24 / 72
24.
しおりを挟む
ターニャの尽力でドレスのデザインは決まり、王都にある工房に戻された。
職人たちの手によって急ピッチでパターンを起こし裁断、縫製へと向かうのだろう。
「仮縫いが出来たら一緒にフィッティングに行くからね」とターニャは本当に頼りになる。
翌日はブライオニー人生初のエステであった。
エステ専門のメイドたちの手が筋肉質なブライオニーの身体をサワサワ、グイグイと揉んでいくのであった。
ここに至る前の「さぁオイルを塗るので全部脱いで下さい」とブライオニーがガウンを脱ぐ迄が大騒ぎであった。
「肌着も着ないでなんて無理です!」
「そんな事仰らずに横になられてください」
ブライオニーも侍女やメイドに風呂の世話になることは有るが、髪を洗われる程度であって、よもや彼方此方触られるなんて!
「恥ずかしいです!!」
「大丈夫でございます!」
「無理です!」
「ブライオニー様!」
押し問答であった。
結局、ターニャから、いいからやるのよ!と身ぐるみを剥がされて観念したブライオニーであった。ターニャ怖いです。
まず温められたオイルでふくらはぎや背中や腰を施術される。
そう言えばランディからリンパ液の巡りが身体に及ぼす影響を学んだ事があった。
その際はとても興味深いと思ったのだ。
更に人体には反射区というものもあり、それを刺激することで健康促進に繋がると。
こんなオイルまみれになるとは思っていなかった。
「まぁ!全く無駄な脂肪が無いのですね!」
ええ、薄っぺらいとネイサンに言われてます。
「長い首、綺麗なデコルテ、細い腰、真っ直ぐな脚、素晴らしいですわぁ」
真っ直ぐじゃない脚ってあるのですか?
「きっとドレスを完璧に着こなせますわ」
ほめ殺しですか?...と居た堪れない思いに無言を貫いていると
「ですが!この日焼け跡はどうにかいたしませんと!!」
「ごめんなさい...」
でも...
陽に当たらないで生きていけるのですか?
「肩から先、指の先まで整えますので」
と冷たいの温かいの交互に色々塗られるのであった。
本来、リラックスするはずのエステはブライオニーをクタクタに疲れさせた。
「眠ってしまって宜しいですよ」と言われても眠れる訳もなく、ギルバートと模擬戦を二つ三つ終えた時のほうが数倍楽だと感じた。
「お疲れ様で御座いました」と解放され「ターニャ、終わりました~」とブライオニーがガウンを羽織ると
「ビニー、これ、一日おきにやるからね!」
「.....」絶句するブライオニー。
王家の結婚披露パーティー当日まで繰り返される苦行は、ターニャからの至上命令なのであった。
職人たちの手によって急ピッチでパターンを起こし裁断、縫製へと向かうのだろう。
「仮縫いが出来たら一緒にフィッティングに行くからね」とターニャは本当に頼りになる。
翌日はブライオニー人生初のエステであった。
エステ専門のメイドたちの手が筋肉質なブライオニーの身体をサワサワ、グイグイと揉んでいくのであった。
ここに至る前の「さぁオイルを塗るので全部脱いで下さい」とブライオニーがガウンを脱ぐ迄が大騒ぎであった。
「肌着も着ないでなんて無理です!」
「そんな事仰らずに横になられてください」
ブライオニーも侍女やメイドに風呂の世話になることは有るが、髪を洗われる程度であって、よもや彼方此方触られるなんて!
「恥ずかしいです!!」
「大丈夫でございます!」
「無理です!」
「ブライオニー様!」
押し問答であった。
結局、ターニャから、いいからやるのよ!と身ぐるみを剥がされて観念したブライオニーであった。ターニャ怖いです。
まず温められたオイルでふくらはぎや背中や腰を施術される。
そう言えばランディからリンパ液の巡りが身体に及ぼす影響を学んだ事があった。
その際はとても興味深いと思ったのだ。
更に人体には反射区というものもあり、それを刺激することで健康促進に繋がると。
こんなオイルまみれになるとは思っていなかった。
「まぁ!全く無駄な脂肪が無いのですね!」
ええ、薄っぺらいとネイサンに言われてます。
「長い首、綺麗なデコルテ、細い腰、真っ直ぐな脚、素晴らしいですわぁ」
真っ直ぐじゃない脚ってあるのですか?
「きっとドレスを完璧に着こなせますわ」
ほめ殺しですか?...と居た堪れない思いに無言を貫いていると
「ですが!この日焼け跡はどうにかいたしませんと!!」
「ごめんなさい...」
でも...
陽に当たらないで生きていけるのですか?
「肩から先、指の先まで整えますので」
と冷たいの温かいの交互に色々塗られるのであった。
本来、リラックスするはずのエステはブライオニーをクタクタに疲れさせた。
「眠ってしまって宜しいですよ」と言われても眠れる訳もなく、ギルバートと模擬戦を二つ三つ終えた時のほうが数倍楽だと感じた。
「お疲れ様で御座いました」と解放され「ターニャ、終わりました~」とブライオニーがガウンを羽織ると
「ビニー、これ、一日おきにやるからね!」
「.....」絶句するブライオニー。
王家の結婚披露パーティー当日まで繰り返される苦行は、ターニャからの至上命令なのであった。
585
あなたにおすすめの小説
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
【完結】記憶喪失の令嬢は無自覚のうちに周囲をタラシ込む。
ゆらゆらぎ
恋愛
王国の筆頭公爵家であるヴェルガム家の長女であるティアルーナは食事に混ぜられていた遅延性の毒に苦しめられ、生死を彷徨い…そして目覚めた時には何もかもをキレイさっぱり忘れていた。
毒によって記憶を失った令嬢が使用人や両親、婚約者や兄を無自覚のうちにタラシ込むお話です。
私が、良いと言ってくれるので結婚します
あべ鈴峰
恋愛
幼馴染のクリスと比較されて悲しい思いをしていたロアンヌだったが、突然現れたレグール様のプロポーズに 初対面なのに結婚を決意する。
しかし、その事を良く思わないクリスが・・。
【完結】見えてますよ!
ユユ
恋愛
“何故”
私の婚約者が彼だと分かると、第一声はソレだった。
美少女でもなければ醜くもなく。
優秀でもなければ出来損ないでもなく。
高貴でも無ければ下位貴族でもない。
富豪でなければ貧乏でもない。
中の中。
自己主張も存在感もない私は貴族達の中では透明人間のようだった。
唯一認識されるのは婚約者と社交に出る時。
そしてあの言葉が聞こえてくる。
見目麗しく優秀な彼の横に並ぶ私を蔑む令嬢達。
私はずっと願っていた。彼に婚約を解消して欲しいと。
ある日いき過ぎた嫌がらせがきっかけで、見えるようになる。
★注意★
・閑話にはR18要素を含みます。
読まなくても大丈夫です。
・作り話です。
・合わない方はご退出願います。
・完結しています。
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
大好きな旦那様はどうやら聖女様のことがお好きなようです
古堂すいう
恋愛
祖父から溺愛され我儘に育った公爵令嬢セレーネは、婚約者である皇子から衆目の中、突如婚約破棄を言い渡される。
皇子の横にはセレーネが嫌う男爵令嬢の姿があった。
他人から冷たい視線を浴びたことなどないセレーネに戸惑うばかり、そんな彼女に所有財産没収の命が下されようとしたその時。
救いの手を差し伸べたのは神官長──エルゲンだった。
セレーネは、エルゲンと婚姻を結んだ当初「穏やかで誰にでも微笑むつまらない人」だという印象をもっていたけれど、共に生活する内に徐々に彼の人柄に惹かれていく。
だけれど彼には想い人が出来てしまったようで──…。
「今度はわたくしが恩を返すべきなんですわ!」
今まで自分のことばかりだったセレーネは、初めて人のために何かしたいと思い立ち、大好きな旦那様のために奮闘するのだが──…。
私が嫌いなら婚約破棄したらどうなんですか?
きららののん
恋愛
優しきおっとりでマイペースな令嬢は、太陽のように熱い王太子の側にいることを幸せに思っていた。
しかし、悪役令嬢に刃のような言葉を浴びせられ、自信の無くした令嬢は……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる