29 / 29
つまるところボクら排他的社会人
徘徊
しおりを挟む
めぐるめぐる。
明日と明々後日。
繰り返すようなツイスト。
目星もなく、聞き耳もない。
まどろんで上下もあやふや、
それでいて霞むような失落の中。
脚を進める行為が途絶えることはない。
解放に似た喪失。
循環に似た停滞。
茹るような頭蓋に氷の様に刺さる覚えが一つ。
「ミラレテイル」
歩みはすすむ。すすめられる。
それ一つ。
十分に足る。
意識及ばずとも反射で鼓動は脈打つ。
摂氏も高度もない極点が
かの上空で瞬いている。
抵抗など浮かぶまでもない。
書き換えられる。塗り替えられる。
汝かくあれと責め立てられる。
めぐる。めぐる。めぐる。めぐる。
どっぷりと浸かった粘性の中。
ふとポツリと一粒湧き上がる。
当然。眺める。躙り寄る。
「ミツケタ」
あれだ。間違いない。
あれこそがかの存在が求めうる、
純白の素体の顕現そのものだ。
明日と明々後日。
繰り返すようなツイスト。
目星もなく、聞き耳もない。
まどろんで上下もあやふや、
それでいて霞むような失落の中。
脚を進める行為が途絶えることはない。
解放に似た喪失。
循環に似た停滞。
茹るような頭蓋に氷の様に刺さる覚えが一つ。
「ミラレテイル」
歩みはすすむ。すすめられる。
それ一つ。
十分に足る。
意識及ばずとも反射で鼓動は脈打つ。
摂氏も高度もない極点が
かの上空で瞬いている。
抵抗など浮かぶまでもない。
書き換えられる。塗り替えられる。
汝かくあれと責め立てられる。
めぐる。めぐる。めぐる。めぐる。
どっぷりと浸かった粘性の中。
ふとポツリと一粒湧き上がる。
当然。眺める。躙り寄る。
「ミツケタ」
あれだ。間違いない。
あれこそがかの存在が求めうる、
純白の素体の顕現そのものだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる