オナホで童貞卒業します

碧碧

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2 本当に念願の

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「ぁ、ゆきと・・・?なん、で」

後ろを振り向くとそこには呆然と理玖を見つめる雪人の姿があった。
帰ってくるのは明日のはずじゃ、こんな姿を見られるなんて、横にあるオナホはどう説明しよう、と次々に頭に浮かんだが、驚きに引き締まった肉壺が指を押し込み、思考が快感に塗りつぶされてしまう。

「ぁあッ、ゆきとぉ!も、入れて、おねがい、お゙く、届、かないっ、イけないよぉぉ」

指を抜き差ししながら呆然と立ち尽くしている雪人に懇願する。

横にあるドロドロの大型オナホを一瞥した後、持っていた荷物を捨て置き、雪人がゆっくりと理玖に近づく。

「はやっく、ね、もう入れてッ」
「無理して早く帰ってきたら、ねぇ、僕からの連絡も見ないで、何してたの?」
「雪人ッ、も、いいから、はやぐッ」

理玖は急いで尻から指を抜き、濡れたままの手で雪人のベルトを外す。自分の名前を呼びながら乱れる理玖の姿に雪人の陰茎は激しく勃起しており、それを見た理玖がたまらず頬を擦り寄せる。ズボンとパンツを下ろし、理玖が真っ赤な顔で雪人を見上げて誘う。

「これ、すぐ、入れて、お願い・・・っ」
「理玖・・・っ」

ここまで積極的な理玖は見たことがない。雪人の大きな陰茎がビキビキと硬直し、血管が浮き出る。急いで2人でベッドに上がると、理玖は自ら四つん這いになり、テラテラと光る窄まりを広げた。

「ここ、ゆきと、ここッ」

そこは真っ赤に腫れ、ひくひくと小刻みに収縮している。時折り我慢ならないとぎゅっと食い締められているのがわかり、雪人はごくりと喉を鳴らした。

「きゃあっ、や、だ、め!」

突然そこの表面をぬるぬるとしたものに撫でられた。くちゅ、くちゅ、と濡れた音が鳴る。雪人がたまらずそこにしゃぶりついたのだ。ひくつくソコを舌でぐにゅぐにゅと舐めしゃぶる。身を捩りながら逃げようとする理玖の両足を押さえこみ、肉壺に舌を入れ、ぞりぞりと舐め上げた。理玖は一層酷くなる奥の疼きに耐えられず、涙をこぼしながらイヤイヤと首を振る。

「入れてぇ!奥ッ、も、しんじゃうッ!」

泣き叫ぶ理玖を見て我にかえり、雪人がぬかるみに2本の指を挿し込んだ。

「あ、あ、あ゙ー!」
「なにこれ、ッふ、ぐちゃぐちゃ」

ぎゅうぎゅうと締まる狭い肉筒の中を、長い雪人の指が掻き分けて進む。

「前立腺もぱんぱんだね、はぁッ、どんだけいじったの」
「そこッ、やぁッ!あ゙ぁぁぁッ」

散々揉み込んで膨れている前立腺を雪人の指が捏ねる。思わず腰を突き出し、両手でシーツを握りしめる。そこもたまらないけれど、もっと奥、はやく、はやく。誘うように腰が揺れる。雪人は焦らさず奥の方まで指を突き入れた。

「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッ!!!」

自分では届かなかったところを雪人の指が優しく撫でる。

「ここは?どう?きもちい?」

聞くまでもない。理玖の腰は指が動くたびに震え、陰茎からだらだらと涎が溢れていた。理玖の口からは意味をなさない呻き声だけが漏れる。

「ん゙、ぐぅッ、お゙ぉーーーッ」
「だめだめ、ッ、まだ入れてないんだから」

雪人は激しく収縮しはじめた肉壺から指を抜き、真っ赤に腫れ上がった自身の陰茎を理玖のぬるつく窄まりに擦り付けた。

「はぁッ、はッ、入れてあげる、ね」

両手の親指で理玖の穴を大きく広げる。中が生き物のように蠢動し、搾り上げるように動いているのが見えた。雪人は息を呑み、脈打ちながら反り返る陰茎をそこに当てる。理玖の腰がくいくいと動くのを抑え、ぐっと上からのしかかり、最奥まで一気に突き込んだ。

「あ゙あ゙ッッ!ーーーッ!ーーーッ!!!」
「ゔ、すご・・・ッ」

最奥を亀頭で抉られた瞬間、理玖は硬直しながら果てていた。唇を噛み締め、静かにぶるぶると腰を震わせる。受け止めきれない絶頂に、つま先が何度もシーツを蹴った。

肉壺は言わずもがな狂喜乱舞し、痙攣しながら雪人の陰茎を狂ったように吸い上げる。

「ぐ、ぁ、理玖ッ、緩めてッ」

理玖に声は届いていない。ひたすらガクガクと腰を突き上げては硬直し、絶頂から下りてこない。
雪人は息を止め痙攣する中を一度だけピストンしたが、たまらずそのまま最奥に射精した。

「ゔッ、ん゙んッ」

絶頂に震え続ける理玖の最奥に、雪人の精液が何度も叩きつけられる。吐精のたびに亀頭を押し付けてくる雪人に、またもや理玖が絶頂し、肉壺が脈動する雪人の陰茎を扱きあげる。あまりの気持ちよさに雪人はそのままガツガツと腰を振る。

「はッ、きもちよすぎ、理玖ッ」
「ぁ、ゆき、とぉッ、好き、好きぃ・・・っ」

揺さぶられながら甘えるようにうわごとを言う理玖に、また精液が上がってくる。

「ぐッ、理玖、もっかい出すよ・・・っ」
「ああぁ!ゆきとぉ、好きぃ!イく、イっぐぅ」

ばちん、と大きな音が鳴り、理玖の一番深いところで雪人の精液がしぶいた。腰だけを上げた理玖がびくんびくんと痙攣する。中が精液を搾り取るようにキツく締め上げた。

「ん゙ッ、ぐ!」

二度目とは思えない量を吐き出し、雪人はぬかるみからずるりと陰茎を抜く。理玖が上げていた腰を落とすと、ごぽっと精液が溢れた。
思わず喉を鳴らしながら理玖の方を見ると、彼はまだぼんやりとして、雪人、雪人、と呟いていた。




「りーく、ほらお水飲んで」

ぼけーっとしながら、雪人が持ってきたペットボトルに口をつける。長時間快楽に耽っていた体は渇いていたようで、ごくごくとあっという間に飲み干してしまった。ありがと、と言って顔を上げると、こちらをニコニコと見つめる雪人と目が合った。一気にぼぼぼっと顔が赤くなる。

「で、説明してくれる?」
「・・・・・・」

何も言えない。全てにおいて言えることがない。手近にある枕を掴んで顔を埋める。

「理玖、女の子とシたくなっちゃった?だからこれ使ったの?」

オナホを持ち上げ、落ち込んだような雪人の言葉に、あわててふるふると首を横に振った。

「じゃあなんで?教えて、ね、理玖」
「・・・・・・卒業、したかったから」
「ん?なんて?」
「ど、童貞を卒業したかったの!!このままだと一生童貞のままだから!!」

続けて、最近ちんこでイかなくなったから怖くなった、とも正直に付け足す。それを聞いて雪人が両手で顔を覆った。ぐぅ、という呻きも聞こえる。

「なんだよ!笑えばいいだろ!くそぉ」

半泣きで雪人を見上げると、なぜか嬉しそうな目でこちらを見ていた。

「それって、これから一生僕と付き合ってくれるってこと?一生童貞のままってことはそうだよね?もう女の子と付き合うつもりがないってことだよね?」

矢継ぎ早に言葉をぶつけられる。そういうことなのか?あんまり深く考えてなかったけれど、確かに雪人以外とセックスするのは考えられない。だってこんなに気持ちいいし、好き、だし・・・と、考えた結果、小さく、うんと頷く。途端、雪人に強く抱きしめられた。

「僕そんなに理玖に愛されてたんだ、嬉しい」
「ぅ、ちゃんと好きって言ってるだろ」
「うんうん、イきすぎて訳わかんなくなったら、ずっと好き好き言ってくれるもんね」
「うっせぇ!知らん!」

ぎゅうぎゅうと抱きしめられ、苦しくなってきたと身を離そうとすると、腰のあたりにゴリっと固いものを感じる。

「・・・雪人?」
「ん、勃っちゃった」

雪人が興奮したように舌で唇を舐めた。顔が近づき深いキスが降ってくる。口腔内を余すことなく貪られ、お互いの口から涎が垂れる頃には、すっかり理玖の陰茎も勃起していた。

理玖を四つん這いにし、後ろから挿入する。雪人は、ぐちゅり、という音と共に熱いぬかるみに陰茎を沈めた。

「んんッ、はぁッ、ゆきとぉ」
「どろどろなのに、きっつい、ぐッ」

ゆっくりゆっくりと奥まで埋め込み、2人で息をつく。すっかり蕩けている中がぎゅうぎゅうとキツく締まり、雪人はたまらないと呻いた。
これからまた逞しく突き上げてくれるだろうと惚けていた理玖だが、背後で何やら音がする。ぐちゅっという音の後に「これならいけそう」という雪人の声がして顔だけ振り向くと、その手には理玖の白濁が溢れる大型オナホがあった。

「ぁ、なに?」
「ん?理玖が言ってたみたいに、ちんちんで射精できなくなったら可哀想だから、使ってあげようと思って」
「ゃ、無理っ」
「無理じゃないでしょ、こんなに出しといて」

白濁が溢れる穴を広げて見せられると、陰茎が上を向き、後孔がぎゅっと窄まる。ぅ、と呻いた雪人が素早くオナホを理玖のへそ下に置いて、嫌だと身を捩る理玖を抑えながら挿入してやる。

「つめたっ」
「ん゙ん!締めすぎだってッ」

冷えた精液にびくりと震えるが、すぐにその心地よさを思い出す。ぐっと陰茎に力が入り、ゆるゆると腰を動かしてしまう。

「ぁ、これ・・・ぬるぬるッ」
「はぁッ、理玖、ちんちんも気持ちいいね」
「う、んッ、きもちい、好き、好き、雪人ぉ」
「かわいすぎっ、ゔっ、僕も好きだよッ」

すっかり蕩けて弱々しく腰を動かす理玖に煽られ、雪人が力強く最奥を突き上げる。雪人が腰を振るたびに理玖も陰茎をオナホに突き込むことになり、目の前が真っ白になるほどの快感が襲う。

「あ゙あああ!あ゙ッ、ん゙ん゙んんん!!」
「ちんちん入れれて嬉しいね、理玖、おもちゃで童貞卒業できたね、ッ」
「ん゙んんん!やぁぁ!おしりッ、奥、イぐッ」
「ダメだよ、ちゃんとちんちんでも気持ちよくなって、おまんこ、奥までしっかり抉ってあげないとッ、ん゙ん」
「あ゙あ゙あ゙!!これッ!むりぃ!!」

雪人が理玖の腰を支え、オナホへのピストンをサポートしてやる。自分でした時とは違う遠慮のないピストンに理玖が悲鳴を上げる。速いスピードでゴリゴリと最奥に亀頭が磨かれ、カリ首を深く引っ掻かれ、裏筋がゴツゴツした何かに擦り立てられる。痙攣する肉壺は前立腺から最奥まで雪人のものに擦り上げられ、疼く最奥にぐっと亀頭が押し付けられた。腕がつっぱり、背筋がのけぞる。陰嚢が持ち上がる。狂ったように腰を振り立て、つま先がぐっと丸まった。

「イグッッ!!ん゙ん゙んんんーーーッ!ん゙ん゙ッ!ぅぐッあ!」

理玖は呻きながらオナホの最奥に何度も腰を押し付けている。射精しているようだ。理玖の絶頂に肉壺がうねる。射精のたびに肉筒が引き絞られ、細かく痙攣する。

「ぅ゙ッ、僕も、イくッ」

ぐーーっと奥に突き入れ、雪人が射精する。種付けするように、奥に奥に、精液を塗り込んだ。

長い射精が終わり、ぶるっと体を震わせ、雪人がゆっくりと陰茎を引き抜く。理玖の陰茎もオナホから抜いてやると、ぐぅっと呻き、びゅっと一筋精液が吹き出た。


2人して横になり、息を吐く。後ろから雪人が理玖を優しく包み込んだ。

「もう無理、死ぬ」
「僕にお尻されるのと、オナホにつっこむの、どっちがよかった?」
「・・・・・・どっちも」
「そこは僕の方がよかったって言うところでしょ」
「うるさい」
「まぁ、ちんちんと同じくらいお尻が感じられるようになってよかったけど」

その言葉に顔を赤らめ、理玖がそっぽを向く。
雪人がボソッと、「そんなにイイなら、今度僕もこのオナホ使ってみようかな」と呟いた。理玖が慌てて振り向く。

「雪人はだめ!!」
「・・・なんで?」
「それは、俺のだし・・・」
「じゃあ僕も買おうかな」
「ダメ!!!!」
「だから、なんで?理玖?」

雪人が甘えるような声で理玖の顔を覗き込む。

「雪人は、俺に、入れればいいだろ・・・」

可哀想なほどに赤くなる理玖に、雪人はたまらず顔中にキスを降らせた。

「かわいすぎ!理玖!大好き!理玖にしか入れないから安心して!オナホなんか使わないよ!オナホより理玖の方が気持ちいいよ!好き!愛してる!」

そう言いながらまた大きくなった陰茎を理玖の太ももに押し付けた。

「や!なんで?!無理、もう無理!」
「じゃあこのオナホ使っちゃうよ?」
「・・・ぅ、」
「いいの?」
「・・・だめ、俺にして」

理玖の小さな嫉妬心は、熱い陰茎に貫かれるとたちまち消えていった。




終わり。
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