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聖百合十字騎士団 その2
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出発初日の夜は、街道沿いの街が宿泊地となった。
騎士団は宿屋や神殿に分宿している。
深夜になって、俺とリーンは兵站が置いてある神殿の倉庫にコッソリと忍び込んだ。
「あんまりくっつくなよ」
「だって、くっついていないと透明魔法の効果から外れちゃうじゃないですか。照れなくてもいいのに」
リーンはそう言いながら俺の腕にしがみついてくる。
普通にしゃべっていても風魔法を応用した音響結界を張ってあるので、誰かに声を聞かれることもない。
「もう少し離れても大丈夫だって。それよりも部隊の塩と小麦粉を探してくれ」
「盗んで売るんですか?」
「なんでだよ? 騎士団の食料に細工をするだけだ」
「毒を盛る?」
「あほか……。カクテルで奴らの食糧に運動能力向上の力を付与するんだ」
騎士たちの食事は基本的に兵站班が作る。
材料に魔法効果を付与しておけば、徐々に騎士団はパワーアップするはずだ。
「どれくらいアップします?」
「そうだな、最終的には1.3倍~1.5倍くらいにはなるはずだ」
本当は10倍以上にもできるのだけど、これはリーンにも内緒だ。
万が一にも神殿に知られたら、怒涛の超過勤務を言い渡されるだろう。
いや、それくらいならまだましだ。
場合によっては危険人物として抹殺される恐れだってある。
能ある鷹は爪を隠すのが、平和に生きるコツなのだ。
もっとも、俺は平和とはかけ離れた仕事をしているけど……。
「1.5倍はけっこうでかいですね。てか、私にもやってくださいよ」
「リーンは鍛錬で限界まで引き上げているから、これ以上は無理だよ」
適当に誤魔化した。
「それにしてもクロードさん、今回はやけに甘いというか、親切ですよね。普段だったらここまでしてやらないでしょう?」
「そりゃあ、ミリアの……ゲフンゲフン! ……ミリ単位でも強くなってもらわなければ困るからな」
「何言ってんスか?」
「ほら、ここの騎士たちはけっこういい奴らだろう? 死なすのも可哀そうだからさ……」
「とはいえ、多少のドーピングくらいでイアーハンの連中を返り討ちにできますか?」
暗殺専門のイアーハンが正攻法で攻撃してくるとも考えにくい。
さらなる対策が必要か……。
「そうだよなあ、やっぱりミリアには――」
「ミリア?」
「ミ、ミリ単位じゃあ足りないか。もう一押ししないといけないな。よし、感知能力を高めるカスタードパイを作るとしよう」
カスタードパイはミリアの大好物だったから、きっと喜んでくれるはずだ。
「カスタードパイって、全員分作るんですか?」
「いや、とりあえず団長の分だけでいいだろう。真っ先に狙われるとしたら団長だからな」
いい機会だからミリアを最強の騎士にしてしまおう。
彼女が強くなれば俺の心配も減るというものだ。
いっそのこと百合十字騎士団も最強騎士団にするのも悪くないな。
こいつらが活躍すれば、ミリアの株も上がる。
普段なら面倒で絶対にいやだけど、久しぶりに再会した妹のために頑張ってしまおうか、そんな気になっていた。
翌日も行軍は続いたが、昼食後になって騎士たちが元気になるという不思議な現象が起きていた。
お昼のパンを食べたあたりから騎士たちは力がみなぎり、いつも以上に笑顔が溢れている。
「クロードさん、さっそく効果が表れ始めましたね」
「ああ……」
俺はと言えば魔力不足と寝不足でフラフラだった。
100人分の食料にカクテルを施し、夜明け前までかかって特別製のカスタードパイまで作っていたのだ。
さすがに張り切りすぎたかもしれない。
次の休憩地までは荷馬車の中で昼寝をさせてもらおう。
「リーン、シルバー、しばらく頼む」
「添い寝は要りますか?」
「頼むから、静かに寝かせてくれ……」
俺は荷物の間にそっと身を横たえた。
3時頃になって、一行は広い草原を歩いていた。
まだまだ戦場は遠いこともあって、この時間になると騎士団は必ずティータイムを取る。
そうなると酒保商人の出番だ。
仮眠を終えた俺は荷馬車から抜け出し、大きく伸びをした。
「ふあああああ……、よく寝た」
「おはようございます、クロードさん。そろそろお茶の時間ですから忙しくなりますよ」
リーンと会話をしていると、全体に停止を告げる命令が伝わってきた。
「俺は団長にカスタードパイを届けてくるから、しばらく店を頼む」
リーンはジト目で俺を睨んだ。
「なんだかやけに嬉しそうですね……」
「そんなことはないぞ。これも任務だからだ。あーだるい……」
「さては……」
ミリアに会いたがっていることがバレたか?
「お目当ては、やっぱりあの副官ですね! どうも私に興味を示さないと思ったら、クロードさんが熟女趣味とは知りませんでした」
「副官はアラサーだから、熟女ってこともないだろう?」
「やっぱり男は胸の大きさが大切なんですね。さすがの私もあれには勝てない……」
「任務中に女を追っかけるなんてしねーよ」
カッコ 妹は除く カッコ閉じ!
「じゃあ行ってくる」
俺は休憩準備に入る騎士団の間をぬって、ミリアのいる中心部分まで足を進めた。
カスタードパイを持っていくと、ミリアは副官のシシリアと椅子に座り談笑している最中だった。
そばでは従者がお茶の準備をしている。
「こんにちは騎士団長。少々よろしいでしょうか?」
「おや、店主のクロウじゃないか。ん? 顔色が悪いが平気か?」
ミリアはこういう細やかな気遣いができるのだな。
酒保商人の体調を気にする騎士団長は中々いない。
「少し寝不足でございます。久しぶりの旅のせいか興奮して寝付けませんでした」
「ふふっ、私もピクニックの前日は寝られないものだったよ。ところでどうしたのだ?」
「実はこんなものを焼きましたので、団長に召し上がっていただこうと持参しました。カスタードパイです」
「ええっ!? 私は子どものころから大好きなんだ」
皿に被せたナフキンを取るとキツネ色のカスタードパイが現れ、ミリアの瞳がキラキラと輝いた。
こういうところは幼いころと全く変わっていない。
「すまないな、クロウ。でもいいのか?」
「これは宣伝のようなものですよ。お口に合えば今後も買っていただけるでしょう?」
「私の舌は厳しいぞ」
ニコニコとしているミリアからは厳しさの欠片も感じ取れない。
それにカクテルの力は伊達じゃないぞ。
味を調節して、最高のスイーツを作り出すことも可能なのだ。
「どれ、さっそく一つ貰おうか」
パイは一口サイズにしておいたので、ミリアは細くしなやかな指でつまみ上げ、口の中にパイを入れる。
食べ方もお上品だ。
「美味しい! 見た目も良かったけど、こんなに美味しいカスタードパイは初めて。バターが香るパイ生地はサクサクで、ラム酒が香るクリームも舌触りが最高だわ。シシリアも食べてみなさい、驚くから」
勧められるままに副官も一つ食べて、その味に驚嘆していた。
「都の一流店でもこれほどの物は出ませんね。店主、酒保商人などやめてパティシエになってはどうだ? 私なら通うぞ」
「それは困る! 行軍中に最高のスイーツを食べられなくなってしまうもの」
二人には最高の誉め言葉をもらったぜ。
ミリアが手招きで俺を近くに呼び寄せた。
そして声を落として頼んでくる。
「明日もお茶の時間にスイーツを頼めるだろうか? もちろん代金は言い値ではらうから」
「承知しました。何かおつくりしましょう。今後ともご贔屓にお願いいたします」
これでミリアのドーピングは完璧だな。
10日もすれば能力値を格段に上げられるだろう。
立ち去る俺の背中にミリアたちの会話が聞こえてきた。
「なんだか体が軽くなったような気がするわ」
「私は力がみなぎってくるような気がします。天気がいいせいですかね?」
よしよし、明日は魔力がアップするチョコレートムースでも作ることにしよう。
部隊が運ぶ水にも細工をしておいたから、このティータイムで全体の筋力も少しは上がるだろう。
自覚はできない程度の微妙な上昇かもしれない。
だけど、こうやって積み上げていけば、やがては眼を見張るものになるはずだ。
「あーだるい……」
魔力が底をつきかけている俺はトントンと肩を叩きながら、リーンとシルバーが待つ酒保の荷馬車へと戻った。
騎士団は宿屋や神殿に分宿している。
深夜になって、俺とリーンは兵站が置いてある神殿の倉庫にコッソリと忍び込んだ。
「あんまりくっつくなよ」
「だって、くっついていないと透明魔法の効果から外れちゃうじゃないですか。照れなくてもいいのに」
リーンはそう言いながら俺の腕にしがみついてくる。
普通にしゃべっていても風魔法を応用した音響結界を張ってあるので、誰かに声を聞かれることもない。
「もう少し離れても大丈夫だって。それよりも部隊の塩と小麦粉を探してくれ」
「盗んで売るんですか?」
「なんでだよ? 騎士団の食料に細工をするだけだ」
「毒を盛る?」
「あほか……。カクテルで奴らの食糧に運動能力向上の力を付与するんだ」
騎士たちの食事は基本的に兵站班が作る。
材料に魔法効果を付与しておけば、徐々に騎士団はパワーアップするはずだ。
「どれくらいアップします?」
「そうだな、最終的には1.3倍~1.5倍くらいにはなるはずだ」
本当は10倍以上にもできるのだけど、これはリーンにも内緒だ。
万が一にも神殿に知られたら、怒涛の超過勤務を言い渡されるだろう。
いや、それくらいならまだましだ。
場合によっては危険人物として抹殺される恐れだってある。
能ある鷹は爪を隠すのが、平和に生きるコツなのだ。
もっとも、俺は平和とはかけ離れた仕事をしているけど……。
「1.5倍はけっこうでかいですね。てか、私にもやってくださいよ」
「リーンは鍛錬で限界まで引き上げているから、これ以上は無理だよ」
適当に誤魔化した。
「それにしてもクロードさん、今回はやけに甘いというか、親切ですよね。普段だったらここまでしてやらないでしょう?」
「そりゃあ、ミリアの……ゲフンゲフン! ……ミリ単位でも強くなってもらわなければ困るからな」
「何言ってんスか?」
「ほら、ここの騎士たちはけっこういい奴らだろう? 死なすのも可哀そうだからさ……」
「とはいえ、多少のドーピングくらいでイアーハンの連中を返り討ちにできますか?」
暗殺専門のイアーハンが正攻法で攻撃してくるとも考えにくい。
さらなる対策が必要か……。
「そうだよなあ、やっぱりミリアには――」
「ミリア?」
「ミ、ミリ単位じゃあ足りないか。もう一押ししないといけないな。よし、感知能力を高めるカスタードパイを作るとしよう」
カスタードパイはミリアの大好物だったから、きっと喜んでくれるはずだ。
「カスタードパイって、全員分作るんですか?」
「いや、とりあえず団長の分だけでいいだろう。真っ先に狙われるとしたら団長だからな」
いい機会だからミリアを最強の騎士にしてしまおう。
彼女が強くなれば俺の心配も減るというものだ。
いっそのこと百合十字騎士団も最強騎士団にするのも悪くないな。
こいつらが活躍すれば、ミリアの株も上がる。
普段なら面倒で絶対にいやだけど、久しぶりに再会した妹のために頑張ってしまおうか、そんな気になっていた。
翌日も行軍は続いたが、昼食後になって騎士たちが元気になるという不思議な現象が起きていた。
お昼のパンを食べたあたりから騎士たちは力がみなぎり、いつも以上に笑顔が溢れている。
「クロードさん、さっそく効果が表れ始めましたね」
「ああ……」
俺はと言えば魔力不足と寝不足でフラフラだった。
100人分の食料にカクテルを施し、夜明け前までかかって特別製のカスタードパイまで作っていたのだ。
さすがに張り切りすぎたかもしれない。
次の休憩地までは荷馬車の中で昼寝をさせてもらおう。
「リーン、シルバー、しばらく頼む」
「添い寝は要りますか?」
「頼むから、静かに寝かせてくれ……」
俺は荷物の間にそっと身を横たえた。
3時頃になって、一行は広い草原を歩いていた。
まだまだ戦場は遠いこともあって、この時間になると騎士団は必ずティータイムを取る。
そうなると酒保商人の出番だ。
仮眠を終えた俺は荷馬車から抜け出し、大きく伸びをした。
「ふあああああ……、よく寝た」
「おはようございます、クロードさん。そろそろお茶の時間ですから忙しくなりますよ」
リーンと会話をしていると、全体に停止を告げる命令が伝わってきた。
「俺は団長にカスタードパイを届けてくるから、しばらく店を頼む」
リーンはジト目で俺を睨んだ。
「なんだかやけに嬉しそうですね……」
「そんなことはないぞ。これも任務だからだ。あーだるい……」
「さては……」
ミリアに会いたがっていることがバレたか?
