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1章
☆翠くんとお祭り【後編】
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――僕だけの思い出だと思っていた……
『りんご飴』翠くんが覚えていてくれた事に驚きつつも胸の奥が熱くなるのを感じた。
「楓も覚えてたんだな」
そう言って笑う翠くん……翠くんとの思い出の全てを僕が忘れるはずはないんだよと言いたいけど……キモいと思われたら、立ち直れなそうだから言わない……。
「翠くんとお祭りに行った写真に、僕たちと一緒に必ず、りんご飴が写ってるから絶対に忘れないよ」
そう笑いかけると、翠くんは小さな声で、そうだよな……と呟いた。
気が付くと来た時には空色だった空が徐々にオレンジ色から瑠璃色へと移り変わり、提灯の灯がゆらゆらと揺らめき始めていた。
「楓りんご飴を買ったら、そろそろ花火が上がる時間だから子供の頃に遊んだ、あの場所に行かないか?」
翠くんが言ってる場所は、もちろん覚えていている……すこし高台になっている人があまり来ない場所、そこに小さな竹で出来ているベンチがある場所……
花火が綺麗に見える場所……子供の頃の僕たちは秘密基地と呼んでいた。
「――秘密基地?」
翠くんは頷くと繋いだ手を引かれた……
「子供の頃は感じなかったけど、ここの階段なにげに急だけど楓は登れそうか?」
階段を登る前に離された手が少し淋しかったけど……目の前に立ちふさがる急な階段に気合いを入れて、大丈夫だよと翠くんに答えた。
僕と翠くん2人分の『りんご飴』と僕の巾着を持ってくれる翠くんに僕は、きつい事をバレないように笑顔を浮べながら大丈夫と伝えたのに、楓は顔に出やすいんだなと言いながら空いている方の手で僕の手を取ってくれた。
さっきまで、きついと感じていた階段が翠くんのおかげで頑張れる気がした。
✽✽✽✽
最後の段を登りきると、目に飛び込んできた風景はあの頃のままだった。
「――僕……久々に、ここに来たよ」
そう言うと、翠くんは俺は何かある度に来てたんだと眼下に広がるお祭りの灯りをみてた。
――座って話そうか……
そう話す翠くんの横顔は、いままで見たことがない顔をしていた。
これから……あの話になるんだろうと思うだけで心臓が壊れそうだったけれど、いつもの笑顔を向けて頷いた。
翠くんの隣に座っているだけなのに……
――ドキドキドキドキ……
浴衣の胸元までもが心臓の動きに合わせて上下に動いているようだった。
「楓が浴衣を着てきてくれるとは思わなかった凄く似合ってる……その浴衣は楓が選んだの?」
僕が、色が綺麗で一目惚れして選んだ事を告げると、翠くんは僕に目線を合わせた。
「楓のそれは無意識なの……それとも狙ってるの……」
僕がなんの事と聞くと翠くんは浴衣を指差した。
「――翠色……」
えっ……僕は綺麗なエメラルド色だと思ったから選んだ浴衣だったけど、翠くんの名前が付いた呼び方があるとかと思うと無意識とはいえ、翠くんの名前が入ってる色に惹かれた思うと恥ずかしくなった。
「その顔は、知らなかった……か……それでも楓が俺色の浴衣を着ているのを見た時に柄にもなく浮かれた……なぁ楓、同じ事を何度も聞くけど、本当に……俺でいいの?」
翠くんに何度きかれても僕の気持ちは変わらない……
「翠くんじゃなきゃ嫌だ……」
翠くんが眉間にシワをよせながら僕の手を握ると、その手が少し震えているようだった。
「――俺は、楓が思ってる様な格好いい男じゃない……楓の彼氏が、βなんだと言われるかもしれない……」
翠くんは僕のたった1人のヒーローなのに……
「僕が分かってる!翠くんが誰よりも格好よくて優しい事……僕はちゃんと知ってるから……僕は翠くんしか欲しくない……」
翠くんは、ありがとうと言うと僕を抱き締めた。
これって……どう受け止めたらいいのかなと思っていると翠くんが、鼻をすすってる音が聞こえてきた……
今、翠くんに抱き締められてるから翠くんの顔を見る事はできないけど、翠くんの体が強ばっている……翠くんの中で僕が思っている以上の葛藤が有るのかな……それで翠くんが泣いてるなら僕が支えてあげる……
僕は、翠くんの背中に手を回し、ギュッと抱き締めながら声をかけた。
「大丈夫だよ……誰かが翠くんの事を悪く言ったら、それ以上に僕が翠くんを誉めるし、たくさん……たくさん……大好きって伝えるからね……だから翠くん泣かないで……」
翠くんは頷くのが分かった……
翠くんが落ち着くまで僕は翠くんの背中に回した手をほどかなかった。
祭り囃子を聞きながら翠くんの背中をトントンとたたいていると、翠くんが落ち着いてきたからか僕の腕から抜け出た。
楓……格好悪い所を見せてゴメンと言う翠くん……僕はどんな翠くんでも知りたい、どんな翠くんでも大好きだよと言うと。
少し赤くなった目元がふにゃりと緩んだ……
翠くんが僕の両手を取り指先にキスを落とすと真面目な顔におもわず、僕の喉が鳴った……
「――俺は楓が思うほど格好よくない……そのくせプライドは高いから……本当に好きな人に気持ちを伝える勇気すら無かった……フラれたら……そんな事を考えると怖くて行動に起こすことができなかった、けどそんな事を考えながらも……考えたくなくて……俺の初恋の人と似ている所がある人なら誰とでも付き合ってきた……俺は本当に最低だろ……」
――翠くん……そんな目で、そんな風に言われたら……翠くんが昔から僕の事を好きだったって勘違いしてしまう……
「あの日、初めて公園で楓と会った時には、この気持ちの正体が何か分からなかった……今なら、ちゃんと分かる、あの頃から俺の中では楓は特別だった、そして今あの頃より楓を想う気持ちが大きくなっているのに、自分を偽って気付かない振りをするのは……もう無理そうだ……」
翠くんの言葉の1つ1つが胸に刺さって苦しくなる……翠くんが僕を想ってくれてると言葉にされると鼻の奥が痛くなってくる。
「――こんな情けない俺だけど……楓の最初で最後の彼氏にしてくれますか?」
待ち望んでいた翠くんからの言葉なのに……僕の意志とは関係なく溢れる涙を止める事ができずにいた……
――お願いします……
やっとの事で出すことが出来た言葉だった……本当なら僕がどれだけ翠くんの事が好きなのかとか伝えたいのに上手く声に出して伝える事ができなかった。
「――楓……」
名前を呼ばれて翠くんが僕の頬に手を添えた時、驚きのあまり涙が止まった。
「――ッ……僕は……翠くんだけを好きでいたから……もう翠くんが他の人に目を向けれないぐらい僕の事を好きにさせるから……僕を最後の恋人に……してね……」
優しく笑った翠くんが、もう楓しか見ないよと言った……
「――楓……目を閉じて……」
これから、起こりうる事への期待と初めての恋人となった翠くんとの今から起きることの期待を隠すことができずに、ドキドキしながらも目を閉じた。
翠くんから……あの時と同じようなの甘い香りが漂い始め、今まで以上の強い香りが僕の鼻を刺激すると、自分が自分で無くなるほどに気持ちが高ぶり欲望を抑えることが出来る気がしなかった。
祭り囃子の音も遠くで激しさを増し花火の演出に色を付けているんだろうか……きっと夜空には大輪の華が咲いているのかもしれない……
けれど今の僕の閉じた目にはどんなに綺麗でも花火を映す事は無かった、翠くんの甘い香りと火薬の香りだけが僕の鼻を激しく刺激する……
