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おじさん♡お願いしました②
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たぁ♡
もんのすごい、いい女がいる。
けど、何でかずっと突っ立ったまんまだ。
それを俺は鏡越しに盗み見てるから、向こうはちっとも気づいていない。
だから俺が今、とんでも無く絶望しているのもバレてないだろう。
女の王様だったんか。
こりゃ、駄目だぁ…
やっぱり俺は、ツキが無い。
さっきまで俺は一世一代の大博打に向け、鼻息荒く待ち構えていたんだ。
よし、ここで一発キメてやるぜ!
気合い入れて行けよ、俺!
親父は負け犬の博徒だったし、俺も打つのは好きだけど勝てた試しが無い。
でも、こればっかりは負けられん!
…ってな風に覚悟を決めていたんだ。
だって、俺の事を散々に可愛がってた男達が連れて行かれてしまったんだよ。
理由は色々あるらしい。
小難しい事は分からん。
トドのつまり、アイツらは俺に良くしてやりたくて下手を打った。
俺の事を『レンレン』にしない様に小細工したのが運の尽きだった。
…らしいぜ。
いや、だから!
こんな事にならないように!
俺はレンレンになら成るって言ってたんだ。
なのに皆んなして駄目だ、止しとけって煩いから!
…仕方なく、のんでやったんだよ。
せっかくヤル気になっていたのに、つまらない連中だって腹が立った。
それでもって、俺がふて寝してる間に!
三人揃って連れて行かれていた。
こんなのって、無い。
あんなに毎日、毎日、俺のこと弄くりまわして、こんな身体にしといてからに!
放って行ってしまうなんて、あんまりだ。
馬鹿たれ。
たった一日、可愛がられないだけで、俺はもう堪らないんだ。
お前らが、恋しい。
早く帰って来ないかなって、泣いて待ってたんだぞ。
なのに、お前ら殺されちまうんだってな。
そんなの、絶対に嫌だ。
お前らは絶対に俺の夫にしてやるんだから!
俺が他の男とよろしくやってる所を、見せつけてやる。
俺が恋しくて、堪んなくさせてやる。
それから!
俺に怒ったり嫉妬して、いいよ。
それでもって!
めちゃくちゃに抱いたって、いいよ♡
だから、死んでる場合じゃないぜ!
俺、お前らを守るって言ったろ?
ルドラの話は長すぎて、右から左に逃げてった。
だけど、俺が嫁に行かないと許婚になった男の面子が立たないって事くらいは、馬鹿でも分かった。
あの時はお前らが命懸けで俺を好いているなんて、そこまで思っていなかった。
でも、俺のせいでお前らは死ぬ。
今になって、よく分かって、身に染みて…
俺、嬉しいんだ。
ジャラ♡
ルドラ♡
アーティット♡
大好きだ!
だからな…
俺だって、命懸けでやってやる。
一芝居、打つぜ!
さっきジジイが、中欧のどっかの王様が俺に会いに来たとか言って慌てて出て行った。
俺はそいつを誑かす。
この身体を使って無理を通すんだ!
俺の好きな男達の、命乞いってやつをやってやる。
例えどんなに気味の悪い野朗だってかまうもんか。
俺は泣く子も黙る、大淫乱なんだからな!
そんなふうに、俺なりに。
決意して、覚悟して、望んだ大一番だった。
それなのに、王様、女子だった。
俺は、そっちはやっぱり奥手なんだ…
どうしよう、どうしたらいい?
ドン詰まりだ。
…と、思ったら!
アナンシャが、良い人だった♡
八つ当たりして、駄々をこねて泣きべそかいたら、優しくしてくれた。
なんか、俺の言う通りにしてくれるってよ!
なんか、新しい男を寄越すだとかなんとか…
物騒な事も言ってた。
けども、それは嫌なら嫌でいいらしい。
なんか知らんけど、良かった!
俺、運が向いてきたんかな♡
\\\\٩( 'ω' )و ////
もんのすごい、いい女がいる。
けど、何でかずっと突っ立ったまんまだ。
それを俺は鏡越しに盗み見てるから、向こうはちっとも気づいていない。
だから俺が今、とんでも無く絶望しているのもバレてないだろう。
女の王様だったんか。
こりゃ、駄目だぁ…
やっぱり俺は、ツキが無い。
さっきまで俺は一世一代の大博打に向け、鼻息荒く待ち構えていたんだ。
よし、ここで一発キメてやるぜ!
気合い入れて行けよ、俺!
親父は負け犬の博徒だったし、俺も打つのは好きだけど勝てた試しが無い。
でも、こればっかりは負けられん!
…ってな風に覚悟を決めていたんだ。
だって、俺の事を散々に可愛がってた男達が連れて行かれてしまったんだよ。
理由は色々あるらしい。
小難しい事は分からん。
トドのつまり、アイツらは俺に良くしてやりたくて下手を打った。
俺の事を『レンレン』にしない様に小細工したのが運の尽きだった。
…らしいぜ。
いや、だから!
こんな事にならないように!
俺はレンレンになら成るって言ってたんだ。
なのに皆んなして駄目だ、止しとけって煩いから!
…仕方なく、のんでやったんだよ。
せっかくヤル気になっていたのに、つまらない連中だって腹が立った。
それでもって、俺がふて寝してる間に!
三人揃って連れて行かれていた。
こんなのって、無い。
あんなに毎日、毎日、俺のこと弄くりまわして、こんな身体にしといてからに!
放って行ってしまうなんて、あんまりだ。
馬鹿たれ。
たった一日、可愛がられないだけで、俺はもう堪らないんだ。
お前らが、恋しい。
早く帰って来ないかなって、泣いて待ってたんだぞ。
なのに、お前ら殺されちまうんだってな。
そんなの、絶対に嫌だ。
お前らは絶対に俺の夫にしてやるんだから!
俺が他の男とよろしくやってる所を、見せつけてやる。
俺が恋しくて、堪んなくさせてやる。
それから!
俺に怒ったり嫉妬して、いいよ。
それでもって!
めちゃくちゃに抱いたって、いいよ♡
だから、死んでる場合じゃないぜ!
俺、お前らを守るって言ったろ?
ルドラの話は長すぎて、右から左に逃げてった。
だけど、俺が嫁に行かないと許婚になった男の面子が立たないって事くらいは、馬鹿でも分かった。
あの時はお前らが命懸けで俺を好いているなんて、そこまで思っていなかった。
でも、俺のせいでお前らは死ぬ。
今になって、よく分かって、身に染みて…
俺、嬉しいんだ。
ジャラ♡
ルドラ♡
アーティット♡
大好きだ!
だからな…
俺だって、命懸けでやってやる。
一芝居、打つぜ!
さっきジジイが、中欧のどっかの王様が俺に会いに来たとか言って慌てて出て行った。
俺はそいつを誑かす。
この身体を使って無理を通すんだ!
俺の好きな男達の、命乞いってやつをやってやる。
例えどんなに気味の悪い野朗だってかまうもんか。
俺は泣く子も黙る、大淫乱なんだからな!
そんなふうに、俺なりに。
決意して、覚悟して、望んだ大一番だった。
それなのに、王様、女子だった。
俺は、そっちはやっぱり奥手なんだ…
どうしよう、どうしたらいい?
ドン詰まりだ。
…と、思ったら!
アナンシャが、良い人だった♡
八つ当たりして、駄々をこねて泣きべそかいたら、優しくしてくれた。
なんか、俺の言う通りにしてくれるってよ!
なんか、新しい男を寄越すだとかなんとか…
物騒な事も言ってた。
けども、それは嫌なら嫌でいいらしい。
なんか知らんけど、良かった!
俺、運が向いてきたんかな♡
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