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清めの交わり
しおりを挟む初めて上がる祭壇へと続く階段。緊張で足がすくむ。
なんとか神父の元へと辿り着くと、包み込むように優しく抱きしめられた。強張っていた身体から力が抜け、ほうっと息を吐く。
「タジ、大丈夫かい」
「はい……もう、大丈夫です」
不安も緊張も綺麗に消えた。頭の中は目の前にいる神父のことだけ。うっとりと神父を見つめて頷くと、褒美だというようにキスを与えられた。夢中で舌を入れて絡めて唾液をねだると、すぐにたっぷりと注いでくれた。こくりこくりと飲み下し、熱くなった身体をくねらせる。
ちゅ、と唇を離されると、銀糸が二人の唇を繋いだ。足から力が抜け、くったりと神父にしなだれかかる。
「今日はタジの清めを行う。皆、タジの初めてをしっかりと見てやってくれ」
神父はそう言ってタジを抱き上げ、ベッドに四つん這いにさせた。尻は皆の方を向いている。後孔にはまだ太い張り型が埋まっていて、ヒクヒクと食い締まっているのが晒された。
「この一週間、タジもラシードもよくがんばった。どれほど不浄の穴が広がったか、成果を見てみようか」
その言葉と共に、張り型に手をかけられる。ずるり、と引き出されて、立てていた膝がガクガクと戦慄いた。全てが抜け落ちると、中の肉ひだが空気に触れるのを感じる。見られている。菊門がぽっかりと口を開け、赤く熟れた粘膜の全てを晒しているのだ。
「ぁ……」
「恥ずかしがらなくていい。しっかりと広がっていて、不浄の穴とは思えないほどに美しい」
褒められ、尻たぶを優しく撫でられ、菊門がきゅっと引き締まる。押し出されるように香油がこぷりと零れ、褐色の艶やかな太ももを伝い落ちた。
「たった一週間でサリオくらいまで広げられたんだ!タジ、がんばったねぇ!」
明るいニコの声に、誇らしさがあふれる。ちらりと階下を振り返れば、皆の視線が自分に集まっていた。もちろん、兄のものも。ラシードは自分のことのように誇らしげな顔をして、でも少しだけ羨ましそうにタジを見つめていた。
「ん……ぅ」
なんだかたまらなくなって、マティアス神父を見上げる。彼は指にたっぷりと香油を纏わせていた。ごくり、とタジの喉が鳴る。その指から目が離せない。
「ぁ……」
胎の奥がずくんと重くなる。あの太い指がどれほどの快感を与えてくれるか、この一週間で嫌というほど教えられた。香油の匂いを嗅ぐだけで肉ひだがうねり始めてしまうくらいに。
欲しい。ぐちゃぐちゃに掻き回してほしい。タジは無意識に腰を突き出し、緩く振った。ペニスが上下に揺れて、とろりと蜜を垂らす。
「タジ、念の為少し解すからね」
「は、い……っ」
神父の声はどこまでも優しかった。あまりの期待と喜びに涙声になってしまう。
「怖いかい」
「ちが……っ、嬉しくて……やっと、マティアス様に清めてもらえる、から……」
「ふふ、可愛いタジ。私に任せなさい」
香油を纏っていない方の手で頭を撫でられ、タジが目を細めると、すぐにつぷりと菊門を割られた。太い指が二本、柔らかい肉壺にすんなりと埋まる。
「あぁぁ……っ」
「ああ、すっかり柔らかい。穢れのしこりも、ほら、わかりやすく膨れているな」
「あ゙、そこは……だめッ!マティアスさまああッ!」
こりこりと、タジの泣きどころをマティアス神父の指が捏ねた。腕と膝が崩れ、ベッドに沈む。逃げようとする腰を押さえられ、しつこくしこりだけを深く押し込まれ続けた。
「あ゙ーーー!あ゙ーーー!」
「タジは本当にここが弱いな。指を増やすよ」
「あ゙あ゙あ゙ッ!そこ、そこ、お゙ぉぉ……っ!」
中の指が三本になる。圧迫感が増し、脚がバタバタと暴れた。しこりを挟んだまま押し込んで揺さぶられると、目の前が白黒に明滅する。タジのペニスからは無意識にぴゅっぴゅっと潮が飛んだ。
「わ……タジくん、もうお潮出せるんだ……」
「僕、出したことない」
「まだ穢れを出さないうちからとはね」
ソラ、サリオ、エリアスがタジを見つめながら興味深げに話をしている。マティアス神父が言うには、潮は穢れを洗い流す役割とされている。穢れを出す前に潮が出せるということは、それだけ清めの力が強いということだろう。
