3 / 10
第三章
しおりを挟む
ー前回のあらすじー
香織が豚しゃぶセットのコース料理を運んできた。
大皿に盛られた豚しゃぶや野菜類がきれいに盛り付けられていた。
香りは大皿をテーブルの上に置いた。
翔太、春太郎、淑子は楽しそうに生ビールを飲みながら談笑していた。
店内の客たちも、日ごろの嘘を話しながら、笑い声を上げながら談笑している。
英二も妻の香織も客たちの笑顔を見ながら、心が癒されるのであった。
ー前回のあらすじENDー
春太郎は上機嫌であった。息子がやっと高校を卒業し、来年の4月から一緒に漁に出てくれる。父親としてこんなに嬉しい事は無い。
翔太は生まれつき、体の弱い子であった。
最初は心配したが、近所の空手道場に行くようになってからは、元気になった。
やはり空手とかスポーツをすると、男の子は元気になるもんだ。今では空手をやらしてよかったと思っている。
大学では、家庭の事情で進学させることはできなかった。しかし大学に行って勉強を適当にしてから、卒業しても意味がない。
もう今は昔のような学歴社会ではない。
実力主義だ。
俺には、船があるし、あの船があれば、沖合いに行って、様々な魚を釣り上げることができる。
そういった意味では、男として漁師と言う職業は、やりがいのある職業だ。
翔太には早く一人前になってほしい。
親なら誰も思うことであるが、いつまでたっても子供は可愛い。
何とか18歳になるまで育ったのなら、漁船で漁に出て、1人前になって、家庭が持てるようになれば、結婚すればいい。
幸い翔太には幼なじみがいて、できればその女の子と結婚してほしいと思っている。
これは、妻の淑子も俺と同じ考えだ。
春太郎は翔太の笑顔を見ながら心が癒されるのであった。
「俺はなんて幸せなんだろう」
春太郎は、翔太と淑子にそう言うのであった。
しかし、翔太は最近では英二との関係を忘れることができなくなっていた。
春太郎も淑子も翔太の性の事については、何も考えたことがないので、英二との関係は全く知らない。
また、英二の妻の香織も、亭主英二と翔太の関係を知らない。
調理場では英二と香織が春太郎たちの楽しそうな笑顔を見ながら心が癒されるのであった。
「マスター、生ビールのお代わり」
「はいよ」
香織が春太郎のテーブルに生ビールを3つ持って言った。
「女将さん、ありがとう」
春太郎が息子の翔太に話し始めた。
「翔太、冬場の魚釣りのことを知ってるか?」
「いや。知らない。父さん教えてよ」
「よし。教えてやる。冬場はなぁ、アイナメ、ヒイカ、ヤリイカ、ワカサギ、トラウト等は冬でも比較的釣れやすく、耐寒性の強い魚と言われてるんだ。地域によっては、アジングで狙うデカアジや船からのカワハギなんかも釣れるぞ。今度の土曜日どうだ。お前学校休みだろ」
「ああ、休みだよ」
「一緒に行くか」
「父さん一緒に行こう。僕に釣りの仕方教えてよ」
「よっしゃ。一から教えてやる!」
春太郎は上機嫌で笑い始めた。
〝ワハハワハハワハハ〝
春太郎の笑い声が店内に響き渡った。
to be continued
香織が豚しゃぶセットのコース料理を運んできた。
大皿に盛られた豚しゃぶや野菜類がきれいに盛り付けられていた。
香りは大皿をテーブルの上に置いた。
翔太、春太郎、淑子は楽しそうに生ビールを飲みながら談笑していた。
店内の客たちも、日ごろの嘘を話しながら、笑い声を上げながら談笑している。
英二も妻の香織も客たちの笑顔を見ながら、心が癒されるのであった。
ー前回のあらすじENDー
春太郎は上機嫌であった。息子がやっと高校を卒業し、来年の4月から一緒に漁に出てくれる。父親としてこんなに嬉しい事は無い。
翔太は生まれつき、体の弱い子であった。
最初は心配したが、近所の空手道場に行くようになってからは、元気になった。
やはり空手とかスポーツをすると、男の子は元気になるもんだ。今では空手をやらしてよかったと思っている。
大学では、家庭の事情で進学させることはできなかった。しかし大学に行って勉強を適当にしてから、卒業しても意味がない。
もう今は昔のような学歴社会ではない。
実力主義だ。
俺には、船があるし、あの船があれば、沖合いに行って、様々な魚を釣り上げることができる。
そういった意味では、男として漁師と言う職業は、やりがいのある職業だ。
翔太には早く一人前になってほしい。
親なら誰も思うことであるが、いつまでたっても子供は可愛い。
何とか18歳になるまで育ったのなら、漁船で漁に出て、1人前になって、家庭が持てるようになれば、結婚すればいい。
幸い翔太には幼なじみがいて、できればその女の子と結婚してほしいと思っている。
これは、妻の淑子も俺と同じ考えだ。
春太郎は翔太の笑顔を見ながら心が癒されるのであった。
「俺はなんて幸せなんだろう」
春太郎は、翔太と淑子にそう言うのであった。
しかし、翔太は最近では英二との関係を忘れることができなくなっていた。
春太郎も淑子も翔太の性の事については、何も考えたことがないので、英二との関係は全く知らない。
また、英二の妻の香織も、亭主英二と翔太の関係を知らない。
調理場では英二と香織が春太郎たちの楽しそうな笑顔を見ながら心が癒されるのであった。
「マスター、生ビールのお代わり」
「はいよ」
香織が春太郎のテーブルに生ビールを3つ持って言った。
「女将さん、ありがとう」
春太郎が息子の翔太に話し始めた。
「翔太、冬場の魚釣りのことを知ってるか?」
「いや。知らない。父さん教えてよ」
「よし。教えてやる。冬場はなぁ、アイナメ、ヒイカ、ヤリイカ、ワカサギ、トラウト等は冬でも比較的釣れやすく、耐寒性の強い魚と言われてるんだ。地域によっては、アジングで狙うデカアジや船からのカワハギなんかも釣れるぞ。今度の土曜日どうだ。お前学校休みだろ」
「ああ、休みだよ」
「一緒に行くか」
「父さん一緒に行こう。僕に釣りの仕方教えてよ」
「よっしゃ。一から教えてやる!」
春太郎は上機嫌で笑い始めた。
〝ワハハワハハワハハ〝
春太郎の笑い声が店内に響き渡った。
to be continued
13
あなたにおすすめの小説
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
【完結】 同棲
蔵屋
BL
どのくらい時間が経ったんだろう
明るい日差しの眩しさで目覚めた。大輝は
翔の部屋でかなり眠っていたようだ。
翔は大輝に言った。
「ねぇ、考えて欲しいことがあるんだ。」
「なんだい?」
「一緒に生活しない!」
二人は一緒に生活することが出来る
のか?
『同棲』、そんな二人の物語を
お楽しみ下さい。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる