638 / 934
十八章
真山の相談、1
しおりを挟む
九月十八日、日曜日の午後一時。
「ワンマンショーを成功させるため、相談に乗ってくれないかな」
とのメールを、僕は真山からもらった。よほどの予定がない限り、この頼みを断ってはならない。僕はすぐさま承諾の返信をした。
その五分後、真山は神社に現れた。走ってきた様子はなく、AICAの気配もなかったから、真山は通学路の途中のベンチであのメールを出したのだろう。美鈴が部活でいない今、この男がこれほど焦る理由は一つしかない。挨拶もそこそこに、玄関で単刀直入に訊いた。
「ワンマンショーの計画、うまく行ってないの?」
「うん、うまく行ってないんだ」
肩を落とす真山を自室に招き、詳細を教えてもらう。僕は、ホッと胸をなでおろした。そして、
「じゃあ、大離れで幾つか曲を聴いてみよう」
父自慢のオーディオシステムのある大離れへ、真山を連れて行ったのだった。
ワンマンショー計画が座礁している理由は、たった一つしかなかった。それは、真山の歌う曲。クラスの女の子たちが選んだ曲に、真山はどうしても興味を抱けなかったらしい。よって同性が選んだ曲なら、つまり僕の選曲なら違うかもしれないと思い、真山はここを訪れたそうなのである。親友に頼られ、奮い立たない訳がない。僕は近年の流行歌の中から真山に似合いそうなものを選出し、それらを聴いてもらった。でも、結果は芳しくなかった。
「ええっと、やっぱりピンと来なかった?」
「・・・ねえ眠留。俺はいったい、どんな曲が好きなのかな?」
なんと真山は歌いたい曲どころか、自分の好きな曲すら知らなかったのである。ただこれに関しては、その後のやり取りを経て比較的すぐ判明した。
「ああなるほど。聴くのが好きな曲はあっても、歌いたい曲はないんだね」
「うん、そうなんだ」
聴くのが好きな曲と、歌いたい曲。この二つが普通に一致する僕には不可解でも、人はそれぞれだから、真山のような人もきっと大勢いるのだろう。と素直に本心を告げると、真山はちょっぴり安心した顔をした。それがとても嬉しかった僕は、流れを変えるという大義名分をかかげて、真山を安心させまくる事にした。
「真山と替え歌コントを無数にしてきた相方として、断言するよ。真山は、歌が上手い!」
「小学校の音楽の授業でもよくそう言われたけど、眠留に太鼓判を押されるのは嬉しいね」
「真山は音感もリズム感もいいし、何より声が抜群にいい。僕は真山と替え歌コントをするのが、大好きなんだ」
「あはは、照れるね。でもありがとう」
「いやいや、それは僕の方こそだよ。真山は声域がメチャクチャ広くて、素人には難しい個所を代わりに歌ってくれるよね。しかもそれを、レパートリー泥棒的な、コントの一環にしてしまうんだよ。僕ら夕食会メンバーに替え歌ネタが多いのは、広い声域とお笑いセンスを併せ持つ、真山がいてくれるお陰なんだね」
安心させるという当初の目標を忘れ、僕は真山を照れまくらせた。大離れに笑いが満ち、そしてそれが、良い方に転んだのだと思う。突破口になるかもしれない閃きが、脳裏に突如やって来てくれた。
「そういえば、真山は自分の声域を把握してる?」
「そういえば知らないかな」
「真山の声域をフルに使うような曲だったら、歌い甲斐があるかもよ」
「歌い甲斐か。それ、良いかもしれない!」
真山の面に希望の光が初めて差した。嬉しくてならなかった僕はさっそく美夜さんに頼み、声域テストを始める。真山は立ち上がり腹式呼吸を数回したのち、
「ド~♪」
これまで聞いた肉声の中でダントツに低い、ドの声を出した。しかもそれは凄まじく低いはずなのに艶やかさのある、
――男の色気
としか表現し得ない声だったのである。無意識に腰をモゾモゾさせた僕をよそに、
「レ~ミ~ファ~♪」
真山は1ヘルツの誤差もなく音階をなぞってゆく。テンポも気持ちよく上げていき、それに伴い僕の背筋もなぜか伸び、真っすぐを超えて背骨が弓ぞりになった時、
「ド~~~~♪」
あろうことか大離れに、五回目のドが響いた。そう真山は一級の歌手に等しい、四オクターブの声域を持っていたのだ。それだけでもぶっ飛びモノなのに、四オクターブの声域すら序章にすぎなかった。美夜さんは真山の声について、真に驚愕すべきことを明かしたのである。