タジはそんなことも知らず、ただマティアス神父の指に翻弄されていた。しこりを撫でられるたびに尻たぶにぎゅっと力が入り、きゅんきゅんと指に吸い付く。身体がびりびりと痺れ、ペニスからは潮が止まらなかった。
「あ゙っ、あ゙っあ゙っ!お゙ぉ゙ぉ゙……ッ!」
「指だけでそんなに絶頂して。少しは我慢しないと清める前に気を失ってしまうぞ」
「あ゙、あ゙、ごめんなさ、いッ!や゙ッ、だめ、コリコリしないれ……っ!そこ、ぉ゙、されたら……あ゙ーだめだめ!絶頂、がまん、れきな、い!あ゙ーーー!」
もう止まらなかった。少ししこりを弄られるだけで身体が勝手に達してしまうのだ。我慢しようにも、どうにもならない。嫌だ嫌だと首を振ってどれだけマティアス神父に赦しを乞うても、決して離してはくれなかった。
半時間ほどこねくり回されて、もう潮すらも出なくなった頃、ようやっと神父が指を抜いた。その指はふやけ、ほかほかと湯気が立っている。
「ぁ……ぅ……」
タジは意識を朦朧とさせながら、神父の方をぼんやりと伺う。彼は服を脱ぎ、黒く分厚い身体を晒していた。ペニスは見たこともないほど大きく勃起し、あふれた蜜で全体がぬらぬらと光っている。
神父がベッドに上がる。身体を引き寄せられ、腰を抱え上げられた。来る。遂に、神父のペニスを受け入れる時が。
「マティアス様……!」
「うむ。タジ、いくぞ」
タジはぐっと唇を噛み、腹に力を入れていきんだ。すぐにぬめった切先が菊門に当てられ、ぬぷりと押し入ってくる。それはあまりに圧倒的だった。張り型なんて比ではない。あまりにも太く、熱い。
「は、あああああッ!」
「ん……お゙ぉ……」
ゆっくりと最奥まで埋めると、神父は感嘆の声をあげた。張り型では届かなかったところまで届いている。ずっと欲しかったものを与えられ、タジは感極まって涙をあふれさせた。
「そんなに泣いて……痛いかい、タジ」
「ちが……っ、うれし、くて……やっと、挿れて、もらえたから、ぁ」
「ああ、タジ、可愛い、可愛いな」
取り繕うことなく心の内を吐き出せば、神父がうなじにキスをしてくれる。太ももに触れる手も、褒めてくれる言葉も、じっと動かずに馴染ませてくれるのも、優しくてあたたかくて、神父への愛が心に募っていくのを感じた。
「少しずつ動く。辛かったらすぐに言うんだよ」
「は、い……っ」
マティアス神父はそう断ってから、本当に少しずつ、小刻みに揺するように動き始めた。タジが辛くないようにだろう、浅いところ、あのしこりを潰すようにゆったりと掻き混ぜる。
「はああッ、ああっ!マティアスさまっ、マティアス、さまッ!」
「ああ……タジの中はとても素晴らしいね……ペニスに吸い付いて、ああ、肉ひだが絡みついてくる……すぐに聖液が漏れてしまいそうだ……」
「うれし、です……っ、マティアス様の、ッお゙、聖液、ほし、ほしい……っ」
そうねだりながらも、タジは惜しむようにペニスを締め付けた。聖液が出てしまえばこの時間は終わってしまうのだ。清められたい思いとは裏腹に、できるだけ長く、神父のペニスを挿れていてほしくもあった。
少しずつその大きさに慣れ始めた頃、ふいにマティアス神父のペニスが最奥まで埋まった。ぐちぐちと、切先が固い壁を押し込む。未開拓の狭いところだ。そこを押されると、鈍い痛みと共に、底知れぬ感覚がタジを襲った。
「ん゙ぁ゙……っ?!」
「はぁ、タジ、ここはどうだい?痛いかな」
「ぁ、ちょっとしか、痛くない、けど……そこ、なんか、だめ……変です……っ」
「んん?どう変なのかな?」
「ああっ、あっあっ、そこだめっ、押しちゃだめッ」
タジの静止など聞こえないかのように、神父は規則的にトントンと叩き続けた。徐々に痛みは薄れ、胎の奥から何かが這い上がってくる。怖い。なにかとてつもなく大きなものに飲み込まれそうで、自分がなくなってしまいそうで、身体が勝手に神父から逃げようとする。
「こらこら、逃げては清められないだろう。ん、少し緩んできたな……本当にタジは不浄の穴まで素直でいい子だ」
