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第一章《ギルド》「闇の権力者編」
第一話 「初の戦闘」
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セソセソ街から東の方へ出ると、そこには深い森が広がっていた。レイと出会ったあの森だ。
あれからまだ1日しか経っていないのが不思議なほど色々なことがあった。話にして8話ぐらいかな。
森は街のすぐ隣にあるが、街は外壁で囲まれているので魔物が街へ侵入する心配は少ないだろう。大きめの街には、大概この防壁が作られている。
「私の仕事は生態系の調査だ。各地の生態系や地形をこの紙に記し、地図を作ってるんだ。今日はこの森を探索する」
「そうゆうのって冒険者の仕事じゃないの?」
別に冒険者って言葉が地雷な訳では無い。この前は、入るという言葉に反応してしまっただけだ。
「確かにあいつらもそうゆうことはするが、その情報を世間に公開することはほとんどない。ギルド上層部の連中が独占してるんだ。他の勢力が生まれないようにな」
「アンナは王宮の命令で調査しているんだよね」
「あぁ。私達は独占したりしない。人々が安心して旅できるように、どこが危険でどこが安全かなどの役立ち情報満載の「便利地図」だ。他にも食える実や、薬草などの分布も書き込んである」
「凄いじゃん!」
そう言ってレイは目を輝かせる。
別に大したことはないのだが、折角なのでお姉さんぶろう。
「めちゃくちゃ大変で難しい仕事だから、せいぜい邪魔しないようにな」
ドヤァ...!
「じゃあ僕は何をしたらいい?」
「取り敢えず、私は草木を集めたり生息している生物のデータをとるから、付近の魔物を狩っていてくれ。油断した背中を襲われたくは無いからな、ボディーガードって訳だ。
ここらの魔物はお前にとって丁度いい練習相手になると思うが、万が一何かあったら大声で呼べよ?」
本当は必要ないのだが、彼に魔物に慣れて欲しくてのお願いだ。
「わかった、任せてよ。アンナも気をつけてね」
「無理はするなよ?」
頷くレイと別れて私はいつも通りの仕事を始める。もう2年目になる。慣れっこだ。
それよりレイは大丈夫だろうか。ちょくちょく様子を見に行ってやるとしよう。何も起きないといいんだが。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アンナと別れた僕は魔物を探す。ああどうも、レイです。
戦い方はここへ来るまでにアンナに教えて貰った。スキルへアクセスする方法や詠唱、魔法のコツなんかも教えてもらった。
それに先程練習がてらにカエルを凍らせてきたから、もう魔法の使用はバッチリだ。
気合いを入れようと、小さく拳を握る。
その時、突然背後から物音がした。
振り返ると、そこには、大きな大きな蛇の魔物がいた。
その全身は真紫で、所々にある蛍光緑のラインが意外と美しい。その分、背中に生えているトゲがとても禍々しかった。
「シャーーーー!!#」
「お出ましか。
喜べ、お前が僕の記念すべき最初の経験値だ」
「シャオーーーー!!#」
蛇は口から吐瀉物を発射してきた。
現世でも口から毒を飛ばす蛇がいるとは聞いていたが、リアルで見るとこんな感じか。ただ1つ違うのは、その圧倒的なサイズ感だ。
「スキル『FROZEN』配下魔法アイシクルフリーズ!!」
吐瀉物を凍らせ、それを、抜いた剣で破壊する。
「シャーーーー!!#」
「喰らえ!」
アイシクルフリーズを再び放ち、蛇の胴体を凍らせると隙が出来た。僕は一気に走り、距離を詰める。
「やぁあぁぁーー!」
剣を蛇の眉間に突き刺すと蛇は絶命したのか、スーと消滅していく。
カランッという軽い音をたてて落ちた藍色に妖しく光る石を拾い上げる。アンナ曰く、これは霊魂玉と言って高値で売れるらしい。
僕はアンナに買ってもらった、アイテムボックスと連携している革のポーチに霊魂玉をしまいこむ。なんとその収納量はほぼ無限らしい。異世界...凄い!