「ビブラートを日常的に用いて会話している真山さんは、それを歌唱に用いると、世界レベルの能力を発揮するのですね」
一年五カ月前の湖校入学日、真山の自己紹介を聴いた瞬間、僕は思った。
高い声と低い声が調和したような、不思議な音色の心地よい声だなあ、と。
そう思いつつもあの日から今日まで、僕は真山の声について真剣に考察したことが無かった。その十七か月を振り返り、自分の薄情さに打ちのめされた僕は、脳を全速回転させつつ虚空を見上げた。
「美夜さん、僕は真山の声を聴くたび、高い声と低い声が調和した不思議な音色の心地よい声だなって思っていた。美夜さんが今教えてくれた事をそれに加味すると、こうなるのかな」
僕は呼吸を整え、一気に言った。
「真山は僕が感じているより、低い声で話している。けどビブラートを効かせることで高音も同時に出していて、そしてその二つの音は、心地よい和音の関係にある。どうかな?」
「半分正解です。ですが残りの半分は、私の一存では話せません」
僕は息を呑んだ。真山のプライベート情報を、当人抜きで話していた自分の非常識さにやっと思い至ったのである。絶句する僕に、真山はクスクス笑って問うた。
「さっきから眠留は美夜さんって呼びかけているけど、俺がそれを気にすると思うかい?」
反射的に頭を抱えそうになった。HAIを美夜さんと呼んでいる事を、僕はこれまで誰にも明かさなかった。その例外は三人娘だけという、ある意味最高機密の一つだったのだけど、僕はなぜか今日、真山の前で美夜さんという名を使っていた。それにようやく気付き、頭を抱えそうになったのである。
が、僕はそれを押し留めた。ここで頭を抱えたら、気にしないと言ってくれた真山の気遣いを、無視する事になってしまうからだ。それに何より、内面も外見も超絶イケメンの真山は、それを心底気にしていないって僕には解ったからね。だから、
「あはは、美夜さんって呼んでるのがバレちゃった」
頭を抱えそうになった手で咄嗟に頭を掻きつつ、美夜さんという名前を考えた経緯を真山に説明した。翔猫の個所は無理でも、猫にちなんだ名前を付ける猫将軍家の風習は僕や美鈴と同じだったから、思いのほか普通に話せた。しかも予想どおり、美鈴の名前の由来を知った真山が大興奮したので、引け目なく頼むことができる。僕は真山に顔を向けた。
「ねえ真山。さっき美夜さんが言ってた残り半分を、僕にも教えてよ」
「もちろんいいさ。それと、俺も美夜さんって呼んでいいかな?」
「僕はいいよ、美夜さんは?」
「はい、そう呼んでもらえたら私も嬉しいです」
極僅かな違いなのだけど、美夜さんは今の返答に、通常の量子AIではない特殊AIの声を用いた。その微細な違いを十全に理解し、
「ありがとうございます。眠留と美鈴さんの、お姉さん」
真山は姿勢を正して礼を述べる。そんな真山の前に3Dで現れ、
「眠留が常々言っているように、美鈴を安心して任せられるのは真山さんだけね」
妹の幸せを願う姉の表情で、美夜さんはしみじみそう言ったのだった。
「ワンマンショーを成功させるため、相談に乗ってくれないかな」
とのメールを、僕は真山からもらった。よほどの予定がない限り、この頼みを断ってはならない。僕はすぐさま承諾の返信をした。
その五分後、真山は神社に現れた。走ってきた様子はなく、AICAの気配もなかったから、真山は通学路の途中のベンチであのメールを出したのだろう。美鈴が部活でいない今、この男がこれほど焦る理由は一つしかない。挨拶もそこそこに、玄関で単刀直入に訊いた。
「ワンマンショーの計画、うまく行ってないの?」
「うん、うまく行ってないんだ」
肩を落とす真山を自室に招き、詳細を教えてもらう。僕は、ホッと胸をなでおろした。そして、
「じゃあ、大離れで幾つか曲を聴いてみよう」
父自慢のオーディオシステムのある大離れへ、真山を連れて行ったのだった。
ワンマンショー計画が座礁している理由は、たった一つしかなかった。それは、真山の歌う曲。クラスの女の子たちが選んだ曲に、真山はどうしても興味を抱けなかったらしい。よって同性が選んだ曲なら、つまり僕の選曲なら違うかもしれないと思い、真山はここを訪れたそうなのである。親友に頼られ、奮い立たない訳がない。僕は近年の流行歌の中から真山に似合いそうなものを選出し、それらを聴いてもらった。でも、結果は芳しくなかった。
「ええっと、やっぱりピンと来なかった?」
「・・・ねえ眠留。俺はいったい、どんな曲が好きなのかな?」
なんと真山は歌いたい曲どころか、自分の好きな曲すら知らなかったのである。ただこれに関しては、その後のやり取りを経て比較的すぐ判明した。
「ああなるほど。聴くのが好きな曲はあっても、歌いたい曲はないんだね」
「うん、そうなんだ」
聴くのが好きな曲と、歌いたい曲。この二つが普通に一致する僕には不可解でも、人はそれぞれだから、真山のような人もきっと大勢いるのだろう。と素直に本心を告げると、真山はちょっぴり安心した顔をした。それがとても嬉しかった僕は、流れを変えるという大義名分をかかげて、真山を安心させまくる事にした。
「真山と替え歌コントを無数にしてきた相方として、断言するよ。真山は、歌が上手い!」
「小学校の音楽の授業でもよくそう言われたけど、眠留に太鼓判を押されるのは嬉しいね」
「真山は音感もリズム感もいいし、何より声が抜群にいい。僕は真山と替え歌コントをするのが、大好きなんだ」
「あはは、照れるね。でもありがとう」
「いやいや、それは僕の方こそだよ。真山は声域がメチャクチャ広くて、素人には難しい個所を代わりに歌ってくれるよね。しかもそれを、レパートリー泥棒的な、コントの一環にしてしまうんだよ。僕ら夕食会メンバーに替え歌ネタが多いのは、広い声域とお笑いセンスを併せ持つ、真山がいてくれるお陰なんだね」
安心させるという当初の目標を忘れ、僕は真山を照れまくらせた。大離れに笑いが満ち、そしてそれが、良い方に転んだのだと思う。突破口になるかもしれない閃きが、脳裏に突如やって来てくれた。
「そういえば、真山は自分の声域を把握してる?」
「そういえば知らないかな」
「真山の声域をフルに使うような曲だったら、歌い甲斐があるかもよ」
「歌い甲斐か。それ、良いかもしれない!」
真山の面に希望の光が初めて差した。嬉しくてならなかった僕はさっそく美夜さんに頼み、声域テストを始める。真山は立ち上がり腹式呼吸を数回したのち、
「ド~♪」
これまで聞いた肉声の中でダントツに低い、ドの声を出した。しかもそれは凄まじく低いはずなのに艶やかさのある、
――男の色気
としか表現し得ない声だったのである。無意識に腰をモゾモゾさせた僕をよそに、
「レ~ミ~ファ~♪」
真山は1ヘルツの誤差もなく音階をなぞってゆく。テンポも気持ちよく上げていき、それに伴い僕の背筋もなぜか伸び、真っすぐを超えて背骨が弓ぞりになった時、
「ド~~~~♪」
あろうことか大離れに、五回目のドが響いた。そう真山は一級の歌手に等しい、四オクターブの声域を持っていたのだ。それだけでもぶっ飛びモノなのに、四オクターブの声域すら序章にすぎなかった。美夜さんは真山の声について、真に驚愕すべきことを明かしたのである。
「ビブラートを日常的に用いて会話している真山さんは、それを歌唱に用いると、世界レベルの能力を発揮するのですね」
一年五カ月前の湖校入学日、真山の自己紹介を聴いた瞬間、僕は思った。
高い声と低い声が調和したような、不思議な音色の心地よい声だなあ、と。
そう思いつつもあの日から今日まで、僕は真山の声について真剣に考察したことが無かった。その十七か月を振り返り、自分の薄情さに打ちのめされた僕は、脳を全速回転させつつ虚空を見上げた。
「美夜さん、僕は真山の声を聴くたび、高い声と低い声が調和した不思議な音色の心地よい声だなって思っていた。美夜さんが今教えてくれた事をそれに加味すると、こうなるのかな」
僕は呼吸を整え、一気に言った。
「真山は僕が感じているより、低い声で話している。けどビブラートを効かせることで高音も同時に出していて、そしてその二つの音は、心地よい和音の関係にある。どうかな?」
「半分正解です。ですが残りの半分は、私の一存では話せません」
