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第三巻ノ2

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 良子と信吉の関係は3年経った今も続いていた。
 信吉は学校内でも人目に気づかれないように昼間から良子の体を楽しんでいた。
良子も信吉とのセックスを毎日日中に楽しまないと快感を得られない異常な体になっていた。それは信吉にとっては願ってもない楽しみであった。好きな女をまるで魔術師のようにマインドコントロールして操る。また、良子は信吉の愛撫に酔いしれていた。
四六時中、良子の頭の中は信吉とのセックスのことだけで、いっぱいになっていた。
信吉にとっては、良子を法的に自分のものにする大チャンスがやって来たのだ。
良子の亭主が肺癌になり、関西でも有名な緩和ケア病棟のある病院に入院したのだ。
良子と亭主は離婚届に印鑑を既に押していた。後は役場に提出するだけである。
良子の子供たちはアメリカのハイスクールに通学している。何故なら良子の兄•妹尾正樹はアメリカのサンフランシスコ総領事でありサンフランシスコの日本大使館で勤務していた。良子の兄夫婦には子供がいない為、兼ねてから良子の子供を養子に迎えたいと話しがあり、良子の子供たちは兄夫婦の養子になり、アメリカのサンフランシスコで、幸せに暮らしていた。
良子と信吉にとっては願ってもないチャンスなのだ。
しかも、亭主には高額な生命保険に加入していた。また、外資系生保保険会社のがん保険、医療保険、所得保証保険など亭主を被保険者として保険契約を締結していた。
すでに亭主に掛けていたがん保険や医療保険、所得保証保険は支払いが開始されていた。
そして、亭主が死んだ場合、2億円の生命保険金が支払われることになる。
良子は離婚届は亭主が死んで49日の法要が終わってから一年間待ってから役場に離婚届を提出することに決めていた。
それまでは、信吉との関係は今まで通り学校の校内で昼間と夜間の2回、楽しむことに決めたのである。このことは、好色な信吉も了承していた。
信吉にとっては良子に邪魔な亭主も子供もいなくなった。これからは良子と好きな時に好きな場所で男女の関係を持つことが出来る。正に男にとっては好きな女性とセックスを楽しむ。このような男の醍醐味はない。
ましてや、良子には高額な保険金が振り込まれる。
亭主に生命保険を契約していることは、良子と信吉以外は誰も知らないのだ。
亭主が、死んだら一年間、二人はおとなしくしておく。犯罪は犯していないが高額なお金には、強力な悪魔どもが近づいてくる。
もし、犯罪を犯すような野獣に知られたなら、命の危険さえあるのだ。
これがお金にまつわる恐ろしい話なのである。過去に、何度も生命保険殺人が起きている。
例えば、自分の会社の従業員に生命保険をかけ殺す。そして何食わぬ顔をして生命保険金を受け取り、優雅な暮らしをする。
このような事件は、過去に何十件とあった。
人間は、お金にまつわる犯罪に必ず巻き込まれると言うことだ。だから、神さまと一緒に暮らすと言う気持ちになり、肉体も身魂も神さまからの預かりものであるから、夜寝る前に一旦神さまにお返しする。朝目覚めたら神さまに感謝をして、与えられた仕事を全身全霊、また、一心不乱に誠を込めて仕事をすることだ。そうすれば神さまと神人合一し、神さまの代行者になることが出来るのだ。
 このことが、日月神示国常立尊の教えに記述されている。
 以上のように考えると読者の皆さんも私も毎日を幸せに暮らすことは出来るのだ。
 この日月神示国常立尊の教えは私が執筆中の小説『神典日月神示 真実の物語』に記述しているので、是非読んで下さい。
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