BL 男達の性事情

蔵屋

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第二章

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師走に入り、何かと世間は慌ただしい。
英二の日本料理店も、年末にかけては、忙しくなってくる。このシーズンは、ちょうど忘年会のシーズンであり、クリスマスイブもあるからだ。
そんな中、翔太が両親を連れて、英二の店にやって来た。
「いらっしゃい」
「こんばんは」
「先日はどうも」
翔太は顔を赤くした。
英二から以外な言葉で挨拶をされたからである。
翔太は父親の春太郎(45歳)と母親の淑子(40歳)と三人だ。
「師走になって、忙しくて」
父親の春太郎が言った。春太郎は漁師である。来年は、息子の翔太が一緒に漁船に乗り、手伝ってくれることになっている。
英二の店も春太郎の魚屋から新鮮な魚をいつも仕入れている。
「何にしましょうか?」
「桃福特製の豚のしゃぶしゃぶセットをお願いします」
「へい。毎度ありがとうございます」
英二の妻の香織が暖かいお茶と突き出しを持ってきた。
「いらっしゃいませ。」
そう言って香織は店内のテーブル席におしぼり3つとお茶と突き出しを置いた。
「お飲み物はいかがいたしましょうか?」
「とりあえず、生ビール3つ」
「かしこまりました」
香織はそう言って調理場へ向かった。
しばらくしてから生ビールを3つ持ってきた。
「お待たせしました」
春太郎たちが座ってるテーブルの上に置いた。
「じゃあ乾杯しようか」
3人はのビールの入ったジョッキを持って乾杯した。
「乾杯!」
「乾杯!」
「乾杯!」
3人は談笑しながら、美味しそうに冷えた生ビールを飲み始めた。
しばらくしてから香織がテーブル席に置くカセット式のカセットコンロを持って来た。
そして、注文された豚しゃぶセットの鍋をカセットコンロの上に置いた。
「刺身の盛り合わせもらおうかな」
「はい。ありがとうございます」
次から次と香は忙しそうに、店内の客たちに英二が調理した料理を、それぞれの席に運んでいた。
店内は、客たちの笑い声や、話し声が聞こえ始めた。アルコールが入ると大きな声を出す輩がいる。また、逆におとなしくなって泣き始める客もいる。
いつもそうだが、人生いろいろ、悩みもいろいろ、笑もいろいろ、これが人間の人生と言うものだと思う。
しばらくしてから香織が春太郎が注文した豚しゃぶセットをテーブルの上に置いた。
美味しそうな豚肉であった。
鍋の出汁を入れた鍋から湯気が立ち上がってる。
桃太郎は長い箸を持って、豚のしゃぶしゃぶ肉や野菜などを鍋の中に入れ始めた。
鍋の中のお出汁は、新しい食材を入れるために、泡が立つのが少し弱まるが、しばらくすると〝プクプクプク〝と泡をたてる。
翔太は突き出しの揚げ出し豆腐を美味しそうに食べている。母親の淑子は生ビールをおいしそうに飲んでいる。
英二がこの時期豚しゃぶをメニューの中でも特別提供料理として、店の客に積極的に売り込んでいた。
高級な豚肉を結構安い値段で調達することができたのだ。
年末の時期はかなりの人数が見込めるので、稼ぎ時である。
桃福特製の豚しゃぶ料理をご紹介しよう。
個別鍋でいただく、厳選豚肉の出汁しゃぶに、旬の食材を使ったお料理の数々をご一緒にコースでご用意している。

先付さきずけは京水菜と京揚げの炊いたん。
ご飯はお赤飯。
御椀
胡麻豆腐
瓢斗のぶり大根 香味ぽん酢
しの

香織が豚しゃぶセットのコース料理を運んできた。
大皿に盛られた豚しゃぶや野菜類がきれいに盛り付けられていた。
香りは大皿をテーブルの上に置いた。
翔太、春太郎、淑子は楽しそうに生ビールを飲みながら談笑していた。
店内の客たちも、日ごろの嘘を話しながら、笑い声を上げながら談笑している。
英二も妻の香織も客たちの笑顔見ながら、心が癒されるのであった。

to be  continued
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