僕は息を呑んだ。真山のプライベート情報を、当人抜きで話していた自分の非常識さにやっと思い至ったのである。絶句する僕に、真山はクスクス笑って問うた。
「さっきから眠留は美夜さんって呼びかけているけど、俺がそれを気にすると思うかい?」
反射的に頭を抱えそうになった。HAIを美夜さんと呼んでいる事を、僕はこれまで誰にも明かさなかった。その例外は三人娘だけという、ある意味最高機密の一つだったのだけど、僕はなぜか今日、真山の前で美夜さんという名を使っていた。それにようやく気付き、頭を抱えそうになったのである。
が、僕はそれを押し留めた。ここで頭を抱えたら、気にしないと言ってくれた真山の気遣いを、無視する事になってしまうからだ。それに何より、内面も外見も超絶イケメンの真山は、それを心底気にしていないって僕には解ったからね。だから、
「あはは、美夜さんって呼んでるのがバレちゃった」
頭を抱えそうになった手で咄嗟に頭を掻きつつ、美夜さんという名前を考えた経緯を真山に説明した。翔猫の個所は無理でも、猫にちなんだ名前を付ける猫将軍家の風習は僕や美鈴と同じだったから、思いのほか普通に話せた。しかも予想どおり、美鈴の名前の由来を知った真山が大興奮したので、引け目なく頼むことができる。僕は真山に顔を向けた。
「ねえ真山。さっき美夜さんが言ってた残り半分を、僕にも教えてよ」
「もちろんいいさ。それと、俺も美夜さんって呼んでいいかな?」
「僕はいいよ、美夜さんは?」
「はい、そう呼んでもらえたら私も嬉しいです」
極僅かな違いなのだけど、美夜さんは今の返答に、通常の量子AIではない特殊AIの声を用いた。その微細な違いを十全に理解し、
「ありがとうございます。眠留と美鈴さんの、お姉さん」
真山は姿勢を正して礼を述べる。そんな真山の前に3Dで現れ、
「眠留が常々言っているように、美鈴を安心して任せられるのは真山さんだけね」
妹の幸せを願う姉の表情で、美夜さんはしみじみそう言ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ランの父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリーだった。
ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。
学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。
当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。
同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。
ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。
そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。
まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。
その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。
こうしてジュリーとの同居が決まった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転移したらダンジョンの下層だった
Gai
ファンタジー
交通事故で死んでしまった坂崎総助は本来なら自分が生きていた世界とは別世界の一般家庭に転生できるはずだったが神側の都合により異世界にあるダンジョンの下層に飛ばされることになった。
もちろん総助を転生させる転生神は出来る限りの援助をした。
そして総助は援助を受け取るとダンジョンの下層に転移してそこからとりあえずダンジョンを冒険して地上を目指すといった物語です。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる