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住人達
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~翌朝~
千暁が目覚めて共有リビングに行くと、琥珀がくつろいでいた。
千暁「おう。二日酔い大丈夫か?」
琥珀「余裕だろ。大学時代に比べたら呑まなくなったけど、まだまだイケる。・・・多分もう1人の住人が起きてくると思うからここで待ってて。」
数分後、緋露が起きてきた。
緋露「おはよ。もしかして、琥珀が言ってた新しい人?」
琥珀「そう。千暁だよ。こっちは緋露(ひろ)。お互い同い年だから。」
千暁と緋露は握手を交わして挨拶をした。
琥珀「全員揃ったし、今日でも予定が合えば歓迎会する?」
緋露「それなら翠さんに聞かないとだわ。」
琥珀「ちょっと電話してみる・・・・・もしもし翠さん?今日って予定空いてます?千暁の歓迎会したくて。はい、はい。分かりました。」
緋露「どうだった?」
琥珀「翠さんも大丈夫だって。ちょうど買い物してるから、何か買って帰ってくるって。」
リビングでくつろいでいると、翠が帰ってきた。準備をみんなでして、席に着いた。
全員「かんぱーい。」
翠「みんな恋人とか、仲のいい人とか呼んで良かったんだよ?この人数でも楽しいからいいんだけどね。」
琥珀「それなら、千暁、彼氏呼べよ。まだ時間早いし、来るんじゃね?」
千暁「あのさぁ、普通に考えて知らない人のところに来て呑むとか嫌だろ。ましてや今、あいつとそこまで仲いいわけじゃないし。」
緋露「俺、千暁君の彼氏見てみたい!翠さんも気になりますよね?」
翠は少し困った表情をしている。
千暁が見る限り、ここの住人はノリだけはとてもいいらしい。千暁は呆れながらスマホを取り出して、電話をした。
千暁「・・・・・・もしもし?今、忙しい?」
碧「いや、ちょうど仕事が終わって、帰るとこだけど。」
千暁「今日住んでるシェアハウスで俺の歓迎会をして貰ってるんだけど、みんなが碧を呼べだって。忙しかったら断ってくれていいから。」
千暁は断ってくれと願っていた。出来れば会いたくない。きっといらないことも言われるだろし・・・
碧「暇だし行くわ。場所連絡しておいて。」
千暁「・・・・マジで?・・・・・分かった。」
場所を連絡すると、しばらくしてインターホンが鳴った。
千暁が目覚めて共有リビングに行くと、琥珀がくつろいでいた。
千暁「おう。二日酔い大丈夫か?」
琥珀「余裕だろ。大学時代に比べたら呑まなくなったけど、まだまだイケる。・・・多分もう1人の住人が起きてくると思うからここで待ってて。」
数分後、緋露が起きてきた。
緋露「おはよ。もしかして、琥珀が言ってた新しい人?」
琥珀「そう。千暁だよ。こっちは緋露(ひろ)。お互い同い年だから。」
千暁と緋露は握手を交わして挨拶をした。
琥珀「全員揃ったし、今日でも予定が合えば歓迎会する?」
緋露「それなら翠さんに聞かないとだわ。」
琥珀「ちょっと電話してみる・・・・・もしもし翠さん?今日って予定空いてます?千暁の歓迎会したくて。はい、はい。分かりました。」
緋露「どうだった?」
琥珀「翠さんも大丈夫だって。ちょうど買い物してるから、何か買って帰ってくるって。」
リビングでくつろいでいると、翠が帰ってきた。準備をみんなでして、席に着いた。
全員「かんぱーい。」
翠「みんな恋人とか、仲のいい人とか呼んで良かったんだよ?この人数でも楽しいからいいんだけどね。」
琥珀「それなら、千暁、彼氏呼べよ。まだ時間早いし、来るんじゃね?」
千暁「あのさぁ、普通に考えて知らない人のところに来て呑むとか嫌だろ。ましてや今、あいつとそこまで仲いいわけじゃないし。」
緋露「俺、千暁君の彼氏見てみたい!翠さんも気になりますよね?」
翠は少し困った表情をしている。
千暁が見る限り、ここの住人はノリだけはとてもいいらしい。千暁は呆れながらスマホを取り出して、電話をした。
千暁「・・・・・・もしもし?今、忙しい?」
碧「いや、ちょうど仕事が終わって、帰るとこだけど。」
千暁「今日住んでるシェアハウスで俺の歓迎会をして貰ってるんだけど、みんなが碧を呼べだって。忙しかったら断ってくれていいから。」
千暁は断ってくれと願っていた。出来れば会いたくない。きっといらないことも言われるだろし・・・
碧「暇だし行くわ。場所連絡しておいて。」
千暁「・・・・マジで?・・・・・分かった。」
場所を連絡すると、しばらくしてインターホンが鳴った。
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