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第九十二巻
しおりを挟む【女性達の性事情】
三軒茶屋は、東京都世田谷区世田谷地域の町名である。現行行政地名は三軒茶屋一丁目および三軒茶屋二丁目と言われる。
この地名の由来であるが江戸中期以降、社寺参詣ブームで賑わった大山道と登戸道の分岐(追分)付近に信楽(後に石橋楼)、角屋、田中屋の三軒の茶屋が並んでいたことに由来するらしい。
さて、今の三軒茶屋は下町の風情と都会的な雰囲気が絶妙的に融合した魅力的なエリアになっている。私は東京都内に一族が住んでいる為、よく三軒茶屋に出向いたものだ。
キャロットタワーの展望台から、街を一望したり、レトロな喫茶店でくつろいだり、話題のカフェでインスタ映えする写真を撮ったりすることが出来る魅力的なエリアだ。
ご存じない方もおられると思うので、読者の皆さんにキャロットタワーのご説明をいたしましょう。
キャロットタワー展望台は、正式名称を「スカイキャロット展望ロビー」という。
三軒茶屋のランドマークとして知られる26階建ての高層ビルだ。
キャロットタワーの最上階に位置している。
この展望ロビーの最大の魅力は、無料で楽しめる絶景だ。
展望ロビーからは、三軒茶屋の街並みはもちろん、天気が良ければ東京タワーやスカイツリー、新宿や渋谷の高層ビル群、さらには丹沢山地や富士山まで見渡すことができる。一大パノラマなのだ。
私はいつも「絶景かな!絶景かな!」と言ってその景色を楽しんだものだ。
特に夕暮れ時から夜にかけての景色は格別だ。
輝く街の灯りが織りなす夜景は、日本夜景遺産にも認定されており、多くの人々を魅了する。
展望ロビーは東西の景色を一望することが出来て、都心方面と神奈川方面の両方の景観を楽しむことが出来る。同フロアには「オークラレストランスカイキャロット」があり、贅沢な夜景と共に本格コース料理を味わうことが出来るのだ。
悠人と史花は三茶にいた。家を探すためだ。
悠人と史花は、不動産屋の店先を覗きながら歩いた。しかし、どの不動産屋の物件もびっくりするほど高い。
「高いんだね。家賃」
「高いね」
「あなたどう。家賃払えるかな」
「これはきついなぁ」
悠人の毎月の給与と史花の給与と合わせてもどうも無理そうだ。
何軒も不動産屋を探し物件を回ったが、いずれも家賃が高い。2人はもう諦めて散歩気分になっていた。
「あなた、どこかでお茶しよう」
「そうだなぁ。あそこに喫茶店があるよ」
「あそこにしましょう」
2人はレトロな喫茶店に入った。
店内に入ると、2人は奥の席に座った。
ウェイトレスが水とおしぼりを持ってきた。
「ご注文は。何にしましょう?」
「コーヒー」
「私も同じもの」
「お砂糖ミルクはいかがいたします?」
「僕はミルクと砂糖」
「私はブラックで」
「わかりました」
しばらくすると、ウェイトレスがコーヒーを持って来た。
2人のテーブルの前に、コーヒーを置き、砂糖とミルクを置いた。
「家賃高いね」
「高すぎるね。あなたこれからどうするの」
「俺、俺ちょっと行きたいとこあるから」
「私も一緒に行こうか?」
「いいよ。僕1人で」
「わかった。じゃあ私、三茶をもう少し散歩するね」
「いいよ」
2人はコーヒーを飲み終え店を出た。
悠人は、どこに行ったかわからない。
史花は、三茶をしばらく散策した。
史花が散策していると、見知らぬ男性に声をかけられた。史花の好みのタイプだ。
「すいません。ちょっとよろしいですか?」
「ええ、いいですよ。」
「実は私、こういうものでして、いちど体験されませんか?」
男から差し出された名刺には、アロママッサージ専門店 アラジン 檜山文也
と、印刷されていた。
「料金はお幾らですか?」
「本来なら10,000円ですが、特別に3000円で体験出来ますよ。」
「じゃあお願いしようかしら」
「ご案内します。さあ、どうぞこちらへ」
史花は、文也について行った。