「あっ、だめ、だめだめ、へんに、なる……っ!マティアスさま、こわい、こわいよぉ……っ」
自分を追い詰めているのは紛れもなく背後の神父なのに、タジは救いを求めて縋ってしまう。膨らんできた何かが、タジの中で弾けそうなほど大きくなる。タジは四肢をばたつかせ、恐怖に泣き叫んだ。
「やだ、やだやだッ!マティアスさま、なんか、なんかくる……っ!あああああだめええええ!」
「はぁ……ッ!タジ、大丈夫。それも絶頂だ。こうしているから、安心して行ってきなさい」
「ふ、ぁ……」
胎の奥がカッと熱を持つ。背中があたたかさに包まれて、マティアス神父に背後から抱きしめられているのがわかった。そのままうなじから背中にキスをされる。
この重く苦しいのが絶頂なのか。これまで穢れのしこりで感じた絶頂とは桁が違う。大きく深い穴に突き落とされそうな恐怖があるのだ。それでも神父は行ってきなさいと言ったから。タジは恐怖に目を見張り、全身を慄かせながらその濁流に身を任せた。
「ゔ……ッ、ぁ゙……!ーーーーーッん゙!」
声も出なかった。息を詰め、タジの全身が突っ張る。頭が真っ白だ。視界にキラキラと星が輝く。これが神父の清めの力なのか。まるで天国を見ているようだ。恐怖感は晴れ、ただただ全身をあたたかな多幸感が包む。
タジが深い深い絶頂に浸っている間、肉壺は神父のペニスをきつく絞り上げていた。あまりのうねりと痙攣に、神父の額に汗が浮かぶ。
「はぁ……っ、これは、すごい……っ」
最奥の壁はすっかり柔らかくなり、マティアス神父のペニスを包み込んで、奥へ奥へと誘うように吸い上げていた。タジが長い絶頂に痺れ、少し力が抜けた瞬間、神父が遂に切先を押し込む。ぐぽ、とぬかるみに足を取られた時のような鈍い音が響いた。
「……ッあ゙?!」
「ああ、全て挿った……」
ゆらゆらと絶頂を漂っていたタジがびくりと身体を震わせた。一拍の間をおいて、部屋に絶叫がこだまする。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!あ゙ーーーーー!!!」
「ああ、素晴らしい……っ、タジ、君は、本当に、ああっ」
「マティ、アス、さまあああああッ!なに、なにが、ッお゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙!」
タジは気が付いていなかったが、神父のペニスはまだ全て挿りきっていなかったのだ。口を閉ざしていた最奥がこじ開けられ、奥の奥、禁忌のところにまで挿ってしまった。外から見てもわかるほどに、胸の下までぽっこりと腹が膨れている。
「サリオでも、ここに挿れるのに、一年かかった、が……っ、ああ、タジには、才がある……!君なら、神に……ああッ!」
この上なく誉なことを言われている気がするのに、タジの耳には届いていない。ぐぽ、ぐぽ、と最奥の弁を括れに引っ掛けられるたび、全身を雷に打たれたような衝撃が走るのだ。
タジはもう自分の身体を制御できなかった。勝手に四肢が硬直と痙攣を繰り返し、ペニスからは潮と小水が絶え間なく漏れている。口からは意味のある言葉を発することができなくなり、神父に揺さぶられるまま呻くことしかできなかった。
「ああッ、タジ、出すよ。君の一番奥に、私の聖液を、注いでやるからな……っ!ああ、タジ、タジ……ッ!ぐぅぅぅ!」
神父の抽送が激しくなり、遠慮なく最奥を抉った。そして遂に神父は咆哮を上げ、タジの不浄の穴に聖液を注ぎ込む。できるだけ奥へと、まるで擦り込むように神父は腰を突き入れた。それはあまりにも大量で、タジの小さな腹には収まりきらない。こぷこぷと逆流した聖液は、太ももを伝ってシーツに染み込んでいく。
その瞬間、タジは心があたたかく満たされるのを感じた。頭の中のモヤが綺麗に晴れた気がした。兄がエリアスに向ける視線への疑問も、ソラに触れていたニコへのもやもやとした感情も、サリオへの羨望も、全てが浄化されていく。残るのは、ただマティアス神父への愛しさだけ——。
聖液を出し尽くしても、神父は止まらなかった。深い絶頂を知り、愛しい神父の聖液の味を覚えてしまったタジの肉壺が、彼のペニスを離そうとしなかったのだ。
