23 / 72
23.
しおりを挟む
ターニャとポリーが絶賛のドレス。
デザイン画を頭の中で立体化してみる。
「うーん。スカートのスリットが深過ぎて太腿が露わになりはしないか?」とジョセフが指摘した。
「ターニャ!スリットはやり過ぎだよ」ランディもジョセフに同調する。
「そんな事ないわ。太腿が見えそうで見えないギリギリを攻めてるもの!」
攻めなくて良いんです、見えなくて良いんですよ。ランディは思った。
「ビニーはどう?その綺麗なお御足、ちょっとくらい見えても平気?」
え?見えないって話じゃ...ランディがブライオニーを振り返る。
「え?うん。平気。誰も見ないでしょうし。」
解ってないな!見るんだよ男は!見るに決まってんだろうが!とジョセフとランディが首を振る。
あぁ、いっそタキシードを着せたい。
伯父上、先程はすみません。
ビニーの男装似合うと思います。
本気で男装も良いんじゃないかと思うランディであった。
「でもターニャ?素敵なドレスだと思うけど、何かこう...シンプル過ぎないかしら?」
ポリーが思案顔で娘に聞いた。
「デザインはシンプルよ。その分、素材に拘るわ。
ビニーの赤みのある金髪に映えるように、最高級のサテンはシルバーからペリドットのような明るい翠色へ、裾に向かってグラデーションしていって足元はビリジアンに...」
デザイン画の上に、バンバンバンと色見本が置かれ
「レースは一切無し、替わりにビーズを縫い留めるの!繊細でキラキラして夢のように素敵よ!?」
ターニャはもうドレス職人のようである。
「どう!?ビニー??」
「正直全くわからないけど...似合うのかもわからないけど...ドレスはとても素晴らしいと思うわ」
「色は?この色で良い?青が良いとか、赤を着てみたいとかある?」
「何色が似合うかも分からないからターニャや伯母様が似合うと思ってくださる色がいいわ。
それに翠色は好きよ。この...ペリドットはお兄様の瞳の色だし」
「ぐっ」ランディは胸を押さえた。妹が可愛いったらない。
じゃぁこのデザインで決めましょうとターニャが言ったところで
「確認だが、ターニャ」とジョセフがサイモンからの手紙をもう一度読み返して問うた。
「このドレスは王都で流行りなのかい?
サイモン殿は最先端のドレスをと.....」
「あのね、お父様!
最先端を模倣したら最早それは最先端では無いのよ!!」
...哲学であった。
デザイン画を頭の中で立体化してみる。
「うーん。スカートのスリットが深過ぎて太腿が露わになりはしないか?」とジョセフが指摘した。
「ターニャ!スリットはやり過ぎだよ」ランディもジョセフに同調する。
「そんな事ないわ。太腿が見えそうで見えないギリギリを攻めてるもの!」
攻めなくて良いんです、見えなくて良いんですよ。ランディは思った。
「ビニーはどう?その綺麗なお御足、ちょっとくらい見えても平気?」
え?見えないって話じゃ...ランディがブライオニーを振り返る。
「え?うん。平気。誰も見ないでしょうし。」
解ってないな!見るんだよ男は!見るに決まってんだろうが!とジョセフとランディが首を振る。
あぁ、いっそタキシードを着せたい。
伯父上、先程はすみません。
ビニーの男装似合うと思います。
本気で男装も良いんじゃないかと思うランディであった。
「でもターニャ?素敵なドレスだと思うけど、何かこう...シンプル過ぎないかしら?」
ポリーが思案顔で娘に聞いた。
「デザインはシンプルよ。その分、素材に拘るわ。
ビニーの赤みのある金髪に映えるように、最高級のサテンはシルバーからペリドットのような明るい翠色へ、裾に向かってグラデーションしていって足元はビリジアンに...」
デザイン画の上に、バンバンバンと色見本が置かれ
「レースは一切無し、替わりにビーズを縫い留めるの!繊細でキラキラして夢のように素敵よ!?」
ターニャはもうドレス職人のようである。
「どう!?ビニー??」
「正直全くわからないけど...似合うのかもわからないけど...ドレスはとても素晴らしいと思うわ」
「色は?この色で良い?青が良いとか、赤を着てみたいとかある?」
「何色が似合うかも分からないからターニャや伯母様が似合うと思ってくださる色がいいわ。
それに翠色は好きよ。この...ペリドットはお兄様の瞳の色だし」
「ぐっ」ランディは胸を押さえた。妹が可愛いったらない。
じゃぁこのデザインで決めましょうとターニャが言ったところで
「確認だが、ターニャ」とジョセフがサイモンからの手紙をもう一度読み返して問うた。
「このドレスは王都で流行りなのかい?
サイモン殿は最先端のドレスをと.....」
「あのね、お父様!
最先端を模倣したら最早それは最先端では無いのよ!!」
...哲学であった。
663
あなたにおすすめの小説
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
私が、良いと言ってくれるので結婚します
あべ鈴峰
恋愛
幼馴染のクリスと比較されて悲しい思いをしていたロアンヌだったが、突然現れたレグール様のプロポーズに 初対面なのに結婚を決意する。
しかし、その事を良く思わないクリスが・・。
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
忖度令嬢、忖度やめて最強になる
ハートリオ
恋愛
エクアは13才の伯爵令嬢。
5才年上の婚約者アーテル侯爵令息とは上手くいっていない。
週末のお茶会を頑張ろうとは思うもののアーテルの態度はいつも上の空。
そんなある週末、エクアは自分が裏切られていることを知り――
忖度ばかりして来たエクアは忖度をやめ、思いをぶちまける。
そんなエクアをキラキラした瞳で見る人がいた。
中世風異世界でのお話です。
2話ずつ投稿していきたいですが途切れたらネット環境まごついていると思ってください。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
記憶を無くした、悪役令嬢マリーの奇跡の愛
三色団子
恋愛
豪奢な天蓋付きベッドの中だった。薬品の匂いと、微かに薔薇の香りが混ざり合う、慣れない空間。
「……ここは?」
か細く漏れた声は、まるで他人のもののようだった。喉が渇いてたまらない。
顔を上げようとすると、ずきりとした痛みが後頭部を襲い、思わず呻く。その拍子に、自分の指先に視線が落ちた。驚くほどきめ細やかで、手入れの行き届いた指。まるで象牙細工のように完璧だが、酷く見覚えがない。
私は一体、誰なのだろう?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる