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第一章
震える侍女のために下した決断
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帰宅すると、さっそくヘレンはカストに泣きついていた。
出迎えてくれたウォン卿に二人がいつからああしていたのかを聞くと、かれこれ二時間以上だとか。
真面目なウォン卿に「小侯爵は暇なのか」と聞かれたけど、質問には敢えて答えはしなかった。
団長なんだから特訓でもしたらいいじゃない。
小侯爵なのだから仕事をしたらいいじゃない。
カストは誰もが羨む優秀な人間なはずなのに、ヘレンが絡むとバカになるのが不思議でたまらなかった。
王宮の騎士からも一目置かれていたのに、今では醜態ばかりを晒す。
正式に侯爵の座を継げば、カストは侯爵家当主でありながら王宮騎士団長の職に就くことが検討されていた。
歴史上初の快挙を成し遂げるはずだったのに。
この分だと白紙に戻っていてもおかしくはない。
私はアカデミーから直接帰宅はせず、シャロンの家にお邪魔していた。ボニート伯爵に真実を話すために。
王宮に暗部を忍び込ませてだけのことはあり、 ドラゴンのことまで調査済み。
人生をやり直すのはたった一人の王族だけ。まさか私が対象になっているとは思ってもみないことで、驚きはあったもののディーの私への愛は深く本物であるのなら何もおかしなことはないと。
たまたま侯爵令嬢に生まれただけの私を、まるで主のように忠誠を誓ってくれた彼らを守りたい。
「そうだヘレン。ユースリーショップで何があったの」
茶番劇に付き合うつもりはないけど、冤罪事件をカスト達が把握しているか確認しておかなければ。
公になっていない上に被害を受けた平民が口を噤んでいたら事件にすらならない。ただ、我が身可愛さに守って欲しくて打ち明けているかも。
もしそうならローズ家は貴族であってはならない。
罪のない平民に一生消えることのない罪人の証を、癒えることのない心の傷を負わせたヘレンを匿っているのだから。
返答がない。
この距離で聞こえないわけもなく、無視をされているのだとしたら少し腹が立つ。
甘やかされすぎると思い込みは激しくなり、現実と妄想の区別もつかなくなる。
正式にローズ家に迎え入れられたわけでもない、ただの居候なのに私と対等だと思われるのは癪に障る。
一歩二歩と、二人に近付くとカストはヘレンを庇うように背中に隠した。
好きでもない女性のために取る咄嗟の行動は自分に酔ってるようにしか見えない。
私からしたらその行動はトキメキどころかドン引きだけど、女性からしたらアリなのだろうか。
同性のウォン卿が若干引いてる時点で女性からの評価も低そう。
「ねぇヘレン。ユースリーショップで何があったの?」
今度はゆっくりハッキリと、聞き取りやすいように言ったけど、またしてと返答はない。
これだけ近くに来るとよくわかる。無視しているわけではない。
ヘレンの怯えた反応から、あの日の出来事は自分だけの胸にしまっていた。
私の一言にカストは興味を示す。しつこいぐらいヘレンに何があったのかを尋ねる。
答えられるわけのないヘレンはカストを突き飛ばして泣きながら部屋に戻っては引きこもった。
カスト自身、何が起きたのかわかっていない。
いつもは真っ先に頼ってくれるヘレンの拒絶するかの行動は到底理解し難い。
私のせいでヘレンが泣いたのだと怒りをぶつけられたけど、私は聞いただけ。
何もしていなければ触れてもいない。
ウォン卿が証人だ。
「行きましょう。ウォン卿」
私から遠ざかったことにより安堵の表情を隠そうともしない。
何の力も持たない私を恐れるカストは滑稽だ。
これが無慈悲にも私を殺した一人だと思うと、自分が情けない。
「ヘレンを泣かせておいて謝罪もないのか」
「嫌ですわ。私が何もしていないことはずっとヘレンの側にいたお兄様がご存知ではありませんか」
私が帰る前から泣いていたのなら、やはり私のせいではない。むしろカストに非があるのでは?
怒りに身を任せ、背を向けた瞬間、襲いかかってこようとしたカストはウォン卿の冷たい視線にピタリと動きが止まった。
騎士だからこそわかる、実力の差を感じ取ったのだろう。
あのまま触れようものなら、カストは二度と剣が持てない腕にされていた。
忠誠心に似合うほどの実力。
ヘレンのことは放っておいても私ではない誰かが心の底から心配してくれる。
使用人の最優先される仕事がヘレンを甘やかすことであると言うように、本来の仕事を疎かにする。
みんながヘレンに気を取られてるうちに作業を完了させないと。
実を言うと昼休み、ディーに厚かましいお願いをしていた。これは私の味方を守るためでもある。
すんなりと手を貸してくれるのは嬉しいけど、せめて訳ぐらいは聞いたほうがいいとダメ出しはした。
ディーはキョトンとして、理解しようとはしていない。
私の望みは全て叶えて当然だと思い込んでいる。
──恋は盲目……。ほんとその通り。
ディーは私のため、私の言葉を否定することなくどんな卑劣で残忍なことにも全力で取り組む。
もしも私が死んで欲しいと願えば、喜んで刃を自らの心臓に突き刺すのだろう。
私の役に立てたと笑顔で。
国王就任までには直すべき癖。
聡明なディーが踊らされるわけはないけど、私の名前を出されたら疑わないかもしれない。それだけが気がかり。
夕食の時間になると家中にお父様の怒鳴り声が響いた。危険を察知したラード卿がニコラを私の部屋に避難させて、ウォン卿と二人で部屋の前で警備にあたる。
震えるニコラを守るように抱きしめた。
恐怖に直面しているときだからこそ人の体温を近くに感じていると落ち着くものだ。
「そこを退け!無能騎士共が!!誰に楯突いているのかわかっているのか!?私はローズ家の当主だぞ!!」
貴族よりも王宮騎士団のほうが立場は上に決まってる。
それに騎士を蔑む発言は息子であるカストを蔑むのと同じだとわかってない。
耳を塞いでも聞こえてくるような声。侯爵家当主とは思えない暴言を吐く。
ニコラの周りにいた上級貴族は皆、物静かで、乱暴者はいなかった。
慣れない怒号にニコラは耳を塞ぐ。
このまま私に触れさせてヘレンと共に牢獄に入れてあげれば静かな生活は取り戻せる。
「大丈夫よニコラ」
迷うことはない。こんなにもニコラが怯えている。
私の復讐よりも、私の身近にいる人を優先して守りたい。
かつて彼女達が私のためにそうしてくれたように。
あんなに我を忘れていたら私の姿を見ただけで飛びかかってくる。
お父様がいなくなればカストもハンネスも大人しくしてくれるだろうか。いえ、もっとうるさくなるに決まっている。
父親と親友を犯罪者扱いして満足か、それでもローズ家の令嬢か、と。
ある程度を予想しておけば、実際に言われても取り乱したりしないはず。
いっそ、復讐が完了するまで地下牢にでも閉じ込めておこうかしら。
ウォン卿とラード卿がいるから大怪我は免れるだろうけど、怪我は覚悟しておいたほうがいい。
首をはねられる痛みと比べたら、お父様に殴られるなんてその程度。
知性も理性もないのに当主の座につけたのはローズ家の血を引いていたからね。
扉を開けようとノブに手をかけると狙ったかのような来客に、騒ぎは静まった。
出迎えてくれたウォン卿に二人がいつからああしていたのかを聞くと、かれこれ二時間以上だとか。
真面目なウォン卿に「小侯爵は暇なのか」と聞かれたけど、質問には敢えて答えはしなかった。
団長なんだから特訓でもしたらいいじゃない。
小侯爵なのだから仕事をしたらいいじゃない。
カストは誰もが羨む優秀な人間なはずなのに、ヘレンが絡むとバカになるのが不思議でたまらなかった。
王宮の騎士からも一目置かれていたのに、今では醜態ばかりを晒す。
正式に侯爵の座を継げば、カストは侯爵家当主でありながら王宮騎士団長の職に就くことが検討されていた。
歴史上初の快挙を成し遂げるはずだったのに。
この分だと白紙に戻っていてもおかしくはない。
私はアカデミーから直接帰宅はせず、シャロンの家にお邪魔していた。ボニート伯爵に真実を話すために。
王宮に暗部を忍び込ませてだけのことはあり、 ドラゴンのことまで調査済み。
人生をやり直すのはたった一人の王族だけ。まさか私が対象になっているとは思ってもみないことで、驚きはあったもののディーの私への愛は深く本物であるのなら何もおかしなことはないと。
たまたま侯爵令嬢に生まれただけの私を、まるで主のように忠誠を誓ってくれた彼らを守りたい。
「そうだヘレン。ユースリーショップで何があったの」
茶番劇に付き合うつもりはないけど、冤罪事件をカスト達が把握しているか確認しておかなければ。
公になっていない上に被害を受けた平民が口を噤んでいたら事件にすらならない。ただ、我が身可愛さに守って欲しくて打ち明けているかも。
もしそうならローズ家は貴族であってはならない。
罪のない平民に一生消えることのない罪人の証を、癒えることのない心の傷を負わせたヘレンを匿っているのだから。
返答がない。
この距離で聞こえないわけもなく、無視をされているのだとしたら少し腹が立つ。
甘やかされすぎると思い込みは激しくなり、現実と妄想の区別もつかなくなる。
正式にローズ家に迎え入れられたわけでもない、ただの居候なのに私と対等だと思われるのは癪に障る。
一歩二歩と、二人に近付くとカストはヘレンを庇うように背中に隠した。
好きでもない女性のために取る咄嗟の行動は自分に酔ってるようにしか見えない。
私からしたらその行動はトキメキどころかドン引きだけど、女性からしたらアリなのだろうか。
同性のウォン卿が若干引いてる時点で女性からの評価も低そう。
「ねぇヘレン。ユースリーショップで何があったの?」
今度はゆっくりハッキリと、聞き取りやすいように言ったけど、またしてと返答はない。
これだけ近くに来るとよくわかる。無視しているわけではない。
ヘレンの怯えた反応から、あの日の出来事は自分だけの胸にしまっていた。
私の一言にカストは興味を示す。しつこいぐらいヘレンに何があったのかを尋ねる。
答えられるわけのないヘレンはカストを突き飛ばして泣きながら部屋に戻っては引きこもった。
カスト自身、何が起きたのかわかっていない。
いつもは真っ先に頼ってくれるヘレンの拒絶するかの行動は到底理解し難い。
私のせいでヘレンが泣いたのだと怒りをぶつけられたけど、私は聞いただけ。
何もしていなければ触れてもいない。
ウォン卿が証人だ。
「行きましょう。ウォン卿」
私から遠ざかったことにより安堵の表情を隠そうともしない。
何の力も持たない私を恐れるカストは滑稽だ。
これが無慈悲にも私を殺した一人だと思うと、自分が情けない。
「ヘレンを泣かせておいて謝罪もないのか」
「嫌ですわ。私が何もしていないことはずっとヘレンの側にいたお兄様がご存知ではありませんか」
私が帰る前から泣いていたのなら、やはり私のせいではない。むしろカストに非があるのでは?
怒りに身を任せ、背を向けた瞬間、襲いかかってこようとしたカストはウォン卿の冷たい視線にピタリと動きが止まった。
騎士だからこそわかる、実力の差を感じ取ったのだろう。
あのまま触れようものなら、カストは二度と剣が持てない腕にされていた。
忠誠心に似合うほどの実力。
ヘレンのことは放っておいても私ではない誰かが心の底から心配してくれる。
使用人の最優先される仕事がヘレンを甘やかすことであると言うように、本来の仕事を疎かにする。
みんながヘレンに気を取られてるうちに作業を完了させないと。
実を言うと昼休み、ディーに厚かましいお願いをしていた。これは私の味方を守るためでもある。
すんなりと手を貸してくれるのは嬉しいけど、せめて訳ぐらいは聞いたほうがいいとダメ出しはした。
ディーはキョトンとして、理解しようとはしていない。
私の望みは全て叶えて当然だと思い込んでいる。
──恋は盲目……。ほんとその通り。
ディーは私のため、私の言葉を否定することなくどんな卑劣で残忍なことにも全力で取り組む。
もしも私が死んで欲しいと願えば、喜んで刃を自らの心臓に突き刺すのだろう。
私の役に立てたと笑顔で。
国王就任までには直すべき癖。
聡明なディーが踊らされるわけはないけど、私の名前を出されたら疑わないかもしれない。それだけが気がかり。
夕食の時間になると家中にお父様の怒鳴り声が響いた。危険を察知したラード卿がニコラを私の部屋に避難させて、ウォン卿と二人で部屋の前で警備にあたる。
震えるニコラを守るように抱きしめた。
恐怖に直面しているときだからこそ人の体温を近くに感じていると落ち着くものだ。
「そこを退け!無能騎士共が!!誰に楯突いているのかわかっているのか!?私はローズ家の当主だぞ!!」
貴族よりも王宮騎士団のほうが立場は上に決まってる。
それに騎士を蔑む発言は息子であるカストを蔑むのと同じだとわかってない。
耳を塞いでも聞こえてくるような声。侯爵家当主とは思えない暴言を吐く。
ニコラの周りにいた上級貴族は皆、物静かで、乱暴者はいなかった。
慣れない怒号にニコラは耳を塞ぐ。
このまま私に触れさせてヘレンと共に牢獄に入れてあげれば静かな生活は取り戻せる。
「大丈夫よニコラ」
迷うことはない。こんなにもニコラが怯えている。
私の復讐よりも、私の身近にいる人を優先して守りたい。
かつて彼女達が私のためにそうしてくれたように。
あんなに我を忘れていたら私の姿を見ただけで飛びかかってくる。
お父様がいなくなればカストもハンネスも大人しくしてくれるだろうか。いえ、もっとうるさくなるに決まっている。
父親と親友を犯罪者扱いして満足か、それでもローズ家の令嬢か、と。
ある程度を予想しておけば、実際に言われても取り乱したりしないはず。
いっそ、復讐が完了するまで地下牢にでも閉じ込めておこうかしら。
ウォン卿とラード卿がいるから大怪我は免れるだろうけど、怪我は覚悟しておいたほうがいい。
首をはねられる痛みと比べたら、お父様に殴られるなんてその程度。
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