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キックボクシングジム
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「お願いしま~っス」
慣れた感じで真紀理が入ってゆく。
「たのもう!」
亜香里も意気揚々と入ってゆく。
「しつれいします」
香織はその雰囲気に圧倒された。
バスッバスッとサンドバッグを蹴る者、シャドーをする者、ミット持ってもらい蹴りやパンチを打ち込む者が打撃音を響かせている。
なんかコワッ!
見るとかつての試合のポスターの数々が張ってある。
「男の世界だよね…」
そこへ姿勢の良い眼帯をつけた白髪の男が声をかけてきた。
キックボクシングのことはわからないかわその姿勢で香織は熟練者だと直感した。
「真紀理さん。今日はお友達を連れてきたの?」
「会長、こんにちは」
会長さんなんだ…つまり師範ってことかな?
「学校の先輩なんです。今日は見学ですけど」
「こんにちは。愛洲と言います」
「もし運動着があるならやってみたら?」
「やってみる?え?」
「基本とミットくらいなら体験できるよ。初回は無料だから」
「先輩やりましょう!」
「そうだ。やるのだ。拙者が飛び蹴りを指南してやるぞよ」
「そこに更衣室あるから」
「えっと…じゃあ」
香織もキックボクシングに興味はあった。
香織は荷物を持ってロッカーの隣にある更衣室に入って行った。
そして着替えて出てくるとちょうどミット練習を終えた生徒が汗を拭きにロッカーへやってきた。
ぶつかりそうになったので香織が「すいません」と会釈すると相手は立ち止まって視線を落としたままの香織をマジマジと見ている。
え?ナニ?なんでこの人動かないの?
香織はゆっくりと顔を上げた。
目の前に立っていたのは幸介だった。
爽やかな汗に爽やかな笑みを浮かべている。
「あ…」
「香織ちゃんだよね」
「ハイ!…幸介さん?なんでここに?」
「なんでってここの練習生だから」
「あ。コウさん」
「コウ殿!拙者の飛び蹴りを見てくれ」
真紀理と亜香里が寄って来た。
「え?2人共知ってるの?幸介さんのこと?」
「そりゃここで練習してればしょっちゅう会いますよ」
「いやそうじゃなくて。沙織のお兄さん…」
一瞬、間があって真紀理と亜香里が悲鳴を上げた。
「えええええええええええっ!」
慣れた感じで真紀理が入ってゆく。
「たのもう!」
亜香里も意気揚々と入ってゆく。
「しつれいします」
香織はその雰囲気に圧倒された。
バスッバスッとサンドバッグを蹴る者、シャドーをする者、ミット持ってもらい蹴りやパンチを打ち込む者が打撃音を響かせている。
なんかコワッ!
見るとかつての試合のポスターの数々が張ってある。
「男の世界だよね…」
そこへ姿勢の良い眼帯をつけた白髪の男が声をかけてきた。
キックボクシングのことはわからないかわその姿勢で香織は熟練者だと直感した。
「真紀理さん。今日はお友達を連れてきたの?」
「会長、こんにちは」
会長さんなんだ…つまり師範ってことかな?
「学校の先輩なんです。今日は見学ですけど」
「こんにちは。愛洲と言います」
「もし運動着があるならやってみたら?」
「やってみる?え?」
「基本とミットくらいなら体験できるよ。初回は無料だから」
「先輩やりましょう!」
「そうだ。やるのだ。拙者が飛び蹴りを指南してやるぞよ」
「そこに更衣室あるから」
「えっと…じゃあ」
香織もキックボクシングに興味はあった。
香織は荷物を持ってロッカーの隣にある更衣室に入って行った。
そして着替えて出てくるとちょうどミット練習を終えた生徒が汗を拭きにロッカーへやってきた。
ぶつかりそうになったので香織が「すいません」と会釈すると相手は立ち止まって視線を落としたままの香織をマジマジと見ている。
え?ナニ?なんでこの人動かないの?
香織はゆっくりと顔を上げた。
目の前に立っていたのは幸介だった。
爽やかな汗に爽やかな笑みを浮かべている。
「あ…」
「香織ちゃんだよね」
「ハイ!…幸介さん?なんでここに?」
「なんでってここの練習生だから」
「あ。コウさん」
「コウ殿!拙者の飛び蹴りを見てくれ」
真紀理と亜香里が寄って来た。
「え?2人共知ってるの?幸介さんのこと?」
「そりゃここで練習してればしょっちゅう会いますよ」
「いやそうじゃなくて。沙織のお兄さん…」
一瞬、間があって真紀理と亜香里が悲鳴を上げた。
「えええええええええええっ!」
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