初めは軽く触れあうだけだった……
翠くんからの香りが強くなるにつれ……僕の理性が飛びそうになる……
気付いた時には僕は翠くんの後頭部を左手で支えながら、翠くんから主導権を奪っていた……
初めてだから何が正解かは分からない……
けれど翠くんから漏れ出る声が耳に入るたびに、そして膨らみが増した翠くんの服越しの下半身を感じると、間違ってはいないと感覚的に理解した。
お互いの熱を交換するかの様に何度も……何度も唇を重ね、舌を絡めあうと卑猥な水音が徐々に大きくなり耳を刺激する……
遠くの方で、楓……ちょっと……待って……そう吐息が混じった翠くんの甘い声が聞こえると頭で考えることすら僕は出来なくり本能的に翠くんを押し倒し、さらに深く舌を絡めた。
「翠くん……ハァ……僕のこと好きって言って……お願い……」
唇を離し、翠くんにねだると涙目の翠くんが楓が好きだと僕の首に手を回すと、ふたたび深く唇が重なった……
いつ息継ぎをすれば良いのかもわからず、乱れた呼吸で何度も何度も翠くんの口の中に舌を侵入させていると逃れる様に唇を離した翠くんが、途切れ途切れになりながら僕の名前を呼ぶと声にならない音で楓が好きだと言った……
その時に前も感じた事がある下半身の苦しくなるあの感じが、今まで以上に強く感じ、ブルリと体が震えたと同時に下着が濡れるのを感じると……全身から力が抜けた……
――楓?
ふわふわとした感覚の中……遠くで翠くんの声が、俺の事を好きになってくれて嬉しい……俺の言葉と声だけでイッてくれて嬉しいと呟いたように聞こえた……
今まで味わったことがない気だるさを感じながら僕は意識を完全に手放そうとした時、俺には隣に楓がいてくれるだけで幸せだよと聞こえると、僕は浮遊感を感じた後に感じたことのある温もりを感じると、僕は翠くんの背中に背負われたのが分かった。
そして僕は幸せな気分のままに完全に意識を飛ばした……。
『りんご飴』翠くんが覚えていてくれた事に驚きつつも胸の奥が熱くなるのを感じた。
「楓も覚えてたんだな」
そう言って笑う翠くん……翠くんとの思い出の全てを僕が忘れるはずはないんだよと言いたいけど……キモいと思われたら、立ち直れなそうだから言わない……。
「翠くんとお祭りに行った写真に、僕たちと一緒に必ず、りんご飴が写ってるから絶対に忘れないよ」
そう笑いかけると、翠くんは小さな声で、そうだよな……と呟いた。
気が付くと来た時には空色だった空が徐々にオレンジ色から瑠璃色へと移り変わり、提灯の灯がゆらゆらと揺らめき始めていた。
「楓りんご飴を買ったら、そろそろ花火が上がる時間だから子供の頃に遊んだ、あの場所に行かないか?」
翠くんが言ってる場所は、もちろん覚えていている……すこし高台になっている人があまり来ない場所、そこに小さな竹で出来ているベンチがある場所……
花火が綺麗に見える場所……子供の頃の僕たちは秘密基地と呼んでいた。
「――秘密基地?」
翠くんは頷くと繋いだ手を引かれた……
「子供の頃は感じなかったけど、ここの階段なにげに急だけど楓は登れそうか?」
階段を登る前に離された手が少し淋しかったけど……目の前に立ちふさがる急な階段に気合いを入れて、大丈夫だよと翠くんに答えた。
僕と翠くん2人分の『りんご飴』と僕の巾着を持ってくれる翠くんに僕は、きつい事をバレないように笑顔を浮べながら大丈夫と伝えたのに、楓は顔に出やすいんだなと言いながら空いている方の手で僕の手を取ってくれた。
さっきまで、きついと感じていた階段が翠くんのおかげで頑張れる気がした。
✽✽✽✽
最後の段を登りきると、目に飛び込んできた風景はあの頃のままだった。
「――僕……久々に、ここに来たよ」