しばらく歩くと、2人は3階建てのテナントの1階に入った。看板は、アロママッサージ専門店アラジンと表記されていた。
史花は文也に案内されるままマッサージルームに入った。
マッサージルームの中は、ツインベッド1組が設置されていた。
「どうぞ、これに着替えて下さい。ブラジャーもパンティーも脱いでください」
「え、全裸になるんですか?」
「そうです。アロマオイルを全身に塗りますので」
「分かりました」
史花は手渡されたピンク色のシルク製のガウンに着替えた。
史花はベッドの上で伏臥位になった。
文也は、白衣に着替えた。
文也は、手にアロマオイルの液を落とし、史花の脹脛にアロマオイルのついた手を当てた。
脹脛を手で揉みながら、適度な刺激を与えていった。文也は脹脛に性感帯があること知っている。文也は女性の体の性感帯をすべて熟知している。しかも、文也の店のアロマオイルは、性欲を刺激するイランイランのアロマオイルだ。史花は、文也の施術に酔いしれ、気持ち良くなっていた。
文也は、史花にガウンを脱いで、仰向けになるように言った。
史花は全裸で、仰向けになった。
史花の少し大きめの乳房と勃起した乳首を文也は両手でオイルをつけて、揉み始めた。
両方の乳房を掴んで、持ち上げた。
史花は、あまりにも気持ちがいいので、思わず喘ぎ声を出した。
「あぁ、あぁ、あぁ」
今まで経験したことのない、気持ちいい感覚であった。
史花は夫では味わうことが出来ない感覚であった。
史花は、乳房と乳首の性感帯を優しく、揉まれるうちに、女性器の膣が濡れているのが分かった。
『あぁ、挿れて欲しい。』
「あの、気持ちいいので、下の方もお願いします。」
思わず、史花から誘った。
「‥‥‥‥‥」
文也は無言であった。
アロマオイルの液を両手につけ、史花の女性器を両手で広げた。何やら別のオイルを女性器に塗り込んだようだ。
史花には何を塗り込まれたか、分からない。
史花はもう文也のなすがままであった。
史花はいつしか、文也の勃起した男根を咥え、舌で美味しそうに舐め始めた。
史花は女性器が熱くなり、膣の中から愛液が溢れ出した。
文也が女性器に塗り込んだのは、いわゆる媚薬液と呼ばれるものだ。楽天市場で購入した商品だ。文也は、楽天市場で、アダルトグッズや媚薬液や媚薬香水を購入しているのだ。
史花と文也は、初めて肉体関係を持った。
史花は、夫の悠人では、味わえない快感であった。初めて経験した快感であった。
史花は、文也に舌で舐められたり、指で揉まれたり、歯で噛まれたり、手で揉まれたり、ベロキスで唾液を出しながら、舌を絡ませた快感を忘れることは出来ない。
「また会ってくれる。」
「もちろん。あなたのような綺麗な方は歓迎ですよ。定期的にお会いしませんか?」
「ええ、貴方となら定期的に会いたいわ。だって、あなたのような信頼のおける男性なら、私大歓迎よ。私の夫、魅力ないし、一方的なセックスばっかりで。ドSで、うんざりよ。出来るなら、あなたのような方と一緒になりたいけど。」
「ダメですよ。旦那さんは大事にしなければ。
夫婦円満、家庭円満が第一ですよ。私はセックスで満たされない女性のためにこのアロママッサージ店を開業しました。奥さんのような性欲に満たされない女性がたくさんいることに気づいたからです。男性の性欲処理のために一方的に押し込まれ、激しく、腰を上下に動かされ、痛いセックスを強いられているのが現状です。可哀想なのは奥さんのようなか弱い女性達なのですよ。
私が目指すものは、女性を悦ばすセックス、女性をいたわる思いやりあるセックス、優しく、優しく、ソフトに、ソフトに、ゆっくり、ゆっくり、まるで女性の体を包み込むように、ゆっくり、ゆっくり触るのです。女性に気持ちいいセックスをして体験してほしいから。」
史花は、毎週、文也の店に通ようになった。
文也の店の3階には特別室のマッサージルームがあるのだ。
史花は、そのことをまだ知らない。
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