桜の花が咲く季節に

絵麻

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桜花が咲く季節に

八話

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 ごめんなさい、ごめんなさい!

 泣きながら気を失った繭を、洋右は抱きしめた。
「怖かったよな、ごめん」
 幸い、傷はなかった。
 だが、濡れていない性器への挿入は、あまりに残酷だったのだ。

 虐待に等しい扱いだった伯父夫婦を、思い出したのかもしれない。

「洋右さん、私・・大丈夫です。ちょっと痛かったし・・怖かったですけど、最初ってその」
「股を割く痛みか?」
「はい、今さらですけど。ソレだと、思えば」

(洋右さん、ほんとに時間をかけてしてくれた。私が、痛くないように)
 繭は体を起こすと、洋右のソレを口に含んだ。
「今日は、私がします」

「繭」
 洋右が繭の頭の後ろに手を添える。
「んぅ、苦しい」
「こら、口が休んでる」

(洋右さんは私の頭に手を添え、腰を律動させる。情事の動きに似たソレに、私は恥ずかしくなり口を離した)

「あふぅ、だめぇ」
「何が、ダメなんだ」
 深く口づけながら、再び押し倒される。
「おちんちん、大っきいの」
「まだ、デカくなるぞ。お前の中で」 

 一気に最奥に挿れられる。
 繭は仰け反り、絶頂を迎えた。

「深ぁ・・待って、おちんちん硬いの、ゆっくり・・」
 痛みなど、感じない。
 前戯がなくとも濡れていた柚子の気持ちが、繭は理解出来た。
「洋右さ・・」
「ああ、オレも感じてる。わかるだろ?こんなに硬くなって」
 激しい律動に、繭は洋右の背中に爪を立てる。
「出して、洋右さ・・」
「出すよ」

 深く挿入され、最奥に放たれる。

「繭?」
 絶頂を迎えた繭は、再び気を失った。
「繭、オレが素面でお前を抱いた事なんて、一度もない。毎回、溺れそうになる」
 幸せそうに眠る繭に、洋右は口づけた。その顔がどれだけ優しいか、繭は知る由もない。
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