初陣だったけど、意外となんとかなるかも。ちょっと嬉しくなる。
「やるじゃないか」
「アンナ!」
振り返ると彼女はいた。木にもたれかかっている彼女の右手には剣が握られていた。危なくなった時のために、スタンバイしてくれていたみたいだ。
「様子を見に来たが、どうだ?初めての戦闘は」
「余裕余裕!アンナに教えてもらったお陰で無事だったよ、ありがとうね」
「そうか、大丈夫そうなら私は仕事に戻るな」
「了解!アンナの仕事が終わるまでには見間違えるほど強くなっとくよ」
男子、3日もあれば刮目するってね。
「ちなみに今お前が倒した蛇のレベルはたったの1だ」
「え?」
「さっきレベル6の魔物も見かけたが、レイさんならきっと余裕ですよね」
「え!!!?!」
「じゃあな」
「ちょっとアンナァ!待ってぇぇー!」
本当に置いてかれた.....。アンナのドS。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
辺りもほの暗くなってきたし、レイを回収して帰るか。
「おーいレイ!帰るぞ」
「あぁ、そうだねアンナ」
ゆらりと影が立ち上がる。ちょうど魔物を倒して、霊魂球を拾ったらしい。
「どうだった?」
「へへ」
そう笑うとレイはポーチを取り出し、逆さまにした。
先に断っておくが、霊魂玉を落とすのはある程度上位の魔物だけだ。
ゴブリンなどの雑魚をいくら狩ったってひとつも手に入れることが出来ないようなものだ。
それが。その貴重な霊魂玉が、ジャラジャラジャラ...と音を立てて、目の前に山のように積まれていく。
今日初めて魔物を倒したレベル1の少年が、1人でこの数を集めたのか!?
「全部で91個ある。少しは力になれたなら嬉しいな」
「.....『SCAN』」
彼はレベルが8にあがっていた。
たった6時間の出来事だった。
あれからまだ1日しか経っていないのが不思議なほど色々なことがあった。話にして8話ぐらいかな。
森は街のすぐ隣にあるが、街は外壁で囲まれているので魔物が街へ侵入する心配は少ないだろう。大きめの街には、大概この防壁が作られている。
「私の仕事は生態系の調査だ。各地の生態系や地形をこの紙に記し、地図を作ってるんだ。今日はこの森を探索する」
「そうゆうのって冒険者の仕事じゃないの?」
別に冒険者って言葉が地雷な訳では無い。この前は、入るという言葉に反応してしまっただけだ。
「確かにあいつらもそうゆうことはするが、その情報を世間に公開することはほとんどない。ギルド上層部の連中が独占してるんだ。他の勢力が生まれないようにな」
「アンナは王宮の命令で調査しているんだよね」
「あぁ。私達は独占したりしない。人々が安心して旅できるように、どこが危険でどこが安全かなどの役立ち情報満載の「便利地図」だ。他にも食える実や、薬草などの分布も書き込んである」
「凄いじゃん!」
そう言ってレイは目を輝かせる。
別に大したことはないのだが、折角なのでお姉さんぶろう。
「めちゃくちゃ大変で難しい仕事だから、せいぜい邪魔しないようにな」
ドヤァ...!
「じゃあ僕は何をしたらいい?」
「取り敢えず、私は草木を集めたり生息している生物のデータをとるから、付近の魔物を狩っていてくれ。油断した背中を襲われたくは無いからな、ボディーガードって訳だ。
ここらの魔物はお前にとって丁度いい練習相手になると思うが、万が一何かあったら大声で呼べよ?」
本当は必要ないのだが、彼に魔物に慣れて欲しくてのお願いだ。
「わかった、任せてよ。アンナも気をつけてね」
「無理はするなよ?」
頷くレイと別れて私はいつも通りの仕事を始める。もう2年目になる。慣れっこだ。
それよりレイは大丈夫だろうか。ちょくちょく様子を見に行ってやるとしよう。何も起きないといいんだが。
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アンナと別れた僕は魔物を探す。ああどうも、レイです。
戦い方はここへ来るまでにアンナに教えて貰った。スキルへアクセスする方法や詠唱、魔法のコツなんかも教えてもらった。
それに先程練習がてらにカエルを凍らせてきたから、もう魔法の使用はバッチリだ。
気合いを入れようと、小さく拳を握る。
その時、突然背後から物音がした。
振り返ると、そこには、大きな大きな蛇の魔物がいた。
その全身は真紫で、所々にある蛍光緑のラインが意外と美しい。その分、背中に生えているトゲがとても禍々しかった。
「シャーーーー!!#」
「お出ましか。
喜べ、お前が僕の記念すべき最初の経験値だ」
「シャオーーーー!!#」
蛇は口から吐瀉物を発射してきた。
現世でも口から毒を飛ばす蛇がいるとは聞いていたが、リアルで見るとこんな感じか。ただ1つ違うのは、その圧倒的なサイズ感だ。
「スキル『FROZEN』配下魔法アイシクルフリーズ!!」
吐瀉物を凍らせ、それを、抜いた剣で破壊する。
「シャーーーー!!#」
「喰らえ!」
アイシクルフリーズを再び放ち、蛇の胴体を凍らせると隙が出来た。僕は一気に走り、距離を詰める。
「やぁあぁぁーー!」
剣を蛇の眉間に突き刺すと蛇は絶命したのか、スーと消滅していく。
カランッという軽い音をたてて落ちた藍色に妖しく光る石を拾い上げる。アンナ曰く、これは霊魂玉と言って高値で売れるらしい。
僕はアンナに買ってもらった、アイテムボックスと連携している革のポーチに霊魂玉をしまいこむ。なんとその収納量はほぼ無限らしい。異世界...凄い!
初陣だったけど、意外となんとかなるかも。ちょっと嬉しくなる。
「やるじゃないか」
「アンナ!」
振り返ると彼女はいた。木にもたれかかっている彼女の右手には剣が握られていた。危なくなった時のために、スタンバイしてくれていたみたいだ。
「様子を見に来たが、どうだ?初めての戦闘は」
「余裕余裕!アンナに教えてもらったお陰で無事だったよ、ありがとうね」
「そうか、大丈夫そうなら私は仕事に戻るな」
「了解!アンナの仕事が終わるまでには見間違えるほど強くなっとくよ」
男子、3日もあれば刮目するってね。
「ちなみに今お前が倒した蛇のレベルはたったの1だ」
「え?」
「さっきレベル6の魔物も見かけたが、レイさんならきっと余裕ですよね」
「え!!!?!」
「じゃあな」
「ちょっとアンナァ!待ってぇぇー!」
本当に置いてかれた.....。アンナのドS。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
辺りもほの暗くなってきたし、レイを回収して帰るか。
「おーいレイ!帰るぞ」
「あぁ、そうだねアンナ」
ゆらりと影が立ち上がる。ちょうど魔物を倒して、霊魂球を拾ったらしい。
「どうだった?」
「へへ」
そう笑うとレイはポーチを取り出し、逆さまにした。
先に断っておくが、霊魂玉を落とすのはある程度上位の魔物だけだ。
ゴブリンなどの雑魚をいくら狩ったってひとつも手に入れることが出来ないようなものだ。
それが。その貴重な霊魂玉が、ジャラジャラジャラ...と音を立てて、目の前に山のように積まれていく。
今日初めて魔物を倒したレベル1の少年が、1人でこの数を集めたのか!?
「全部で91個ある。少しは力になれたなら嬉しいな」
「.....『SCAN』」
彼はレベルが8にあがっていた。
たった6時間の出来事だった。
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