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二十一章
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厳密には、日本女性の美徳の箇所は、三枝木さんの個人的意見とせねばならぬだろう。だが白状すると、僕は三枝木さんの意見に完全同意していた。実家にいても「夫婦が第一で実家の家族は第二」を心掛けてくれる妻には、こちらも「夫婦が第一で実家の家族は第二」を心置きなく実行できるというのが、僕の偽らざる本音。そしてこれは、女性にも当てはまると思う。例えば夫が「実家の家族が第一で夫婦は第二」を貫いていたら、そんな夫を益々好きになる妻がいるなんて、到底思えないからだ。三枝木さんもそっち系の男を嫌うタイプなのは間違いなく、そしてそこに「加藤さんは三枝木さんの彼氏」という要素が加わると、三枝木さんが激怒したのも頷けるのである。
真田さんと荒海さん、及び杠葉さんと千家さんは、夫婦を第一に考えられる人達。よって今回のお正月が生来の苗字で迎える最後のお正月になる女性達を男性達は優先し、女性達もそれに応え、自分達の実家で男性達がお正月を過ごすよう取り計らった。四人にとって今回のお正月は、幸せな結婚生活を送るための、れっきとした準備だったのである。という四人の胸中を、三枝木さんはきちんと理解していた。なぜなら三枝木さんも、四人と同じ側の人だったからだ。自分と同じ価値観を有する四人の先輩方が、その価値観に沿ったお正月を過ごし、幸せな結婚生活の準備をしている事に、三枝木さんは憧れた。自分も将来、できれば三年後に、同じようなお正月を過ごしたいと三枝木さんは願った。幸い自分には、この人とならそうなってもいいかなと思える彼氏がいて、そしてその彼氏は真田さんと荒海さんにとても近しい人だから、先輩方と同じお正月を私に過ごさせてくれるはず。三枝木さんは強い憧れと共に、そう考えていたのである。
が、それは見当違いだった。彼氏の加藤さんは四人の先輩方の胸中を、これっぽっちも理解していなかったのだ。それを、三枝木さんの一方的な思い込みとするのは間違いだろう。女子が男子より精神を早く成長させるのは事実でも、十代前半の女の子が結婚に抱く憧れに、多くを期待してはならない。ましてや三枝木さんには、数カ月中に結婚する先輩方がすぐ近くにいて、しかもその全員と親交があると来れば、先輩方に自分と加藤さんの未来を重ねても仕方ないと言える。したがって「情けないにも程がある、このバカ者!」と厳しい言葉で罵っても三枝木さんに賛同する声が噴出したのに対し、お調子者コンビを擁護する声は一つも上がらなかったのである。
だが擁護できずとも、事態を好転させる働きかけはせねばならない。かと言って僕ら男子にできるのは、お調子者コンビに事情を説明することだけ。三枝木さんのフォローとなると、お手上げなのが実情だった。さてどうしたものか、と思案する役立たず男子達の前にそのとき救世主が、いや女神が現れた。エイミィが、三枝木さんに寄り添って自身の3D映像を映してくれたのだ。僕ら男子はエイミィへ一斉に手を合わせ、三枝木さんをお願いした。それにエイミィが首肯するやお調子者コンビを羽交い絞めにして観覧席に連れてゆき、事と次第を説明して、己の愚かさの自覚を促した。そうすることで、加藤さんと三枝木さんの破局を回避する役目を僕らは果たしたのである。
と、ここでようやく先程の「姿は見えなくともちゃんとここにいる人」を説明できる。量子AIであっても新忍道部員にとっては、
―― 自分達と同じ人
