【R18*TL短編集】身体も心も吸血鬼の紅い瞳に囚われて(ティーンズラブ)

鶴宮りんご

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吸血鬼のトラウマを癒やす強制絶頂セラピー もっと気持ちよくしてください....!

2. 特別な方法で

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次の日ーースウの診察室では、彼女の柔らかな声が、シャミンに語りかけた。

「では、始めましょう。まずはリラックスして、深呼吸してくださいね」

シャミンは深呼吸をしながら、心の中でこれから行われることへの不安と期待を感じていた。

「そう……そのまま続けて……」

スウはシャミンの意識に働きかけ始めた。彼の過去や現在の感情を探り出し、それを解放していく。

「あなたは今、とても落ち着いています。そして、自分の心と向き合っています」

スウの言葉に、シャミンは深い安らぎを感じるようになっていた。

「あなたは吸血によって失ったものへの後悔や罪悪感に苛まれています。その結果、吸血に対する恐怖が生まれてしまったのです」

スウの言葉に耳を傾けるうちに、シャミンは不思議な感覚に包まれていった。まるで自分の心そのものが溶け出していくようだ。

「恐怖を感じた瞬間まで戻りましょう」

「友達の....友達のことを襲いたいと思いました。首元に牙を刺す前に、じっくりと快感を高めて。そうすれば、血が甘くなるとその時は知っていたから」

「それは自然なことです。あなたは悪くありません。快感を、高めようとしていたんですね」

「でもあの怖がる顔が忘れられない」

「それじゃあ、人は吸血で怖がるのか、私にやってみますか?」

「え...?」

「私で試してみてください。私も人間です」

シャミンはしばらく沈黙していたが、やがて決心したようにスウの首に手を伸ばした。
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