45 / 212
巨人の兄と妹
お母さん! 巨人の村に行きます!
しおりを挟む
「ホワイトシーフ王国城下町」
昨日あった事をゴーレム幼女に伝えると『にぱー』っと歯を出し、屈託のない表情で笑った。
「なんだよ。嬉しそうだな」
「う・嬉しくないみそ!」
「____ごふっ!」
野球部の先輩のように俺の腹を小突く。
ゴーレム幼女なりの照れ隠しなのだろうか。
まあ、ゴーレム幼女の機嫌が良くなり、ビルの工事は順調に進んでいる。
俺はその間、町の損壊状況の確認という仕事もあり、あてもなくブラブラしていると、瓦礫の上に一人で座っているホワイトを見かけた。
あの一件以来、町の住民達に怖がられる事はなくなったようだが、どことなく元気がない。
「よう! お前いつも暗いな! でっけえ図体してるのによ!」
「う・うるさいな! あっち行って!」
嫌がるホワイトを無視して「まあまあ」といいつつ隣に座る。
怪訝そうな視線なんて気にしていたってしょうがないのさ。
「お前、あれだろ。うんこ出なくて元気ないんだろ? 俺もうんこ出ないと暗くなるから分かるぞ」
「は!? そんな訳ないだろ!? 花島と一緒にしないでよ!」
ホワイトは顔を真っ赤にして全力で否定。
「え? そうなの? でも、うんこ出ないと暗くはなるよな?」
「_____知らない!」
「えー... ...」
それから、1分ほど沈黙が続く。
瓦礫を運ぶ町の人々の声や音がし、みんなが働いてるときにホワイトとうんこの話をしている事に対して一ミリも申し訳ないと思わなかった。
沈黙に耐えられなくなったのはホワイトの方だった。
「... ...家に帰りたい」
「そういえば、ホワイトは迷子なんだっけ? すっかり忘れたフリしてたよ」
「フリって何なのさ!」
「家帰ればいいじゃん! 俺なんて、帰りたくても帰れないんだぞ!」
そう。
俺は異世界から飛ばされたのだ。
迷子よりもランクが上の失踪者だ。
「だから! 迷子だから、帰り道が分からないんだよ!」
ホワイトは涙目で俺にそう訴えかける。
涙がこぼれないように右手で目をこすったが、そのせいで目が赤くなり、逆に泣いた表情が強調されてしまう。
「おい~。ホームシックくらいで泣くなよ~」
そんな弱気のホワイトを茶化すとホワイトは天の邪鬼を装う。
「な・泣いてない!」
ホワイトは緊張の糸が解けたのか本格的に泣きだしてしまった。
泣いた迷子を泣き止ますという大義名分を得て、堂々とホワイトの太ももを触ってみると、想像していたよりも太ももは柔らかかった。
「おいおい。そんな泣いてたら犬のお巡りさんも困ってしまって『ワンワン』言うよ。俺が一緒に家探してやるから泣き止めよ」
「... ...う・うん」
打開策を提示したにもかかわらず、スイッチの入ってしまったホワイトの心の蛇口からは水がよどみなく溢れ出ていた。
□ □ □
「う... ...。うう... ...」
ホワイトは泣き止むという事を知らないのか、小一時間ばかりすすり泣きしている。
「もういっそ、大声で泣いてくれたほうが気持ちいいわ」と思うが言えない。
「ケツいたっ... ...」
瓦礫の上に座っているのでケツが痛くなってきた。
このままでは痔になってしまう。
「_____あー!! 何、ホワイトの事泣かしてるのよ!」
どこからともなく、シルフの怒鳴り声がし、クラスに一人はいる世話好きの女の子のようにこちらに近づいてきた。
「いや、泣かしてねえよ。こいつが、ホームシックになって泣き出したんだよ」
「うそつけ!」
さすがにここまで、信用されないのは腹が立つ。
別に日頃の行いが悪い訳でもないし、前の夜なんかは「あなたを復興に協力させて良かった」なんちゃらこうちゃらと言っていたのに、今ではこの扱い。
____まさか... ...。これがツンデレ!?
と第六感を働かせて答えを導きだそうとしたが、「いや、違うな」とすぐに結論を出した。
そういえば、最近、ツンデレって言葉が死語になっている気がする... ...。
そうだ! もっと、ティーンにも受けるような呼称に言い換えよう。
「デレツン?」「ツンデレーヌ?」何か考えようと思ったが二個しか浮かばない... ...。
もう、面倒だから「ナメクジ」で良いや!
「おい! このナメクジ野郎! 少しは俺の事信用しろよ!」
「はっ!? 誰がナメクジだって!? ああ!?」
シルフが鬼のような剣幕で瓦礫を乗り越え、俺の胸倉を掴みにかかり、腕をクロスさせて首を絞めるように掴むので、頸動脈が圧迫されて息が出来ない。
「____カハッ! アアアア!!!!」
「謝りなさいよ!!!!」
「シルフ! 花島が死んじゃうよ!」
泣いていたホワイトも『これはマジなやつだ... ...』と感じたのか、泣くのを止め、止めに入る。
「... ...ちっ! しょうがないわね!」
シルフはホワイトの助言により首を絞めるのを止めたが、目は未だに殺意に満ち溢れている。
まるで、親を殺した宿敵に向けるような目だ。
首元を押さえながら「げほげほ」と俺は大きく咳をする。
なに!? この世界でナメクジって差別用語にでもなってんの!?
「シルフ... ...。あのね、私、本当にホームシックで泣いていただけなの。花島は悪くない」
「そうなの? でも、あたしの事を『ナメクジ』呼ばわりした罪は消えないわ」
マジでこいつ、ナメクジみたいな粘着質な性格だよ... ...。
「そうだよね... ...。あははは」
ホワイトは緊張したのか笑いどころを間違えた。
愛想笑いを入れるところではない、ここでは「花島が可哀想だ」と俺を擁護すべき。
「そういえば、あなた、迷子だったの?」
「だった... ...。というか今もそうだよ」
「そう... ...」
シルフは顎に手を当て、少し考える素振りを見せる。
何も喋らなければ実に美しい生き物だと思うよ。
... ...本当。
「そうだわ! これから、街を本格的に復興するにあたって、人手が圧倒的に足りないわ! あなたを家族のもとまで案内するから、あなたの家族にも復興を手伝ってもらえないかしら!?」
「ほ・本当に!? でも... ...」
「ん? でも? そんなに悪い条件ではないと思うのだけれど?」
「う・うん。そうなんだけど... ...」
何か心に引っかかるものがあるのか、ホワイトは困った顔をする。
俺は首を絞められたショックで声がガラガラになりながらも迷っているホワイトの背中を押す。
「おいおい! 家に帰れるんだぞ! 素直に喜べ!」
「そうなんだけど... ...」
「何か心配事でもあるのか? 帰り道に凶暴な獣がいるとか?」
「いや、そんなの一捻りで潰せるんだけど... ...。家族が説得できるかどうか... ...」
... ...今更だけど、女の子が潰すとか言っちゃダメよ。
「自分の娘を送ってあげた人の頼みなら少しは聞いてくれないかしら?」
シルフは恐らく、正論を言っている。
自身の娘が失踪に近い、迷子になっているのだ。
それくらい協力してくれてもいいはず。
「う・う~ん」
「まあ、とりあえず、行ってから考えよう! ここで考えてもラチがあかない!」
「そうね! あんたと初めて意見が合いそうだわ!」
機嫌が多少良くなったシルフも俺の意見に賛同してくれた。
「う・う~ん」
せっかく、家に帰れるっていうのにホワイトのこの悩みよう。
相当、家族に問題があるのだろうか。
まあ、巨人の家族には巨人の家族の悩みとかがあるんでしょうよ。
半ば強引にホワイトを家族のもとまで送る事が決まりました。
昨日あった事をゴーレム幼女に伝えると『にぱー』っと歯を出し、屈託のない表情で笑った。
「なんだよ。嬉しそうだな」
「う・嬉しくないみそ!」
「____ごふっ!」
野球部の先輩のように俺の腹を小突く。
ゴーレム幼女なりの照れ隠しなのだろうか。
まあ、ゴーレム幼女の機嫌が良くなり、ビルの工事は順調に進んでいる。
俺はその間、町の損壊状況の確認という仕事もあり、あてもなくブラブラしていると、瓦礫の上に一人で座っているホワイトを見かけた。
あの一件以来、町の住民達に怖がられる事はなくなったようだが、どことなく元気がない。
「よう! お前いつも暗いな! でっけえ図体してるのによ!」
「う・うるさいな! あっち行って!」
嫌がるホワイトを無視して「まあまあ」といいつつ隣に座る。
怪訝そうな視線なんて気にしていたってしょうがないのさ。
「お前、あれだろ。うんこ出なくて元気ないんだろ? 俺もうんこ出ないと暗くなるから分かるぞ」
「は!? そんな訳ないだろ!? 花島と一緒にしないでよ!」
ホワイトは顔を真っ赤にして全力で否定。
「え? そうなの? でも、うんこ出ないと暗くはなるよな?」
「_____知らない!」
「えー... ...」
それから、1分ほど沈黙が続く。
瓦礫を運ぶ町の人々の声や音がし、みんなが働いてるときにホワイトとうんこの話をしている事に対して一ミリも申し訳ないと思わなかった。
沈黙に耐えられなくなったのはホワイトの方だった。
「... ...家に帰りたい」
「そういえば、ホワイトは迷子なんだっけ? すっかり忘れたフリしてたよ」
「フリって何なのさ!」
「家帰ればいいじゃん! 俺なんて、帰りたくても帰れないんだぞ!」
そう。
俺は異世界から飛ばされたのだ。
迷子よりもランクが上の失踪者だ。
「だから! 迷子だから、帰り道が分からないんだよ!」
ホワイトは涙目で俺にそう訴えかける。
涙がこぼれないように右手で目をこすったが、そのせいで目が赤くなり、逆に泣いた表情が強調されてしまう。
「おい~。ホームシックくらいで泣くなよ~」
そんな弱気のホワイトを茶化すとホワイトは天の邪鬼を装う。
「な・泣いてない!」
ホワイトは緊張の糸が解けたのか本格的に泣きだしてしまった。
泣いた迷子を泣き止ますという大義名分を得て、堂々とホワイトの太ももを触ってみると、想像していたよりも太ももは柔らかかった。
「おいおい。そんな泣いてたら犬のお巡りさんも困ってしまって『ワンワン』言うよ。俺が一緒に家探してやるから泣き止めよ」
「... ...う・うん」
打開策を提示したにもかかわらず、スイッチの入ってしまったホワイトの心の蛇口からは水がよどみなく溢れ出ていた。
□ □ □
「う... ...。うう... ...」
ホワイトは泣き止むという事を知らないのか、小一時間ばかりすすり泣きしている。
「もういっそ、大声で泣いてくれたほうが気持ちいいわ」と思うが言えない。
「ケツいたっ... ...」
瓦礫の上に座っているのでケツが痛くなってきた。
このままでは痔になってしまう。
「_____あー!! 何、ホワイトの事泣かしてるのよ!」
どこからともなく、シルフの怒鳴り声がし、クラスに一人はいる世話好きの女の子のようにこちらに近づいてきた。
「いや、泣かしてねえよ。こいつが、ホームシックになって泣き出したんだよ」
「うそつけ!」
さすがにここまで、信用されないのは腹が立つ。
別に日頃の行いが悪い訳でもないし、前の夜なんかは「あなたを復興に協力させて良かった」なんちゃらこうちゃらと言っていたのに、今ではこの扱い。
____まさか... ...。これがツンデレ!?
と第六感を働かせて答えを導きだそうとしたが、「いや、違うな」とすぐに結論を出した。
そういえば、最近、ツンデレって言葉が死語になっている気がする... ...。
そうだ! もっと、ティーンにも受けるような呼称に言い換えよう。
「デレツン?」「ツンデレーヌ?」何か考えようと思ったが二個しか浮かばない... ...。
もう、面倒だから「ナメクジ」で良いや!
「おい! このナメクジ野郎! 少しは俺の事信用しろよ!」
「はっ!? 誰がナメクジだって!? ああ!?」
シルフが鬼のような剣幕で瓦礫を乗り越え、俺の胸倉を掴みにかかり、腕をクロスさせて首を絞めるように掴むので、頸動脈が圧迫されて息が出来ない。
「____カハッ! アアアア!!!!」
「謝りなさいよ!!!!」
「シルフ! 花島が死んじゃうよ!」
泣いていたホワイトも『これはマジなやつだ... ...』と感じたのか、泣くのを止め、止めに入る。
「... ...ちっ! しょうがないわね!」
シルフはホワイトの助言により首を絞めるのを止めたが、目は未だに殺意に満ち溢れている。
まるで、親を殺した宿敵に向けるような目だ。
首元を押さえながら「げほげほ」と俺は大きく咳をする。
なに!? この世界でナメクジって差別用語にでもなってんの!?
「シルフ... ...。あのね、私、本当にホームシックで泣いていただけなの。花島は悪くない」
「そうなの? でも、あたしの事を『ナメクジ』呼ばわりした罪は消えないわ」
マジでこいつ、ナメクジみたいな粘着質な性格だよ... ...。
「そうだよね... ...。あははは」
ホワイトは緊張したのか笑いどころを間違えた。
愛想笑いを入れるところではない、ここでは「花島が可哀想だ」と俺を擁護すべき。
「そういえば、あなた、迷子だったの?」
「だった... ...。というか今もそうだよ」
「そう... ...」
シルフは顎に手を当て、少し考える素振りを見せる。
何も喋らなければ実に美しい生き物だと思うよ。
... ...本当。
「そうだわ! これから、街を本格的に復興するにあたって、人手が圧倒的に足りないわ! あなたを家族のもとまで案内するから、あなたの家族にも復興を手伝ってもらえないかしら!?」
「ほ・本当に!? でも... ...」
「ん? でも? そんなに悪い条件ではないと思うのだけれど?」
「う・うん。そうなんだけど... ...」
何か心に引っかかるものがあるのか、ホワイトは困った顔をする。
俺は首を絞められたショックで声がガラガラになりながらも迷っているホワイトの背中を押す。
「おいおい! 家に帰れるんだぞ! 素直に喜べ!」
「そうなんだけど... ...」
「何か心配事でもあるのか? 帰り道に凶暴な獣がいるとか?」
「いや、そんなの一捻りで潰せるんだけど... ...。家族が説得できるかどうか... ...」
... ...今更だけど、女の子が潰すとか言っちゃダメよ。
「自分の娘を送ってあげた人の頼みなら少しは聞いてくれないかしら?」
シルフは恐らく、正論を言っている。
自身の娘が失踪に近い、迷子になっているのだ。
それくらい協力してくれてもいいはず。
「う・う~ん」
「まあ、とりあえず、行ってから考えよう! ここで考えてもラチがあかない!」
「そうね! あんたと初めて意見が合いそうだわ!」
機嫌が多少良くなったシルフも俺の意見に賛同してくれた。
「う・う~ん」
せっかく、家に帰れるっていうのにホワイトのこの悩みよう。
相当、家族に問題があるのだろうか。
まあ、巨人の家族には巨人の家族の悩みとかがあるんでしょうよ。
半ば強引にホワイトを家族のもとまで送る事が決まりました。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる