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第二巻ノ2

　良子と信吉は浴室の湯船の中に浸かっていた。二人はお互いの体を見つめていた。
良子は信吉の厚い胸板を見つめている。信吉は良子の豊かな胸の膨らみを見ている。
良子と信吉は唇を重ねた。信吉は良子の口の中に舌を入れた。良子は信吉の舌に吸い付いた。良子は信吉の体に刻られているブルーの龍の入れ墨に興奮した。良子は信吉の入れ墨にキスをした。良子は信吉の背後から首筋、両肩、背中へと舌を出して丁寧に舐め始めた。良子の舌使いに信吉は気持ちよくなり、良子を浴槽の外に出してワンワンスタイルにした。
信吉は良子の背後から愛撫を始めた。良子は信吉の慣れた舌使いに快感を覚えた。
信吉と良子は浴室のタイルの上で魚になり、ワンワンスタイルのまま、合体したのであった。
信吉はそのセックスのとき、良子の魅惑的な声に心地よい快感を覚えたのである。
信吉は心の中で呟つぶやいた。
「良子は俺の女だ。一緒良子を愛し続ける。良子の体はなんとも言えない妖艶の体だ。肌には張りがあり、また、艶もある。何より良子とはセックスの相性が良い。ああ、良子、お前が大好きだ。お前は俺だけのものだからな。」
信吉の良子に対する気持ちは本気であった。
男は愛する女の為にはいつも命掛けである。
信吉の良子に対する愛撫は2時間かけてする丁寧な愛撫である。それは信吉の良子に対する愛情の深さのあらわれでもあった。
信吉の持論はセックスは五感で楽しめ！である。
この五感とは、一般的には人間が外界を感知するための主要な感覚機能である視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の5種類のことである。
　これらの感覚は脳に情報を伝達し人間のの行動や判断に影響を与えるのだ。
　また、五感はそれぞれ異なる役割を持ち、外界の情報を脳に伝達するのだ。
具体的には視覚は目を通じて光を感知し、形や色、動きなどを認識する。情報の約80%は視覚から得られるのだ。
聴覚は耳を通じて音を感知し、言葉や音楽、周囲の状況などを認識する機能がある。
味覚は舌を通じて食べ物の味（甘味、酸味、塩味、苦味、うま味）を感知するものだ。
嗅覚は鼻を通じて匂いを感知し、危険を察知したり、記憶や感情と結びついたりする。
触覚は皮膚を通じて圧力、温度、痛みなどを感知する。
信吉は哲学者アリストテレスを尊敬している。
　その理由はこの五感という分類が古代ギリシャの哲学者アリストテレスによる分類に端を発しており、現在でも広く一般に知られているからだ。
　五感は、動物が外界の情報をキャッチし、生命を維持するために重要なセンサーである。五感を刺激することは、脳の活性化やリフレッシュにつながるのだ。その五感の機能は男女間のセックスの時に発揮することが出来るのだ。信吉の「セックスは五感で楽しめ！」とはまさに至言であるのだ。
　
　現代社会では視覚や聴覚に依存しがちであるが他の感覚も意識的に使うことが大切であると言える。このことからも「セックスの時に五感で楽しむことだ。」