の見張りか、狩猟のため……だなんて考えて、こんな街中にそんなものがあるはずないと思い直す。

 だけど犯罪者が潜んでいたら?
 悪いことが続いて、明るいほうに考えることなんてできない。
 
 とりあえず窓から覗いて大丈夫そうなら電話を借りて、タクシーを呼ぶ。
 そう決めて、明かりを落とし近づいた。








「…………お前はなんだ?」

 数歩歩いただけで、私は男に捕まった。
 大柄な男ではないのに、私を肩に担ぎ上げ部屋に入る。

 ここに来てレイプなんて無理。
 足は押さえつけられているから、なんとか逃れようと男の背中を何度も叩く。

「下ろして‼︎ 変態!」
「……ずいぶん、気の強い女だな。お前みたいなのを手なずけるのも楽しそうだ」

 ベッドの上に投げ出された次の瞬間、私は身を起こし、男の脇を抜けてドアを目指した。

「いいな。嫌いじゃない」

 扉に手をかけたところで腰に腕を回されて男に捕まる。

「いやっ! 離して!」
「お前、違和感を感じねぇのか? この世界の人間じゃないだろ?」

 くるりと向かい合わせにされて男の顔をまじまじと見た。
 栗色の髪にガラスのような青い目、彫りの深い顔立ちだけど、日本語がペラペラ。
 来ているものは綿で出来たシンプルな服。

「……ここはどこ? 日本じゃないの?」

 男が言ったのは聞いたこともない国の、聞いたことのない地名。

「……時々異世界からお前のような奴がやってくる。……貴重な女だから、国に申し出なきゃいけねぇし、お前は誰かと結婚しなきゃなんねぇ」
「……私は結婚している」

 離婚目前だけど。

「この世界に来たからには関係ねえ。お前が選ばなきゃ国が勝手に相手を決めるだけだ」
「私は帰るし、ここにいるって言わなきゃいいじゃない!」

「……お前、一生この家の中に閉じこもっている気か? それも悪くないが……この国は女の数が少ないからバレるんだ。俺も罰金だろうしな。国に任せればお貴族様に嫁がされて金には困らねぇよ。でも」

 男がにやりと笑う。

「俺はお前が欲しい」
「私は結婚はこりごり。それに……私は子どもが産めないし」

 口の中が苦い。
 
「ふぅん? ちょうどいいじゃねぇか。俺は子供が嫌いだし、あんなうるさいもんいらねぇ」

 眉をひそめる私に、男が笑う。
 私が望んでいたものをあっさりといらないと言うなんて。

「俺にしておけ。物凄い贅沢は出来ねぇけど、貧しい思いはさせねぇ」
「……意味がわからない。私は帰るし、結婚なんてしない」
「……戻ったなんて話、一度も聞いたことねぇけどな」
「…………」
「まぁ、いい。今夜はそこで寝ろ」
「……ここ、あなたのベッドじゃないの?」
「そうだ。寝るだけだろ?」
「……別に床でもいい」
 
 これが夢ならいいのに。
 私の脚は歩き疲れてぱんぱんで、汗もかいてくたびれている。
 
「お風呂に入りたい……」
「逃げないなら用意する」
「……何もしないなら、逃げない」

 今夜は。

「……足も痛いし、どこに向かえばいいかわからないもの」
「いいだろう」








 意外にもゆったりした浴槽で、くつろいでいた。
 薪で温めるらしく、外から湯加減を尋ねられる。
 これなら覗かれることもないし、安心……そう思って、自分に対して笑ってしまう。

 裸になって、無防備もいいところ。 
 安心て、何が?
 頭の中、おかしくなってる。

「服は出しておいたものを着てくれ」
「……ありがとう」

 用意されていた着替えを手に取り唸る。
 女物だ。
 なんとなく、男のシャツでも渡されると思っていたからなんとも微妙な気持ちになる。

 どう考えても母親が着るようなものでもないし、昔の恋人?
 なんとなく今はいない気がするけど、それだってわからない。

 好意的に考えて姉妹と言ったところだけど……女の数が少ない世界って言っていたっけ。
 元々着ていた服は汗をかいたし着たくなかったから、渋々それに腕を通した。









「悪くねぇな」
「……それはどうも。これ、誰の?」

 にやりと笑って結婚した妹の服だと言う。
 その言葉になぜだかほっとして、そんな自分に顔をしかめる。
 別にどうだっていいのに。

「腹、減ってるか?」
「……あまり」

 夕食は食べていないけど、いろんなことが起こりすぎて食欲がわかない。

「じゃあ、寝るか」

 そう言われて顔が引きつった。
 簡素な部屋で横になれそうなソファもない。

「私、毛布でも貸してくれたら床でいい」
「眠るだけだ」
「……何もしないで」
「女が乗り気にならなきゃ、楽しくねぇからな」
「……そうね」

 その言葉がぐさりと胸に刺さる。
 楽しいセックスをした記憶なんて、しばらくない。

「ほら、奥に行けよ」
「……手前でいい」

 万一がないとは言えないから。 
 朝になったら逃げ出せるように。

「落ちるだろうが」
「そんなに寝相が悪いの?」
「多分な」

 じっと見つめられて、しぶしぶ奥に横になる。
 二人で横になっても十分広い。
 知らない男と横になって眠れるわけがない。
 疲れているけど、脳が興奮状態で目が冴えている。

「……何もしないから、寝ろよ」

 男が私に背を向けて、しばらくすると寝息が聞こえた。
 今ここにいるのは夢なのか、現実なのかよくわからないけれど、眠ってしまえるのなら何も考えずに寝てしまいたい。
 
 起きた場所がどこであっても、私に平穏は訪れないだろうから。










 身体が熱い。
 私を煽るように全身に口づけが落とされ、優しく指が触れる。
 そのうち脚のつけ根をゆっくりなぞられ、指で開かれた。
 舌と指で私の中を弄り、愛液が滴る。
 何度も何度も絶頂を迎え、指だけでは物足りないと、もっと欲しいと身体が震えた。

 私は今、いったい誰に抱かれているのだろう。
 目を開けると、男の青い目に射抜かれた。

「……何もしないって、言った」
「昨日はな。……このまま終わったら物足りないだろ?」

 男が剛直を蜜口に当てる。

「欲しくないか?」

 ほんの少し先端を押し込んでは抜いて、私を煽る。

「…………欲しくない」
「本当に? これで奥まで思いきり突いて、頭ん中真っ白になるまでヤリたくないか? 好きなところを好きなだけ突いてやるよ」
 
 陰核を親指で撫でられて内壁がうごめいた。
 本音を言えば欲しい。
 空虚な私を満たして欲しい。

「なぁ……? ここは俺のこと、誘ってんよな? 夢、なんだろ? お前にとって、これは」

 夢。
 夢なのだろうか。
 本当に?
 もうよくわからない。

「ほら、欲しいって言えよ。……俺はお前が欲しいんだ」
「…………いいよ、続けて」

 男が片眉を上げて、にやりと笑い、一息に貫いた。

「……ああっっ‼︎」
「……っ! 長く、楽しめねぇだろうがっ……、だか、これもたまんねぇな」

 男が大きく息を吐いてから、奥にぐりぐりと押しつけて腰を押しつけるように動く。
 
「んっ……、やぁっ……ぁあ……っ!」
「遠慮すんな。イけよ」

 とんとんと小刻みにリズムよく突かれて、快感が積み重なっていく。

「……ぁあっ、待っ……ああぁーーっっ‼︎」
「……ぜってぇ、手放したくねぇな……」

 絶頂を迎えても男は同じリズムで私を突き続けるから、空っぽの頭は停止したまま、ただ快楽だけを追い続ける。

「このまま、俺の嫁になれよ。子どもなんていらねぇ、お前がいればいい」
「んっ……!」
「悪いようにはしねぇ……、なぁ?」

 これが私が本当に望んでいる願望夢だとしたら。
 頷いてもいいのかもしれない。

「……浮気、しなくて……、私だけ、を、大事にっ、して、くれる、なら……」

 にやりと笑った男が、この国で男の浮気は死罪に近いんだって言う。
 ずいぶん女に優しい世界だ。
 それが本当なら、悪くないかも?

「欲しいのはお前だけだ」

 男が思いきり揺さぶって、私の中に白濁を吐き出した。
 これが現実だったら、こんなことをする私も最低な女だ。

 もし目が覚めて、まだここにいたなら、この男と過ごすのも悪くないかもしれない。
 あっちで目覚めたら、離婚に至るまで精神をガリガリ削られそうだから。
 まぁ、その時はその時だけど。

 口も悪いし手も早い男が、私をきつく抱きしめ髪に口づけを落とす。

 なに、これ。
 執着されてる?
 これじゃあ、まるで好かれているみたい。

「ここにいるのも悪くないわね」

 その後、この口の悪い男が孤児に勉強を教える先生だと知って驚いた。
 子供が嫌いと言いつつ、なぜかとても子供達に懐かれているのは、面倒見がいいからかもしれない。

 だから、いつしか私は先生の奥さんと呼ばれて子供たちに囲まれる日々を過ごすことになるのだった。








               終



******


 お読みいただきありがとうございます。

 
感想 75

あなたにおすすめの小説

イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)

便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC” 謎多き噂の飛び交う外資系一流企業 日本内外のイケメンエリートが 集まる男のみの会社 そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在 唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話 中山加恋(20歳) 二十歳でトオルの妻になる 何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛 中山トオル(32歳) 17歳の加恋に一目ぼれ 加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する 加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる 会社では群を抜くほどの超エリートが、 愛してやまない加恋ちゃんに 振り回されたり落ち込まされたり… そんなイケメンエリートの ちょっと切なくて笑えるお話

まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?

せいめ
恋愛
 政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。  喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。  そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。  その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。  閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。  でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。  家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。  その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。    まずは亡くなったはずの旦那様との話から。      ご都合主義です。  設定は緩いです。  誤字脱字申し訳ありません。  主人公の名前を途中から間違えていました。  アメリアです。すみません。    

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。

琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。 ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!! スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。 ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!? 氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。 このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。

【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!

ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。 ※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。