「お目当ては、やっぱりあの副官ですね! どうも私に興味を示さないと思ったら、クロードさんが熟女趣味とは知りませんでした」
「副官はアラサーだから、熟女ってこともないだろう?」
「やっぱり男は胸の大きさが大切なんですね。さすがの私もあれには勝てない……」
「任務中に女を追っかけるなんてしねーよ」
カッコ 妹は除く カッコ閉じ!
「じゃあ行ってくる」
俺は休憩準備に入る騎士団の間をぬって、ミリアのいる中心部分まで足を進めた。
カスタードパイを持っていくと、ミリアは副官のシシリアと椅子に座り談笑している最中だった。
そばでは従者がお茶の準備をしている。
「こんにちは騎士団長。少々よろしいでしょうか?」
「おや、店主のクロウじゃないか。ん? 顔色が悪いが平気か?」
ミリアはこういう細やかな気遣いができるのだな。
酒保商人の体調を気にする騎士団長は中々いない。
「少し寝不足でございます。久しぶりの旅のせいか興奮して寝付けませんでした」
「ふふっ、私もピクニックの前日は寝られないものだったよ。ところでどうしたのだ?」
「実はこんなものを焼きましたので、団長に召し上がっていただこうと持参しました。カスタードパイです」
「ええっ!? 私は子どものころから大好きなんだ」
皿に被せたナフキンを取るとキツネ色のカスタードパイが現れ、ミリアの瞳がキラキラと輝いた。
こういうところは幼いころと全く変わっていない。
「すまないな、クロウ。でもいいのか?」
「これは宣伝のようなものですよ。お口に合えば今後も買っていただけるでしょう?」
「私の舌は厳しいぞ」
ニコニコとしているミリアからは厳しさの欠片も感じ取れない。
それにカクテルの力は伊達じゃないぞ。
味を調節して、最高のスイーツを作り出すことも可能なのだ。
「どれ、さっそく一つ貰おうか」
パイは一口サイズにしておいたので、ミリアは細くしなやかな指でつまみ上げ、口の中にパイを入れる。
食べ方もお上品だ。
「美味しい! 見た目も良かったけど、こんなに美味しいカスタードパイは初めて。バターが香るパイ生地はサクサクで、ラム酒が香るクリームも舌触りが最高だわ。シシリアも食べてみなさい、驚くから」
勧められるままに副官も一つ食べて、その味に驚嘆していた。
「都の一流店でもこれほどの物は出ませんね。店主、酒保商人などやめてパティシエになってはどうだ? 私なら通うぞ」
「それは困る! 行軍中に最高のスイーツを食べられなくなってしまうもの」
二人には最高の誉め言葉をもらったぜ。
ミリアが手招きで俺を近くに呼び寄せた。
そして声を落として頼んでくる。
「明日もお茶の時間にスイーツを頼めるだろうか? もちろん代金は言い値ではらうから」
「承知しました。何かおつくりしましょう。今後ともご贔屓にお願いいたします」
これでミリアのドーピングは完璧だな。
10日もすれば能力値を格段に上げられるだろう。
立ち去る俺の背中にミリアたちの会話が聞こえてきた。
「なんだか体が軽くなったような気がするわ」
「私は力がみなぎってくるような気がします。天気がいいせいですかね?」
よしよし、明日は魔力がアップするチョコレートムースでも作ることにしよう。
部隊が運ぶ水にも細工をしておいたから、このティータイムで全体の筋力も少しは上がるだろう。
自覚はできない程度の微妙な上昇かもしれない。
だけど、こうやって積み上げていけば、やがては眼を見張るものになるはずだ。
「あーだるい……」
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