拾われた異世界転移者

この物語、『何か』が違う。

異世界人の少女アンナはある日偶然、倒れていたひとりの少年を拾う。
レイと名乗るその少年は、どうやら「異世界」から来たらしい。

一体どうやって、そしてなぜ。少年の記憶にその答えは無い。
だがひとつだけ分かることがある。彼を転移させた力、それは両者にとって未知の物であった。

彼の裏にいるのは一体何者なのか。行き場の無い少年は少女と行動を共にする。

しかし少女は自分の過去を語りたがらない。どうやら「ある組織」を恨んでいるようだが…


徐々に見えてくる少年の正体。
徐々に明かされていく少女の過去。

ふたりを巻き込み、絡み合う運命。そこには、とある「おとぎ話」が見え隠れする。

かつての英雄譚、それが何を意味するのか。歴史が繰り返されるとでも言うのか。「ちから」とは一体…

魔法の存在する異世界で、戦いと共にある彼らの日常。そんな日常が、ゆったりと「闇」に侵略されていく。


ふたりの主人公と、その仲間たちの戦記。彼らを知れば知るほど目が離せなくなるその行く末を見届けるのは君だ。

魔法の飛び交う、スピーディーな異能力バトルを見逃すな!


彼らは今、世界に立ち向かう。
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