忘情草

悲しみの化身 雪風

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月の日常

月の午前

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その後、星姉は私に抱きついたまま寝てしまった

きっと私が起きるのが遅かったせいで無理して起きたんだろう


月「ごめんなさい
       少し散歩に行ってくるよ」

と髪の毛をそっと撫でて



星「...ごめんね」




と扉を閉める時聞こえた気がした

ガチャン______




さっきまで息が詰まっていたからだろう

外の空気が美味しかった



月「すうーーはあーーよしっ!
       唯一の家族の星姉と気まずくなってどうすんのさっ!

       気合い入れよっ!」



1人でブツブツ言って1人で勝手に気分を落ち着かせた



テンションが上昇して足の走るスピードが上がった


タッタッタッ



と階段を降りていく


1階の角を曲がろうとした時


ドンッ


人にぶつかった
黒い髪の毛がサラッと揺れた


月「うわっ!???ごめんなさい大丈夫ですか!??」


ヤバイ...



能力者は普通の人間より身体能力が大幅に高いのだ


普通の人間が能力者に全力でぶつかられたら.....
吹っ飛んで壁に激突し骨折所な話じゃないっ


冷や汗が頬を伝った


どうしようどうしよう


相手を見るのが怖い


?「...おーい?大丈夫~?」


恐る恐る見てみれば目の前にいたのは

星姉よりは濃い緑色の髪のショートヘアで黒色の目で眼鏡をかけている

ジャージの名前の所には緑と書かれた少し私より年上の女の人がいた



とても平然としていたけど



黒髪でロングヘアの前髪が長くて目が見えない

首からヘッドホンをぶら下げた制服の女の子を抱えていた


その女の子は今にも倒れそうな体制で踏ん張っていた



月「あのっそちらは怪我ないですか!?」


緑「あー大丈夫大丈夫
      気にしないで」



吹っ飛んでいない...?


吹っ飛んでいたは、いたで困るがいないとなると能力者?


っと思ったけど


違ったようだ

黒髪の子は吹っ飛びかけたけど緑さん?が支えたみたい


それはそれでおかしい

普通の人に吹っ飛びかけた人を抱えられるとは思わない


黒髪の子は違うけど緑さん?は能力者?


緑「ごめんねー。こっちも前見てなかったから」


考えていると話しかけられた

ビクッとして顔をあげ目が合ってまた、顔を下げる


月「ああ...いや私は大丈夫だけどその女の子は?」


その子は、前髪のせいで表情が読めず黙っていた


でも制服を着ているということは、学生か...


多分、近くの頭のいい高校の制服だったと思う


緑「この子は_



その時風が吹き


黒髪の子の前髪が少し乱れた


その前髪の間から見えた目は
黄色と赤の綺麗なオッドアイだったがこちらを睨んでいた


そのまま見つめているとその子が口を開いた


?「...なに?見ないで鬱陶しい」


月「あっえっ...ごめん」


咄嗟に謝った

私の謝罪を聞くと、ふいっとそっぽを向き緑さんの方を向いた



?「帰ろ 」



どうしよう...すごく泣きたい

緑「まだ待って!

      ねえねえ!お詫びに仕事手伝ってくんない?」




月「えっ」


緑「私は、緑こいつは香織(かおり)!
       無愛想だけど根は優しい子だよ!
        君の名前は!?!」


えっなに?


頭の中がハテナでいっぱいだ


混乱していると緑さんにガシッと手を掴まれた



逃げれない....

香織「はあ...こいつの用事もあるだろうしやめなよ」


そう言ってチラッと私を見た

助け舟を出してくれたみたいだった


怖い子だと思ってたけど言ってた通り案外優しいのかも?


緑「えー!
       だってこんなに可愛い子まれにしかいないよ!?」


か....かわいい?


緑さんって大人っぽいけど変人なのかもしれない...










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