以外の何者でもないその人物こそは、エイミィ。加藤さんと三枝木さんの破局の危機を救った最大の功労者はエイミィに他ならず、元々仲の良かった三枝木さんとエイミィはその件を経て、一層仲良くなった。然るに、
「お正月の参拝にエイミィがいないなんてありえません、そうですよね部長!」
三枝木さんが黛さんにそう力説するのは必然であり、また黛さんに否などあろうはずなく、そしてそれは部員全員に共通する想いだった。教育AIも二つ返事で許可を出し、それどころか、エイミィが三枝木さんのハイ子に間借りするための手続きをすべて引き受けてくれた。三枝木さんの喜びようといったらなく、もちろんエイミィも負けないくらい喜んでいて、そんな二人を目元を潤ませながら僕も見つめていたはずなのに、あろうことか今の今まで忘れていた。まったくもって、情けない限りだ。カメラが外を向くよう三枝木さんの胸のポケットに仕舞われたハイ子の、その中にいるはずのエイミィに胸中伏して詫びつつ、僕は祖父母と並んで、湖校新忍道部へ祝詞を上げたのだった。
その四日後。
僕が部活に復帰したのは、去年と同じ一月五日だった。去年をなぞった事はもう一つあり、それは練習場まで後先考えず走って来た結果、
「あのねえ眠留。去年と同じことを俺に言わせるなんて、どういう了見なんだい?」
僕は黛さんに、今年も叱られてしまったのである。
去年五日の、部活復帰の日。新忍道をしたくてしたくて堪らなかった僕は神社から全速力で駆けて来て、そのせいで床にヘタレ込み、練習前の過度の運動を黛さんに叱責された。正確にはその役を引き受けてくれたのは荒海さんで、それも場違いなほど優しげな叱り方であり、黛さんはそんな荒海さんの心中を説明し、そして僕の頭を撫でたのだ。不始末をしでかしたはずなのに頭を撫でられるという、いかにもお子様なオチを去年は迎えたのである。その記憶がまざまざと蘇り、しかもそれを今年も繰り返したと来れば、恥ずかしさも天井知らずになるというもの。疲労と羞恥のダブルパンチを受けた僕は新年の初部活そうそう床にヘタレ込み、どうしても立ち上がれないでいた。
そんな僕の状態を、友人達が察知しない訳がない。北斗と京馬は顔を輝かせて、黛さんに進言した。
「黛さん、眠留に反省を促す最善の方法があります!」「それは去年と同じように、眠留の頭を撫でてあげる事です!」「さあ眠留、二年連続失敗の罰を受けるんだ」「松井、竹、梅本。眠留が罰せられる様子を目に焼き付け、一生覚えておくんだぞ」「「「ハイッ、京馬さん!」」」
ヒエェェッッッ
という叫び声すら上げられず、僕は床にお尻を付いたままズルズル後ずさってゆく。すると、
「そうかそうか、眠留は今年も俺に、いい子いい子してもらいたかったのか」
キャラの崩壊した黛さんが、悪魔の笑みを浮かべて僕との距離をゆっくり詰めて来た。キャラの崩壊現象は男子部員全員に及んでいて、いやひょっとすると及んでいたのは、ゾンビウイルスだったのかもしれない。男子部員達は、壁際に追い詰めた人間をゾンビがむさぼり食うかの如く、捕食者の眼差しを僕に向けながら、逃げ場を失った僕にじわりじわりと近づいて来たのだ。ことここに至り、練習前の過度の運動は怪我の元であることを芯から悟った僕は、ゾンビに見逃してもらうことをお願いする映画のアホキャラよろしく、床に額をこすり付けたのだった。
そんな僕の様子から、僕が皆にゾンビの集団を連想したことを、北斗は気づいたのだと思う。僕の大のゾンビ嫌いを、北斗は皆にバラし始めた。あんなフィクションをどうして怖がるのか皆は理解できなかったようだが、それは僕も同じ事。なぜゾンビがああも怖いのか、僕自身さっぱり解らなかったのだ。それでも大の苦手なのは事実で、また僕と意見を等しくする人がいなかった事もあり、僕は疎外感を味わいながら一人寂しく練習着に着替えていた。が、
「そう言えば荒海さんもゾンビが苦手だったな」
と黛さんが漏らすや、形勢は逆転した。ゾンビ嫌いはカッコイイみたいな空気に、みんな一瞬でなったのである。まあそれは半ば冗談だけど、荒海さんがこうも慕われているのはまごう事なき事実。それが嬉しくて僕はウキウキしながら着替えを終え、スキップしつつ練習場に繰り出し、そしてその気持ちのまま、今年の初部活を心ゆくまで堪能する事ができたのだった。
真田さんと荒海さん、及び杠葉さんと千家さんは、夫婦を第一に考えられる人達。よって今回のお正月が生来の苗字で迎える最後のお正月になる女性達を男性達は優先し、女性達もそれに応え、自分達の実家で男性達がお正月を過ごすよう取り計らった。四人にとって今回のお正月は、幸せな結婚生活を送るための、れっきとした準備だったのである。という四人の胸中を、三枝木さんはきちんと理解していた。なぜなら三枝木さんも、四人と同じ側の人だったからだ。自分と同じ価値観を有する四人の先輩方が、その価値観に沿ったお正月を過ごし、幸せな結婚生活の準備をしている事に、三枝木さんは憧れた。自分も将来、できれば三年後に、同じようなお正月を過ごしたいと三枝木さんは願った。幸い自分には、この人とならそうなってもいいかなと思える彼氏がいて、そしてその彼氏は真田さんと荒海さんにとても近しい人だから、先輩方と同じお正月を私に過ごさせてくれるはず。三枝木さんは強い憧れと共に、そう考えていたのである。
が、それは見当違いだった。彼氏の加藤さんは四人の先輩方の胸中を、これっぽっちも理解していなかったのだ。それを、三枝木さんの一方的な思い込みとするのは間違いだろう。女子が男子より精神を早く成長させるのは事実でも、十代前半の女の子が結婚に抱く憧れに、多くを期待してはならない。ましてや三枝木さんには、数カ月中に結婚する先輩方がすぐ近くにいて、しかもその全員と親交があると来れば、先輩方に自分と加藤さんの未来を重ねても仕方ないと言える。したがって「情けないにも程がある、このバカ者!」と厳しい言葉で罵っても三枝木さんに賛同する声が噴出したのに対し、お調子者コンビを擁護する声は一つも上がらなかったのである。
だが擁護できずとも、事態を好転させる働きかけはせねばならない。かと言って僕ら男子にできるのは、お調子者コンビに事情を説明することだけ。三枝木さんのフォローとなると、お手上げなのが実情だった。さてどうしたものか、と思案する役立たず男子達の前にそのとき救世主が、いや女神が現れた。エイミィが、三枝木さんに寄り添って自身の3D映像を映してくれたのだ。僕ら男子はエイミィへ一斉に手を合わせ、三枝木さんをお願いした。それにエイミィが首肯するやお調子者コンビを羽交い絞めにして観覧席に連れてゆき、事と次第を説明して、己の愚かさの自覚を促した。そうすることで、加藤さんと三枝木さんの破局を回避する役目を僕らは果たしたのである。
と、ここでようやく先程の「姿は見えなくともちゃんとここにいる人」を説明できる。量子AIであっても新忍道部員にとっては、
―― 自分達と同じ人
以外の何者でもないその人物こそは、エイミィ。加藤さんと三枝木さんの破局の危機を救った最大の功労者はエイミィに他ならず、元々仲の良かった三枝木さんとエイミィはその件を経て、一層仲良くなった。然るに、
「お正月の参拝にエイミィがいないなんてありえません、そうですよね部長!」
三枝木さんが黛さんにそう力説するのは必然であり、また黛さんに否などあろうはずなく、そしてそれは部員全員に共通する想いだった。教育AIも二つ返事で許可を出し、それどころか、エイミィが三枝木さんのハイ子に間借りするための手続きをすべて引き受けてくれた。三枝木さんの喜びようといったらなく、もちろんエイミィも負けないくらい喜んでいて、そんな二人を目元を潤ませながら僕も見つめていたはずなのに、あろうことか今の今まで忘れていた。まったくもって、情けない限りだ。カメラが外を向くよう三枝木さんの胸のポケットに仕舞われたハイ子の、その中にいるはずのエイミィに胸中伏して詫びつつ、僕は祖父母と並んで、湖校新忍道部へ祝詞を上げたのだった。
その四日後。
僕が部活に復帰したのは、去年と同じ一月五日だった。去年をなぞった事はもう一つあり、それは練習場まで後先考えず走って来た結果、
「あのねえ眠留。去年と同じことを俺に言わせるなんて、どういう了見なんだい?」
僕は黛さんに、今年も叱られてしまったのである。
去年五日の、部活復帰の日。新忍道をしたくてしたくて堪らなかった僕は神社から全速力で駆けて来て、そのせいで床にヘタレ込み、練習前の過度の運動を黛さんに叱責された。正確にはその役を引き受けてくれたのは荒海さんで、それも場違いなほど優しげな叱り方であり、黛さんはそんな荒海さんの心中を説明し、そして僕の頭を撫でたのだ。不始末をしでかしたはずなのに頭を撫でられるという、いかにもお子様なオチを去年は迎えたのである。その記憶がまざまざと蘇り、しかもそれを今年も繰り返したと来れば、恥ずかしさも天井知らずになるというもの。疲労と羞恥のダブルパンチを受けた僕は新年の初部活そうそう床にヘタレ込み、どうしても立ち上がれないでいた。
そんな僕の状態を、友人達が察知しない訳がない。北斗と京馬は顔を輝かせて、黛さんに進言した。
「黛さん、眠留に反省を促す最善の方法があります!」「それは去年と同じように、眠留の頭を撫でてあげる事です!」「さあ眠留、二年連続失敗の罰を受けるんだ」「松井、竹、梅本。眠留が罰せられる様子を目に焼き付け、一生覚えておくんだぞ」「「「ハイッ、京馬さん!」」」
ヒエェェッッッ
という叫び声すら上げられず、僕は床にお尻を付いたままズルズル後ずさってゆく。すると、
「そうかそうか、眠留は今年も俺に、いい子いい子してもらいたかったのか」
キャラの崩壊した黛さんが、悪魔の笑みを浮かべて僕との距離をゆっくり詰めて来た。キャラの崩壊現象は男子部員全員に及んでいて、いやひょっとすると及んでいたのは、ゾンビウイルスだったのかもしれない。男子部員達は、壁際に追い詰めた人間をゾンビがむさぼり食うかの如く、捕食者の眼差しを僕に向けながら、逃げ場を失った僕にじわりじわりと近づいて来たのだ。ことここに至り、練習前の過度の運動は怪我の元であることを芯から悟った僕は、ゾンビに見逃してもらうことをお願いする映画のアホキャラよろしく、床に額をこすり付けたのだった。
そんな僕の様子から、僕が皆にゾンビの集団を連想したことを、北斗は気づいたのだと思う。僕の大のゾンビ嫌いを、北斗は皆にバラし始めた。あんなフィクションをどうして怖がるのか皆は理解できなかったようだが、それは僕も同じ事。なぜゾンビがああも怖いのか、僕自身さっぱり解らなかったのだ。それでも大の苦手なのは事実で、また僕と意見を等しくする人がいなかった事もあり、僕は疎外感を味わいながら一人寂しく練習着に着替えていた。が、
「そう言えば荒海さんもゾンビが苦手だったな」
と黛さんが漏らすや、形勢は逆転した。ゾンビ嫌いはカッコイイみたいな空気に、みんな一瞬でなったのである。まあそれは半ば冗談だけど、荒海さんがこうも慕われているのはまごう事なき事実。それが嬉しくて僕はウキウキしながら着替えを終え、スキップしつつ練習場に繰り出し、そしてその気持ちのまま、今年の初部活を心ゆくまで堪能する事ができたのだった。
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