そこは聖液を出したばかりの敏感なペニスを柔らかく包み込み、まるで甘やかすように揉みしだく。肉ひだは粒だって、コリコリと扱きながら絡みついた。たまらず神父が腰を突き入れると、まるで聖液を催促するかのように、最奥の粘膜があたたかく吸い付く。それは幼い身体に似つかわしくないほどの、紛れもない、最上の名器だった。
「お゙ぉぉぉぉ……っ!」
神父はタジに覆い被さり、小さな身体を抱きすくめて全力で腰を振った。その姿はまるで獣で、周囲のことなど忘れているかのようだ。
「マティアス様……っ?!」
様子のおかしい神父に、エリアスらが慌てて駆け寄る。肩を叩いて声をかけると、顔を上げた神父は必死に歯を食いしばり、大丈夫だと絞り出した。
「すまない……ッ!タジの、不浄の穴が……ッ、あ゙あ゙っ、聖液を求めている、んだっ!注げるだけ、注いでやれば、ッ、もしかしたら、今日にでも、神の使いに、なるかも、しれん……ッ!ああまた出るッ、飲み込め、タジ……!お゙お゙お゙……ッ」
「ん゙……ッ、あ゙!マティアス様の、あついよぉっ」
二人の激しいまぐわいに、エリアス達が生唾を飲む。タジの小さな菊門から大量の聖液が漏れていた。
「タジばっかり、ずるいよね」
ニコの呟きに皆の目の色が変わる。そうだ、一人だけ、こんなにあふれるほど注いでもらうなんて。それに、こんなに零れては勿体無い。全員がたらりと舌を覗かせた。
「ああッん!」
「ゔ、ぉ゙……!」
結合部をぬるりとしたものが這い、タジとマティアス神父は同時に呻き声をあげた。それはタジの下に潜り込んだニコの舌だった。彼はあふれる聖液を舐め取り、こくりこくりと飲み下していく。
「ぁ、おいし……」
「ぼ、僕も!」
タジの太ももを濡らしている聖液を求めたのはサリオだった。小さな舌でぺろぺろと舐め取る。擽ったくて身体に力を入れると、肉壺が引き締まったのか神父の抽送が速まった。頭が真っ白に塗りつぶされていく。タジは身体を揺すり、受け止めきれない快感に咽び泣いた。
フィリップはタジの乳を、エリアスとラシードは二人で神父の菊門やふぐりの裏を舐めていた。残ったソラが、悶えるタジをうっとりと見つめる。
「タジくん……」
そして、涎を垂らしながら嬌声を漏らし続けるその口を塞いだ。タジは目を見開く。あのソラと、キスをしている。
「あ゙あ゙ッ、きつい!搾り取られる……っ!」
また胎の中に熱いものが広がる。その勢いは衰えず、三度目とは思えないほどたっぷりと注がれた。聖液で膨れた腹の中で、ちゃぷちゃぷと音が聞こえる気さえする。
おこぼれにあずかろうとニコの舌が結合部を這い回り、弱い乳をフィリップに甘噛みされて、また絶頂へと押し上げられた。呻き声はソラに飲み込まれ、タジは痙攣することしかできない。
「タジ……っ、ああ、タジ!全部注いでやる……全部、中に、一番奥に……っ」
タジの腹をさすりながら、神父は腰を振り続けた。本当に全部、聖液どころか潮さえもタジの肉壺に出し尽くして、何も出なくなるまで。否、何も出なくなっても。
清めの時間が終わったのは、もう空が白み始めた頃だった。神父のペニスが勃起しなくなってやっと終わったのだ。
神父曰く、ここまでしても、まだタジは神の使いにはなれなかったらしい。しかし、このまま神父から清めを受け続ければ、ペニスから聖液が出るようになるだろうと言われた。
マティアス神父と同じになれなかったのは残念だが、タジは確実に自分が変わったと感じていた。常に穏やかな気持ちなのだ。タジは後孔からあふれる聖液を指で掬い、口元へと持っていく。それはとても神聖な味がした。
「あ、タジ、僕にもちょうだい……?」
そう言うソラに微笑み、尻を差し出し、両手で広げた。ソラの舌が菊門に潜り込んで聖液を舐め取っていく。
「あ……ぁ……」
ぶるり、と身を震わせながら、腹に力を入れてソラに聖液を分け与えてやる。タジは満ち足りていた。心の中が、マティアス神父を筆頭に、皆への、人類への愛であふれていた。
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