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太刀取りの四方投げ
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「くるしゅうないだって」
「じゃもう一回」
「こちょこちょこちょ」
3人がまた亜香里をくすぐりだした。
「らめ!らめろ!らめるのだぁ!」
「らめるってなに?」
「わかんないから続けよう」
「ふふふふ、面白い…」
「うわああああ!」
亜香里の力が抜けて動かなくなった。
「え?息絶えた?」
3人顔を見合わせると「じゃ、そろそろ練習しよっか」。
沙織と真紀理は何事もなかったように詠春拳の稽古を再開した。
「ロックマーから蹴り。構えて」
沙織が前蹴りをやってみせると真紀理も前蹴りをする。ただ真紀理の慣れた蹴りは指のつけ根で蹴る鋭い蹴り方だ。
「足の裏で蹴るように」
「あ~そっち?」
真紀理はすぐ修整して蹴り続けた。
一方、香織は動かなくなった亜香里を指でつっついていた。
「ねぇねぇ稽古再開しよ」
すると気がついたのか、亜香里はバッと起き上がった。
そして木刀を右手に取り振り上げると「よくも武士をくすぐってくれたな。ええ~い!無礼討ちにしてくれる!」
両手刀で亜香里の木剣を握った腕を止め、右手でその手首を下から摑み、木刀の峰に左手を添えて木刀を下へ反転させると同時に亜香里の両足の袴を刃で切らせ、亜香里の腕が目の前に来た瞬間、後方へ勢いよく向き直した。
亜香里の木刀を握った右手は背中の上で香織に掴まれている。
香織が小指に力を入れると亜香里の手首が曲がり指の力が抜けて難なく木刀を取り上げられた。
「これは太刀取りの四方投げ」
「太刀取り?」
「そ。武器取りの技ね。四方投げはこのまま落として抑えるんだけど」
「なに!やって見せえ」
「もう…じゃゆっくりいくからね」
香織は掴んでいる手首を小指から絞りながら下げると亜香里の体勢が崩れ出した。
「内側の膝を折って」
言われたとおり膝を曲げるとその足側からゆっくりと尻もちをつくかたちとなり、背中や頭から落ちるこたなく受け身を取ることができた。
「で、脈を抑えるの」
掴んだ手首を畳に押し付け脈をそのまま抑えつけた。
「イッタ!」
「はい、痛かったらタップする」
亜香里は膝を叩いた。
離すと亜香里はおもむろに起き上がり言った。
「教えてたもう!」
「じゃもう一回」
「こちょこちょこちょ」
3人がまた亜香里をくすぐりだした。
「らめ!らめろ!らめるのだぁ!」
「らめるってなに?」
「わかんないから続けよう」
「ふふふふ、面白い…」
「うわああああ!」
亜香里の力が抜けて動かなくなった。
「え?息絶えた?」
3人顔を見合わせると「じゃ、そろそろ練習しよっか」。
沙織と真紀理は何事もなかったように詠春拳の稽古を再開した。
「ロックマーから蹴り。構えて」
沙織が前蹴りをやってみせると真紀理も前蹴りをする。ただ真紀理の慣れた蹴りは指のつけ根で蹴る鋭い蹴り方だ。
「足の裏で蹴るように」
「あ~そっち?」
真紀理はすぐ修整して蹴り続けた。
一方、香織は動かなくなった亜香里を指でつっついていた。
「ねぇねぇ稽古再開しよ」
すると気がついたのか、亜香里はバッと起き上がった。
そして木刀を右手に取り振り上げると「よくも武士をくすぐってくれたな。ええ~い!無礼討ちにしてくれる!」
両手刀で亜香里の木剣を握った腕を止め、右手でその手首を下から摑み、木刀の峰に左手を添えて木刀を下へ反転させると同時に亜香里の両足の袴を刃で切らせ、亜香里の腕が目の前に来た瞬間、後方へ勢いよく向き直した。
亜香里の木刀を握った右手は背中の上で香織に掴まれている。
香織が小指に力を入れると亜香里の手首が曲がり指の力が抜けて難なく木刀を取り上げられた。
「これは太刀取りの四方投げ」
「太刀取り?」
「そ。武器取りの技ね。四方投げはこのまま落として抑えるんだけど」
「なに!やって見せえ」
「もう…じゃゆっくりいくからね」
香織は掴んでいる手首を小指から絞りながら下げると亜香里の体勢が崩れ出した。
「内側の膝を折って」
言われたとおり膝を曲げるとその足側からゆっくりと尻もちをつくかたちとなり、背中や頭から落ちるこたなく受け身を取ることができた。
「で、脈を抑えるの」
掴んだ手首を畳に押し付け脈をそのまま抑えつけた。
「イッタ!」
「はい、痛かったらタップする」
亜香里は膝を叩いた。
離すと亜香里はおもむろに起き上がり言った。
「教えてたもう!」
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