そう言うと、翠くんは俺は何かある度に来てたんだと眼下に広がるお祭りの灯りをみてた。
――座って話そうか……
そう話す翠くんの横顔は、いままで見たことがない顔をしていた。
これから……あの話になるんだろうと思うだけで心臓が壊れそうだったけれど、いつもの笑顔を向けて頷いた。
翠くんの隣に座っているだけなのに……
――ドキドキドキドキ……
浴衣の胸元までもが心臓の動きに合わせて上下に動いているようだった。
「楓が浴衣を着てきてくれるとは思わなかった凄く似合ってる……その浴衣は楓が選んだの?」
僕が、色が綺麗で一目惚れして選んだ事を告げると、翠くんは僕に目線を合わせた。
「楓のそれは無意識なの……それとも狙ってるの……」
僕がなんの事と聞くと翠くんは浴衣を指差した。
「――翠色……」
えっ……僕は綺麗なエメラルド色だと思ったから選んだ浴衣だったけど、翠くんの名前が付いた呼び方があるとかと思うと無意識とはいえ、翠くんの名前が入ってる色に惹かれた思うと恥ずかしくなった。
「その顔は、知らなかった……か……それでも楓が俺色の浴衣を着ているのを見た時に柄にもなく浮かれた……なぁ楓、同じ事を何度も聞くけど、本当に……俺でいいの?」
翠くんに何度きかれても僕の気持ちは変わらない……
「翠くんじゃなきゃ嫌だ……」
翠くんが眉間にシワをよせながら僕の手を握ると、その手が少し震えているようだった。
「――俺は、楓が思ってる様な格好いい男じゃない……楓の彼氏が、βなんだと言われるかもしれない……」
翠くんは僕のたった1人のヒーローなのに……
「僕が分かってる!翠くんが誰よりも格好よくて優しい事……僕はちゃんと知ってるから……僕は翠くんしか欲しくない……」
翠くんは、ありがとうと言うと僕を抱き締めた。
これって……どう受け止めたらいいのかなと思っていると翠くんが、鼻をすすってる音が聞こえてきた……
今、翠くんに抱き締められてるから翠くんの顔を見る事はできないけど、翠くんの体が強ばっている……翠くんの中で僕が思っている以上の葛藤が有るのかな……それで翠くんが泣いてるなら僕が支えてあげる……
僕は、翠くんの背中に手を回し、ギュッと抱き締めながら声をかけた。
「大丈夫だよ……誰かが翠くんの事を悪く言ったら、それ以上に僕が翠くんを誉めるし、たくさん……たくさん……大好きって伝えるからね……だから翠くん泣かないで……」
翠くんは頷くのが分かった……
翠くんが落ち着くまで僕は翠くんの背中に回した手をほどかなかった。
祭り囃子を聞きながら翠くんの背中をトントンとたたいていると、翠くんが落ち着いてきたからか僕の腕から抜け出た。
楓……格好悪い所を見せてゴメンと言う翠くん……僕はどんな翠くんでも知りたい、どんな翠くんでも大好きだよと言うと。
少し赤くなった目元がふにゃりと緩んだ……
翠くんが僕の両手を取り指先にキスを落とすと真面目な顔におもわず、僕の喉が鳴った……
「――俺は楓が思うほど格好よくない……そのくせプライドは高いから……本当に好きな人に気持ちを伝える勇気すら無かった……フラれたら……そんな事を考えると怖くて行動に起こすことができなかった、けどそんな事を考えながらも……考えたくなくて……俺の初恋の人と似ている所がある人なら誰とでも付き合ってきた……俺は本当に最低だろ……」
――翠くん……そんな目で、そんな風に言われたら……翠くんが昔から僕の事を好きだったって勘違いしてしまう……
「あの日、初めて公園で楓と会った時には、この気持ちの正体が何か分からなかった……今なら、ちゃんと分かる、あの頃から俺の中では楓は特別だった、そして今あの頃より楓を想う気持ちが大きくなっているのに、自分を偽って気付かない振りをするのは……もう無理そうだ……」
