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小学六年生・4
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朝の教室
8時10分まで僕らは話している。
今日は7月16日だ。
夏休みがもうそこまで迫ってきている。毎年出る宿題が嫌いだ。結局最終日まで宿題が残り、やりたくないとだだをこねて親に怒られることが多かったからだ。正直に言っただけなのになんて理不尽なんだと思ったこともあった。
僕は勉強は好きだ。分かるから。でも勉強をあまり自主的にはしない。
それでも学校のテストで100点が採れるんだから必要ないだろうという思考回路が既に出来上がっていた。
必要以上のことをしても報われないだろう。結果に現れなければ同じなのだから。
今年は小学校最後の年。
最後の小学生生活を謳歌したかった。
今年の夏休みはどうしようかな。
『友達と遊びたい』
真っ先に浮かび上がったのはそれだ。
そして次に浮かび上がったのは、
『コロコロコミックを買うの忘れてた』
という全然関係ないこと。
小学生である僕にとって月1の楽しみであったから思い付くのも無理はない。
そこに描かれているどんな漫画も好きだった。それが理由で5年生のとき、好きな漫画の絵を描き始めた。
その繋がりで僕は重要なことに気づいた。
『水戸さんに会えない』
絵を描いても褒めてくれる人がいないじゃないか。
嫌だ。会いたい。
もっと君と話がしたい。
何かないのか。
どうにか出来ないのか。と思ったが、案外僕は潔く、「仕方ないか…じゃあその代わりに夏休みが明けたら夏休み中に描きまくった絵を見てもらおう!そうしよう!」
自分の中でそう納得した。
そうしていると担任の蔵元先生が教室に入ってきた。
朝学は社会の勉強だ。
先生は社会の授業はしない。ノートを作って提出をさせるだけだ。
実を言えばこれが中学にて歴史だけ異常に点が悪いという事態を引き起こす訳になるのだが、このときの僕はまだ知らない。ラッキーとぐらいしか思っていない。
いつも通り僕は偉人の顔をノートに描いてその端にちょこっとだけ教科書の文字を書いて提出した。
8時10分まで僕らは話している。
今日は7月16日だ。
夏休みがもうそこまで迫ってきている。毎年出る宿題が嫌いだ。結局最終日まで宿題が残り、やりたくないとだだをこねて親に怒られることが多かったからだ。正直に言っただけなのになんて理不尽なんだと思ったこともあった。
僕は勉強は好きだ。分かるから。でも勉強をあまり自主的にはしない。
それでも学校のテストで100点が採れるんだから必要ないだろうという思考回路が既に出来上がっていた。
必要以上のことをしても報われないだろう。結果に現れなければ同じなのだから。
今年は小学校最後の年。
最後の小学生生活を謳歌したかった。
今年の夏休みはどうしようかな。
『友達と遊びたい』
真っ先に浮かび上がったのはそれだ。
そして次に浮かび上がったのは、
『コロコロコミックを買うの忘れてた』
という全然関係ないこと。
小学生である僕にとって月1の楽しみであったから思い付くのも無理はない。
そこに描かれているどんな漫画も好きだった。それが理由で5年生のとき、好きな漫画の絵を描き始めた。
その繋がりで僕は重要なことに気づいた。
『水戸さんに会えない』
絵を描いても褒めてくれる人がいないじゃないか。
嫌だ。会いたい。
もっと君と話がしたい。
何かないのか。
どうにか出来ないのか。と思ったが、案外僕は潔く、「仕方ないか…じゃあその代わりに夏休みが明けたら夏休み中に描きまくった絵を見てもらおう!そうしよう!」
自分の中でそう納得した。
そうしていると担任の蔵元先生が教室に入ってきた。
朝学は社会の勉強だ。
先生は社会の授業はしない。ノートを作って提出をさせるだけだ。
実を言えばこれが中学にて歴史だけ異常に点が悪いという事態を引き起こす訳になるのだが、このときの僕はまだ知らない。ラッキーとぐらいしか思っていない。
いつも通り僕は偉人の顔をノートに描いてその端にちょこっとだけ教科書の文字を書いて提出した。
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