翠くんの言葉の1つ1つが胸に刺さって苦しくなる……翠くんが僕を想ってくれてると言葉にされると鼻の奥が痛くなってくる。
「――こんな情けない俺だけど……楓の最初で最後の彼氏にしてくれますか?」
待ち望んでいた翠くんからの言葉なのに……僕の意志とは関係なく溢れる涙を止める事ができずにいた……
――お願いします……
やっとの事で出すことが出来た言葉だった……本当なら僕がどれだけ翠くんの事が好きなのかとか伝えたいのに上手く声に出して伝える事ができなかった。
「――楓……」
名前を呼ばれて翠くんが僕の頬に手を添えた時、驚きのあまり涙が止まった。
「――ッ……僕は……翠くんだけを好きでいたから……もう翠くんが他の人に目を向けれないぐらい僕の事を好きにさせるから……僕を最後の恋人に……してね……」
優しく笑った翠くんが、もう楓しか見ないよと言った……
「――楓……目を閉じて……」
これから、起こりうる事への期待と初めての恋人となった翠くんとの今から起きることの期待を隠すことができずに、ドキドキしながらも目を閉じた。
翠くんから……あの時と同じようなの甘い香りが漂い始め、今まで以上の強い香りが僕の鼻を刺激すると、自分が自分で無くなるほどに気持ちが高ぶり欲望を抑えることが出来る気がしなかった。
祭り囃子の音も遠くで激しさを増し花火の演出に色を付けているんだろうか……きっと夜空には大輪の華が咲いているのかもしれない……
けれど今の僕の閉じた目にはどんなに綺麗でも花火を映す事は無かった、翠くんの甘い香りと火薬の香りだけが僕の鼻を激しく刺激する……
初めは軽く触れあうだけだった……
翠くんからの香りが強くなるにつれ……僕の理性が飛びそうになる……
気付いた時には僕は翠くんの後頭部を左手で支えながら、翠くんから主導権を奪っていた……
初めてだから何が正解かは分からない……
けれど翠くんから漏れ出る声が耳に入るたびに、そして膨らみが増した翠くんの服越しの下半身を感じると、間違ってはいないと感覚的に理解した。
お互いの熱を交換するかの様に何度も……何度も唇を重ね、舌を絡めあうと卑猥な水音が徐々に大きくなり耳を刺激する……
遠くの方で、楓……ちょっと……待って……そう吐息が混じった翠くんの甘い声が聞こえると頭で考えることすら僕は出来なくり本能的に翠くんを押し倒し、さらに深く舌を絡めた。
「翠くん……ハァ……僕のこと好きって言って……お願い……」
唇を離し、翠くんにねだると涙目の翠くんが楓が好きだと僕の首に手を回すと、ふたたび深く唇が重なった……
いつ息継ぎをすれば良いのかもわからず、乱れた呼吸で何度も何度も翠くんの口の中に舌を侵入させていると逃れる様に唇を離した翠くんが、途切れ途切れになりながら僕の名前を呼ぶと声にならない音で楓が好きだと言った……
その時に前も感じた事がある下半身の苦しくなるあの感じが、今まで以上に強く感じ、ブルリと体が震えたと同時に下着が濡れるのを感じると……全身から力が抜けた……
――楓?
ふわふわとした感覚の中……遠くで翠くんの声が、俺の事を好きになってくれて嬉しい……俺の言葉と声だけでイッてくれて嬉しいと呟いたように聞こえた……
今まで味わったことがない気だるさを感じながら僕は意識を完全に手放そうとした時、俺には隣に楓がいてくれるだけで幸せだよと聞こえると、僕は浮遊感を感じた後に感じたことのある温もりを感じると、僕は翠くんの背中に背負われたのが分かった。
そして僕は幸せな気分のままに完全に意識を飛ばした……。
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